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エブエブ・キャット・ニャンス 2023.04.09

映画を2本観た!
そういえば昨日のドラえもんが今年初の映画館鑑賞だったなあ。
本当はもっと映画館で観たいんだけど他にやることが多すぎる……。

前半はネタバレなし感想。後半に内容に触れた感想を書こうと思います。
殴り書きです。体系的な文章書けるようになりたいけど、難しい。


◆エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

タイトル長え!略して「エブエブ」だそうです。それはそれでうーん……。

もともと気になっていたのだけど、まさかアカデミー賞を7部門も受賞することになるとは思っていなかった。

「マルチバースとカンフーで世界を救う」……?????まったく意味不明な宣伝文句。でも面白くなりそうだなということは伝わってきた。

A24が作るっていうから、いい意味でどうなるんだろうと期待していたけど、面白かったーーー。ハチャメチャなのにちゃんとまとまってる。どういうことなんだ。

既に観ていた人から、理解するのがちょっと難しいと聞いていたので少し身構えていたけど、むしろ解りやすかった気がしている。
細かい設定やエンタメ部分を極力削ぎ落としてコアとなる部分だけ抽出すれば、実にシンプルなことを伝えている作品だなあと思った。

でもちゃんと理解しようとするとなると確かに難解なところがあったり、他の映画のオマージュがあったりするのでそこは後で解説サイトを調べることにしよう……。

観た人はパンフ買うべき。様々なレビューで足りなかった観点を補えるし、曖昧な解釈の輪郭をクッキリさせてくれる。中央の写真もいい感じ。

小ネタも多いし、楽しい映画だった。
ちょっと目を背けたくなるシーンもあったけど、まあなんとかなった。

そろそろ上映が終わるところも増えてきているので観るなら今週がラストチャンスかも。


◆長ぐつをはいたネコと9つの命

TwitterではデスウルフのFAが溢れんばかりだったけど、主役はプスですよ???

ということで、観てきました。
シュレックを観たことがないので大丈夫かと心配だったけど、良い映画でした!

登場人物が過去作に出てきたのかどうかも知らない程度の知識だけど、登場人物の立ち位置はこの映画の中でなんとなく理解できるし、初見でも問題なかったのが親切だなと思った。
もちろん過去作を観ていたらより楽しめるんだろうけど。

おそらくデスウルフは初登場……?
一挙一動マジマジと見ちゃったね。仕方ないね。


◆ネタバレあり感想(?)

感想というよりは気になったポイントをあれこれ言うだけ。

▼エブエブ

一番冒頭の鏡のシーンだけでも感じたけど、要所要所でカメラワークや演出にミッドサマーみを感じたので、制作会社ってこういう感じで特徴が出てくるんだなというのがよく分かった気がする。

内容的につい自分の人生振り返っちゃった。自分もいろんな選択肢があった中で失敗もあったけどなんだかんだ今の世界線を生きてるわけで、これが正解かどうかなんて分かりっこないんだけど、分かっちゃったら逆に怖いし究極ジョイ(ジョブ)みたいな気持ちになっちゃうんだろうか。自分は今現在楽しいし幸せなのでOKですって感じ。
ジョブ・トゥパキのようにニヒリズム極まってる人たまにいるけど、楽しいこと見つけられるといいね。

あれこれ細かい話をします。

エブリンと家族の会話で中国語と英語が混ざるところは、あー中国もこんな感じになるのかーと違和感なく受け入れていたけど、移民だったんですね。
台湾だと多言語を混ぜて話すことは結構日常的にあるので、似た文化なのかなと思っていた。
日本人的には言語ちゃんぽんはどう感じるのか気になるところ。

字幕版だったんだけど、英語と中国語が飛び交う中、字幕にならなかった「神経病(センチンビン)」という一言(スラングで「気が狂ってる」とかの意味)が聞き取れたのはちょっと得したなぁと思った。
ジョイの中国語の発音が下手なのも(役者さんがわざとやってるんだと思うけど)はっきり分かって良かった。

ペーパーカッターのところはマジで画面見れなかった。別に大した描写なかったのに無理無理。これ誰のアイデアなんだマジ許さん。思い出してもヒュンってなる。
あと某挿入シーンはめっちゃ笑った。いやこれ大丈夫かよとちょっと冷や汗かいたけど、周りも笑ってたから安心した。カップルとかどういう感情になったんだろうね……。
しかもそのあとにベーグルが出てきたもんだからどうしても勘繰ってしまった。何かのメタファーなんじゃないかって。

予告か何かで見たギョロ目をおでこにつけるやつ、全然出てこないなーと思ったらだいぶ後半だった上にあれシールだったのかよ!って感じ。開眼したのかと思ってた。でもウェイモンドの意思を理解した重要なアイテムなのが面白い。

石の世界もふざけてるとしか思えないのにあんなに心に響くシーンはないな。あの長さの無言が続く映画館は初めてだった。

小ネタどころじゃない「ラカクーニ」はほんと「レミーのおいしいレストラン」観てたことと、原題が「ラタトゥイユ」だって知ってて良かった。あれ分からないとちょっともったいなさあるとまで感じる。
あとから知っても面白いとは思うけど知らない人からするとあれはどう映ったんだろう……。

とにかく、アカデミー賞受賞してなくてもこの作品は観なきゃ分からない凄さがあった。映画館で観れて良かったなー。


▼長ぐつをはいたネコ

正直言うと、最初の30分くらい眠気がひどくてうつらうつらしながら観てしまった。1日に映画2本は体力消耗が激しいのかもしれない……。
なので前提がすっ飛んだ状態で観ていたら、気付いたら冒険に出ていた。あのでっかい敵役が何者なのかよく分かってないままだったけど、まあ「なんか悪いやつなんだな」で話が理解できたので良かった。

最後の命で死を恐怖と認識した9人目のプスのお話だったわけだけど、過去の8匹の人生ってどこかで別作品とかで描かれたのかな。そこの描写が薄くて最後の洞窟で全員出てきた時はあまり感動とかせず筋肉のやついいなって感想になってしまった。

ゴルディの声しょこたんだったの気付かなかったー!声作り上手くなってるなあ。ベタではあるけど最後の願い事よりベイビー優先したところはちょっとジーンと来ちゃった。やっぱああいうのいいなって思うのです。

パンフで前半のところを補完できたし、分かりやすい話で良かった。配信とかされたらちゃんと冒頭部分しっかり観ます。

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