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私観察記録🐝③冬眠あけて再活動

私の話にお付き合いしてくれて本当に、ありがとうございました!

これで最後になります。


不思議なことの連続

仕事を辞めたことは 自分を見つめなおすきっかけになってくれました。

まずは仕事をしていない自分を許す

良い母親になれない自分を許す

良い妻になれない自分を許す

時間はかかりましたが 心療内科から出された抗不安薬も効いて 毎日見ていた悪夢も少しづつ見なくなり すこしづつ眠れるようになってきました。

「思考の癖があるから 変えたほうがいいよ。旅行にいってきたら?」

信頼できる方からそう助言してもらいましたが 当時は次男が受験生

そんなのは無理だと思いました。

そのころから 不思議なことが起りだして 私はその2か月後に初めて伊勢神宮へ 夫とあのグランドキャニオンに行ってから2度目の夫婦旅行でした。

神宮 内宮という 天照大神をお祀りする総本山ともいわれる場所で 

私は言葉で言い表せないくらいの安心感の中で「神様 本当にいるんだ」と確信する体験をします。

それ以来 私は地元の神様「上川神社」にお参りに行くようになります。

今ここに居れることだけでも感謝です、と 毎日ご挨拶にいきます。

完治

伊勢神宮へ行く直前に 私は心療内科の先生から「完治」と告げられ 通院を終えていました。

通院期間は2か月。周りの人はあまりの速さにとても心配しましたが それ以上に私も不安でした。なにをもって「完治」となったのか・・・今思うと それは全て父のおかげでした。

仕事を辞めて 気持ちに余裕が出来たのがきっかけだったと思いますが、私は自分の症状を父のケースと比較しながら自己分析をし、カウンセリングの時に先生に話します。

「あなたは ちゃんと自分が見えている わたしにはあなたが精神に何かの問題を抱えているようには見えない。まずは環境をかえていってください。そしてちゃんと休んでください」

不安は常に頭の中にありました。

本は相変わらず読めませんでしたが 時代が良かった。。。YouTube配信でポジティブな動画を聞くようにしていくと だんだんと起き上がれる時間も増えていきました。この時の症状の一つで、人に会うのがとにかく怖かったので 私は買い物すら近くのスーパーにも行けず、体力もほとんど落ちていましたから 先ず 伊勢神宮へ行くための 体力作りからはじめました。

空港に行く途中で 怖くなって行けなくなるかもしれないというリスクもありました。

パニック障害の方と違うかもしれませんが、とにかく人に会うのが怖いのです。なので公共の乗り物に乗れるのかも難しかったのです。

アシュタンガヨガがここで私を助けてくれます。

畳一畳あればできるヨガ しかもアシュタンガヨガは前の記事でもお話ししたように腕立てが何度も入るような筋トレ効果もあるヨガです。

最初はもちろん腕立てなどできませんでした。マットを見るのもつらい時期でしたから、、まずはマットを引いて立つことから、、そして少しづつ身体が思い出してくれます。

太陽(できれば朝陽)の光を浴びること

筋肉をつけること

何かを継続すること

これらは精神を安定させる効果があるとのことで サイトにもよく紹介されていることです。

朝に行うことを推奨し、ポーズの順番も決まっているので繰り返しの練習ができる、そして筋トレ効果 アシュタンガヨガはこれらを全部含めていました。

「息子たちのために何かできること」

私の不安症になった時、息子たちは ひどく動揺しました。

長男は心配して 私が眠れるよう料理を作ってくれたり

「眠れないの?大丈夫?」と不安そうに部屋に顔を出しに来ました。

次男は受験を控えていました。

私のネガティブな思考に引っ張られないように 次男も苦しんでいました。

本当に可哀そうな事をしました。

旅行から帰ってきた私は 息子たちに何かできることは無いかと、料理の本を探しに行きます。

そして一冊の本を手にします。

いのちのごはん

「ちこ」さんという、大阪樟葉の飲食店の店長の方が書いた書籍でした。

そこには レシピより 料理やその準備で 「心を整える」ことが書かれていました。

宝物を紹介するように書かれていた数少ないレシピの中に

おむすび」がありました。

私は それから集中するように、誰かの身体を洗うような掃除を心がけて 台所用品も大切に扱い 

息子たちのために、もちろん自分のためにも「おむすび」を握ります。

そして

そこから1年後 私はヨガインストラクターに復帰することが 出来ました。

「環境を変える」

次男は無事に志望校へ合格。

長男も高校の部活動 そして学業と本当に頑張ってくれました。

息子たちのおかげで 私は自分に課した良い母でなければならないという重荷を少しずつ手放していきます。

そして夫はここで一大決心をしてくれます。

それは 引っ越しをすること

姑の病気がきっかけで同居してから20年経っていました。

ひとり身になってしまった義父をおいて引っ越しするのは夫はもちろん、おじいちゃん子だった息子たちも とても辛いことだったと思います。

しかし 私がどうしても義父に気を使ってしまうこと

それも、起因のひとつかもしれない、そう思った私たちは 実家から車で5分ほど離れたマンションで 夫と息子2人の4人家族で新たな生活をスタートさせました。

引っ越ししてからの私の回復は 本当に早かった。

ずっと夫の実家で過ごしていましたから この家を出てやっていくのは不可能と思い込んでいました。でもずっと考えていたんです

「自立したい」

何も不自由のない生活でしたが 決定権はすべて義父でした。

それが怖かったのです、自分で決められなくなること、自分で自分の責任を持てなくなること。

怖いと思いながらも 人と積極的に会いました。特に仲の良かった友達に会えるのは本当に嬉しかった!

お世話になってた施設に連絡をすると「すぐにでも始めましょう!」とクラスを再スタートさせてくれました。

初めてヨガを教えてくれ、この仕事に導いてくれた先生の紹介もあって、私は以前勤めていたヨガのスタジオに復帰することができました。

本当に感謝しかありません。すべて願いが叶ったのです。

でも、復帰しただけでは いつ繰り返すかもしれません。

そんな中 コロナ感染拡大 ヨガレッスンすべてが休講となり

私もオンラインを使った ヨガレッスンをすることになりました。

これからはどうなるか分かりません。

でも一つ言えるのは 「大丈夫」となぜか思えるこの直観です。

自分の選択 行いに 責任を持つ。それは結果はどうあれ大丈夫

私のことだからいっぱい失敗するだろうし恥もかくでしょう、でも自分が選択したことを 私は褒めてあげたいし、その努力もする。

人から見えたらローペースかもしれないし、違う方向に行っちゃうときもあるでしょうが、その時は身体が教えてくれることがわかりました。

もう迷っていません。ここからです。

読んでくれて本当にありがとうございました。

カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム

地元アイヌ語で 天から役目無しに降ろされた物はひとつもない














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