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【子育て】〜最近の記憶〜切り開いていく力💪(三男の話①)

プロフィールにあるように、男の子3人を育てているのですが、3人さん様で、同じ遺伝子を持っている筈なのに、同じ質問しても、返しがそれぞれ違ったり、物事を捉える視点が違ったり、解決策も違ったりして、思考回路ひとつにしても、メンズ達はとても面白い。(メンズに限ったことではないけど)

今のところ、それぞれの解答は、常識の範囲内で間違ったことは言わないから、答えを聞くたび、ちょっと安心もしてます。もちろん、年齢ごとに起きる様な未体験ゾーンが、まだまだ沢山あると思うので、引き続き心の中の目で見つめていなければ…と思ってるのだけども。。

手前味噌ではありますが

「ふむふむ。いい感じに、いい男たちに育ってきたんじゃない?」

と、メンズ達の成長を見て、「この先を楽しませてくれそうだな。」と。心の中で、ニヤっとしてます。

自分で言うのもなんですが。。。私、めっちゃお母さんに不向きな人でして、挙句、躾も厳しいんです。めっちゃ細かいところも怒ってきたし、今の時代は男の子も家の中のことできて当たり前なんだと、家事もさせてきた。(私がいなくなって生きていけない人たちにはなって欲しくないし)今は少なくなったけど、時には制御不能な感情のままに、怒ってしまう事もありました。。(ダメなお母さんなのです。。)

もちろん、小さい頃〜思春期までは、ハグ・キスと無駄にしまくり、大好き光線出しまくりで、ラブラブandチュッチュで育ててきて、愛情はお伝えしました(笑)

基本的には、将来「いい男」に育つように、日々、子育てを送っています。といっても、もう人格も、性格も形成されている長男、二男は、子育ても終わりを迎えてますが。。

長男は、この春から初めての一人暮らしを開始。
昨年入学後リモートでのオンライン授業しかなかったので、大学合格がギリギリ決定した長男は結局コロナ禍もあり、引っ越しもせず。。昨年は自宅でオンライン授業を受けてました。

そもそも、長男の進学のタイミングで、単身赴任してる旦那君のもとに、家族で引っ越してきたのですが。。そんなこんなで、結局は家族5人揃って、コロナ禍によるファミリータイムを過ごしたこの一年でした。

3年間の単身赴任生活をしていた旦那君でしたが、コロナ禍で在宅勤務になり、毎日ずーっと子供達と一緒にいられたので、この1年で3年間分の家族時間を埋められたんじゃないかな〜。。

ヨカッタネ〜。(つД`)ノ

と、コロナ禍の家族時間の話は、また次回に置いておいて。(え、前置き長っっw)

今回は、三男の話。

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写真は、稚内:ノシャップ岬

お兄ちゃん2人と、少し歳が離れていて、生まれた時から野球グラウンドで日々を過ごし、そしてお兄ちゃん達の輪の中が、遊び場でした。そんなお兄ちゃん達しかいない中で育ってきたからか。。。三男ならではなのか、すごーく要領がいいです。

周りをよく見ていて、冷静にシビアに分析して、それを口にして伝える力があります。(小さい頃から、お外で何度口を押さえた事か。。)ちなみに親にも厳しくて、痛いところついてくるので、最近は良く喧嘩になります。その反面?とても甘え上手で、ツンデレキャラを使い分けるので、結局家族含めてみんな、彼には甘くなりがち。。。1番下ならではですが、小学校高学年になってきても、扱いは、いつまでも赤ちゃん枠。

いつから、しっかりしてるかなぁ。。?と、考えてみると。。幼稚園の集団生活に入った頃には、三男坊特有のおませ全開、出来ないことが嫌で発表会などでは川崎になるまで家で繰り返し練習していた。。。小学校に上がる頃にはかなりしっかりし始めて、今ではホントに小学生とは思えぬほど、転機も効かせらるし、落ち着いてジャッジもてまきます。私が仕事してて(言い訳)準備やプリント提出とか、お手紙の返事記載などとかすぐ忘れるので、忘れ物したくない三男坊はそんなのも管理してくれてたなぁ。。(親がキチンとしてないと子供はしっかり育ちます笑)

ちょうど、半年くらい前の話。

東京に来て、3ヶ月くらいして、コロナも落ち着き習い事も復活してました。習い事に行くのに電車を乗り換えていくのですが、それにもやっとなれた頃。

こっちは、事故やら何やらで、電車が突然止まることもシバシバ。。ただ習い事の日に当たらなかったし、止まってたとしても、その時間帯には、影響はなく。。

そんなある日の、帰り道。。夜も7時を過ぎた頃「電車が止まってしまった。どうしよう?」と、LINEが来た。。状況を聞くのにやり取りしてると、「ママ、もう電池が2パーセント!ピンチ!!」と、LINEが来て、その後既読がつかなくなった。。

ちーん。。。

スマホの電源が、落ちてしまってるので、現在地の情報も見れない。。最寄線の乗り換え駅まで6駅くらいあるところに居る。と言う情報だけ残したところで、アプリはうんともすんとも、動かなくなった。。。

ちーん、ちーん、ちーーーーん。。。(iPhoneの画面を眺めたまま、まさに頭の中には、この音だけが響いていた。。)

東京に来て初めての事だったけど、いつかはこんな日が来ると思ってたし、その時のシミュレーションをして無かったのを後悔しつつ、私はちょっと、いやかなり慌てた。。。三男くん、絶対泣いてるに違いない。と思ったし、あそこから自力じゃ帰宅できない絶対。電車が動くの待ち切れなくて、どっか行っちゃうんじゃないか?とか、色んなことを考えて焦りまくりで。。とりあえず最寄線との乗り換えのJRの駅まで迎えに。いつもなら電車も30分止まったくらいで動き出すし、やっと動いた電車で帰ってきた三男が改札で私を見つけほっとした顔するだろう。。なんて事を想像して待っていたのだけど、その日に限って、電車は再開する気配が、全くない。

でも、乗り換え案内アプリに出てくる、実況的なSNSとかでは、一部分動いてるとか、動き出した!とか、呟きしてる人もいたけど、自分の電車は動いてない、電車の中でしんどい。。みたいな呟きもあって、SNSも情報が錯綜していた。それもそのはず、乗り換えの駅から3駅先の駅の間だけが完全に止まっていて、そこまでは、折り返し運転を再開していたのだ。。かびーん。

3駅間は、止まってそこまでの折り返し運転なら、我が子は、連絡取れなくなった駅でステイしたままなのか?それとも3駅手前まで戻ってきてるのか?寝てしまって折り返しになり、見知らぬ土地のホームでポツネンと泣いてないか?と、頭の中は色んなことを想像しては、心配して、私が半泣きになっていた。。。。こんな広い東京で心細いだろうなぁと。。全く動く気配がない電車の掲示板、人が流れてこない改札で待つ私もすでに1時間半くらい。さすがに疲れてきたし、再開の目処が立たないJRにちょっと、イラッとしてした所に、自宅にいた旦那くんからの電話が。。。

「三男、帰ってきたよ!」

と。。。

(えーーーーなんで?!!???どーやって?!)と、はてな??だらけだったけど、でも、安心して、ちょっと涙が出て、そしてホッとしたら突然、足がすくんでしまい地に足がついてない感覚を感じながら、最寄線の電車に急いで乗りこみ、早足で帰宅しました。

玄関を開けると、お風呂からでたばかりで、ニコニコしつつ少し誇らしげな三男が。「おかえり!」と、めっちゃ笑顔で迎えてくれた。

そして、時折り鼻を膨らませながら得意げに武勇伝を話し出した。

「電源切れた後ね、どーするかなーと思ったけど仕方ないから乗ったまま待ってたんよ。で、しばらくしたら、電車が動き出して〇〇駅まで行ったの。そこで終わりで折り返すから降りてくださいってアナウンスがあって、駅の看板見たら、あれ?この駅ばあばの家(うちの隣駅)のホームで見たことあるかも?と思って。とりあえず改札を出たら、出た所に交番があったから、そこで、定期を見せて、「ここに帰りたいのですが、途中で電車が止まってしまって、今ここにいます。他の方法で帰れますか?」って、聞いたんよ。」とのこと。

お巡りさんに帰り道を聞いたんだそう。。。(す。。。すごいやん。。)私心の声

「そしたらね、「こっちの電車で帰れるよ。」と言って、違う電車の改札口まで一緒に行ってくれたんよ。それでお巡りさんが駅員さんに、事情を話してくれて、改札を通してもらったんよ。駅の人に「〇〇駅(ばあばの家の最寄駅)で降りれば、そこからは分かる?」と、聞かれたけん、「大丈夫です!わかります!ありがとうございます!」って、言って帰ってきたとよ。あ、ママ、ちゃんと、ありがとう。言ったけん!」

おぉ。。。

その行動力にめっちゃ驚いてしまって、言葉が出なかった私。「えらかったやん!良くちゃんと聞けたやん!お利口ちゃん!」そんな言葉しか出てこなかった。。。でも、とにかく褒めました。

無事に帰ってきて、本当にホッとしたし、とにかく安心した。そして、同じくらい三男の行動力と言うか考えて動けた事にめちゃくちゃ驚きつつも感動したし、たくましく思えて嬉しかった。こんな機転をきかせられる術を、いつ身につけたんだろう。。

もしかしたら、東京で生きていくには、これが普通なのかもしれないけど、圧倒的な数の人達は小学生でこれを体験するのは少ないと思う。確かに小学校1年生から越境して電車通学してきた友人もたくさんいたし、その武勇伝は時折り同窓会でも聞いてきた。東京でなくても、自宅近くの公立ではなく私立に通う子は、電車で1人で移動してるしね。。私の妹達も電車で通ってたなぁ。。

確かに自分で何とか出来る様になって欲しくて、福岡でも周りは車で送り迎えしていたけど、私はお兄ちゃん達も、塾や習い事は、1人で通える様にバスで行かせてたりもしたんだわ。。そーでした。三男くんもバスと地下鉄乗り継いで3年生から習い事に通ってました。。。

親の知らぬところで、しっかりと成長していた三男くん。彼は多分このままココ東京で育っていく予定なので、こういう対応は身につけていかなきゃだし、ある程度機転を、効かせられる様にならなきゃだから、少しずつ教えていかなきゃ。。。とは、思っていたけど。。既にアクシデントに直面して解決するための対応能力があることが分かり、嬉しくもあるけど、もう赤ちゃん枠は卒業だなぁ。。と、ちょっぴり寂しくもあり。。

三男くん、昔からマイペースでして、かなりの我が道街道まっしぐらな所があるのだけども、それプラスで、既に自分で道を切り開く力もありそう。

しかし。。親が心配するよりも、子供は着々と対応能力もついてるんですね。。

お兄ちゃん2人が、同じ頃にそれが出来たかなぁ。。と考えつつも、福岡と東京とは交通事情も違うため比較にはならないけど。

いつもは甘えん坊だけど、やっぱりしっかりした一面を持つ、そんな、末っ子でひとりっ子状態の、三男君の切り開いていく力、まだまだ未知数!

今後のアップデートにも期待です♪

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