自己啓発

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本屋に行くと心理学や自己啓発本
コーナーに必ず行く。

私は自己啓発本好きだ。

自己啓発本の中の言葉たちにしがみついて、
ひたすら自分の存在価値を探していて、
見つかる感じがすると嬉しくてを
繰り返してきた。
結局は同じようなことが
書かれている本を、
いくつも買って繰り返し読んだ。

私の求める明快な答えはなかった。

私が本当に求めていたものは、
今ならわかる気がする。
失敗しないで幸せになる方法。
自己肯定感が低いから失敗することが怖い。
「失敗＝ダメ人間」
という図式が頭の中から離れないんです。
失敗しがちで、
自分をダメだと思っている私は、
これ以上恥の上塗りはしたくない。

できることなら、
布団をかぶって、
人にも会わず本やテレビやゲーム、
マンガといった一方通行のコンテンツを
消費して何もせずじっとしていたいのかもしれない。
傷つかないように、
傷つかないように気をつけながら、
一生冬眠して暮らしたいのかもしれない。

だってそれなら、失敗しないから。
自分のダメなところを見なくて済む。
恥ずかしいところを人に見られることもないし、
笑われたりバカにされたりすることもなく、
ただ平穏に生きていられる。

でももう一人の自分が、
このままでいいの？という囁く。

社会は厳しい。
私なんか一瞬で吹き飛ばされ、
また派手に転ぶ。

そんな私には、
自己啓発本の言葉は、ピタっとハマる。
がんばらなくていいよ。
好きなことだけすればいいよ。
心のままに生きればいいよ。
あなたは愛されているよ。
こんな言葉達に救われてきたのは
事実だけど、大きくは何も変わらない。

インスタを毎日やってきて、
色々自分を振り返ってきて、
私も結構頑張ってて、
ちゃんと生きてきたんだということに
気がつく事が出来た。
もちろんダメなところは沢山だし、
自己肯定感もちょっと上がっただけだけど、
私に必要なことは、
ダメな私を治すことじゃなくて、
幸せを感じられる自分になること。
って気がついた。

インスタを始めて考えるようになったのは、
自分のこと、
周りのこと、
何が好きで、
何に怒ってて、
何が不満なのか。
何が不安なのか？

失敗することもある。
うまくいくこともある。
人生はトライアンドエラー。
失敗を恐れて、
自分の中に閉じこもっていては、
いつまでも成功は訪れない。
自己啓発本の言葉は、
魔法の言葉なんかじゃない。
ありふれた励ましの言葉だった。
もう満足するだけ読んできた。

自己啓発本の言葉を
自分に落とし込むことが出来たような気がする。
迷った時は気持ちを書けば良い。
自分に、そして、誰かに向かって
その気持ちを書いてみればいい。
それが駄文であっても、
自分の気持ちが見えてくる。
私は書くことで考える方法を見つけた。

自己啓発本を読んで自分を
奮い立たせる事よりも、
私に必要なのは人生を楽しむ行動をする事。
綺麗なもの見て綺麗と思うこと。
美味しいものを食べて美味しいと感じること。

そんな日常の出来事を楽しむこと。
それにもっと集中すれは
人生はもっともっと楽しくなる。

今まで自己啓発本を読んで、
内省して自分を見つめてきた時間をやめて、
楽しいって思うことに使おうと思う。

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