日記
浅野いにおのデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションの前編を見てきた。原作は未読だけど、とても良かった。ストーリーや映像美もさることながら人間描写が良い。
浅野いにおの漫画や映画化したものを最近読んだり視たりしているのだけど、この人の描く人物描写が好きだ。そして、私は目をそらしてきたけど自分はサブカル側なのだと自覚させられる。
人間なんてきれいな面しかないわけではなく欠点も短所も汚いところも全部含めて人間なのだから、きれいなところだけ切り取った美しい物語に物足りなさを感じる。浅野いにおさんの漫画は酸いも甘いもちゃんと人生を描いているから好きだ。
最近、人に合わせるので精一杯で自分と向き合う時間があまりなかった。だから、私は何が好きだったのか、私らしさってなんだったのか、全部忘れていた。
でも今日1日一人で自由にプラプラしてみて、自分はこういうのが好きだったなというのが思い出せた。
子供の頃から本が好きで、ファンタジー小説も好きだったけどエッセイが好きだった。子供らしくなかったかもしれない。エッセイや随筆が好きな人は人に興味があると聞いたことがある。確かにそうかも、と最近になって思う。
昔は人見知りだったから人が嫌いだと思いこんでいたけど、ここ何年かの間に人と関わるのが好きになった。そして、自分は人との関わり方が苦手だっただけで、人に興味がある人間なんだとわかった。
正確に言うと、リアルな人の意見や考え、人生に興味がある。
最近、(自分がドジしやすいからなのだけど)駄目なところを指摘されることがあり、自分は普通じゃないし良いところなんて一つもない駄目なやつだと感じて自己肯定感が下がっていた。
でも、おんたんの自由な振る舞いをみていたら、どうでも良くなってきた。
もっと自由に、私のままでいていいんじゃないかと思えてきた。これが私なんだ。だめなところも長所もどっちもあって自分だ。
誰かの基準にピッタリハマるように、無理して自分を作り変えるなんて、そのうちきっと破綻する。
人に迷惑かけないように努力はするけど、背伸びをし続けるような無理はしない。
もう少し人生頑張ってみようかな
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