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フリゲ一期一絵祭



企画概要

フリゲ一期一絵祭とは

「自分の作品に自信が持てなくなった」「心無い言葉に疲れてしまった」というフリーゲーム制作者様を、イラストで応援したいという思いから立ち上がったお祭りです。
参加作品をプレイして、プレイヤーが面白いと思った作品に投票し、ポイント上位3作品が金賞、銀賞、銅賞となります。
また、一“絵”祭の名の通り、参加作品すべてのファンイラストを描かせていただきます。むしろこれがメインです。

企画期間

作品募集期間→1ヶ月
作品プレイand投票期間→1ヶ月〜2ヶ月

参加できる作品

0.応募は一人1作品まで。

1.誰でも無料で遊べるゲームであること。公開停止していた作品の再公開でもOK。

2.以下の作品は問答無用で除外します。
→公序良俗に反するもの
特定の個人や団体を中傷する目的があるもの
素材配布元の規約を違反しているもの
キャラクター素材を外部から借りている作品で、二次創作(ファンアート)が禁止されているもの
他人の権利を侵害しているもの
二次創作において、権利者の許諾を得ていないもの
有料コンテンツへの誘導を目的とするもの
社会的・倫理的に不適切と思われるもの
成人向けのもの

3.参加作品数は10作品以内とする。11作品以上の応募があった場合、以下の基準で逆足切りを行う。逆足切りの対象作品は参加できないものとする。
→受賞歴、DL数、レビュー数、フォロワー数、検索ヒット数、過去の企画における結果等を応募作品内で比較し、数値の高い作品から逆足切り対象とする

4.応募作品数が10以下だった場合でも、逆足切り判定値が他作品に比べて著しく高い場合、その作品を逆足切りする。目安はポイントの偏差値が60以上のもの。

賞典

投票ポイントによる賞典はなし。
参加作品すべてに、プレイコメントとイラストを送付。拒否することも可能。
プレイコメントの内容は「良かった点のみ」「良かった点+個人的に気になった部分があれば、それも教える」の2項目から、参加者が選択する。
イラストのキャラクターは、参加者の指定があればそのキャラクター。なければ描き手が選べるものとする。

各項目の補足

フリゲ一期一絵祭について

この企画が目指す方向を一文で示すなら。
「参加した全員が、ちょっと幸せになれる企画」です。
作品を出してくださった方は、プレイヤーが増えることで、プレイコメントをもらうことで、イラストが描かれることで(画力はお察し)。
投票してくださった方は「自分の1票で結果が変わるのかもしれない」とワクワクしてくださることで、知らない作品との一期一会になることで。
そして私は、かつての私と同じように、創作による傷を負った方々に、少しでも寄り添えることで。
みんなが少しずつハッピーな気持ちになれたらいいね、という思いです。

コンテストで落選したら「落選作という不名誉な称号がついただけ」と落ち込んだりしませんか?
人気投票で得票順に並び替えられて「上位作品の踏み台にされてしまった」と悲しんだことはありませんか?
数値による心無い言葉に泣いたことはありませんか?
こんなような企画なら、参加しない方がマシだと、参加しない権利をくれよと思ったこと、ないですか?

フリゲ一期一絵祭は「参加することに最も大きな恩恵があり、他の要素はオマケでしかない」という立ち位置を目指します。受賞しなかったら意味がない、上位に入れなきゃ恩恵がないどころか数値で叩かれる……そんな疑念にメスを入れた企画です。

企画期間について

参加募集期間は1ヶ月あればいいんじゃないでしょうか。先駆者の皆様も、だいたい1ヶ月にしている気がします。
プレイand投票期間ですが、これは参加作品の内容次第かなーと考えています。数分〜数時間の作品だけになったら1ヶ月でよさそうですが、何十時間の超大作が数を占めた場合、1ヶ月じゃ足りなさそうなので…

参加できる作品について

特筆すべきは「逆足切り」の要素でしょう。たぶん、先駆企画でこの要素を入れたものはなかったと思います。せいぜい「賞金枠の受賞をしたことがない人」程度でしょう。DL数やフォロワー数や過去作品の反響まで見るのはなかったと思う。

先駆者の方々の企画を見て「出来レースだな」と思ったこと、ないですか? 「これ、自分が投票したところで結果変わらなくない?」って思う、あの瞬間。
圧倒的な力をもった作品が、圧倒的な数値でもって企画を蹂躙する。そういう類は先駆者様の企画で充分です。

本企画は「これ、どれが金賞になるんだ?」というのが分からない状況を作ります。こうすることで「1票の価値」を高める狙いです。「自分の票で結果が変わりうる」状況を作ることで、「それなら投票してみるか」と思うプレイヤーを増やし、企画全体の周知にも繋げる目論見です。
また「全作品が平等に注目される場」を目指します。10年選手が積み上げてきたフォロワー数の暴力に、活動歴数ヶ月の新規参入者が潰される……という地獄絵図を防ぎます。

どの企画かは伏せますが、かつて「身内の馴れ合い」と揶揄されている企画もありました(私自身はそう思っていませんが。というかその企画に参加してたし)。何度もその企画に参加している人と主催者がキャッキャウフフする隣で、勇気を出して処女作を提出した人が肩身を狭くしているって。
フリゲ一期一絵祭は、主催者と特定の参加者との馴れ合いも排除します。全員に平等な対応を。誰かの作品にだけコメントをつけるとか、宣伝するとか一切なし。宣伝するなら全作品平等に。参加賞を全員に配布するっていうのも、つまりそういうこと。
というかね、私に誰かと馴れ合うだけの人脈があったら、とーーーーっくに誰かの企画に寄生してるって話なんですよ! そもそも昔にフリゲの筆を折ることだってなかったんですよバーカ!

ここでお分かりかと思いますが、逆足切りはむしろ名誉なことなのです。「この作品には、一期一絵祭の力がなくとも、充分なファンがいる」という証明なんですから。
ただ、そういう作品は、この企画のターゲット層ではない。先駆者様の企画で戦っていける作品なんです。一期一絵祭は、先駆者様の企画では埋もれてしまう作品と、イラストを通して出会うための企画なのです。
なので、逆足切りになった作者様には、こうお願いしているのです。「あなたの作品が参加してしまったらワンサイドゲームになってしまうので、情けの心で見守っていてください」と。

上限の10という数字は、私のイラストを描く作業のキャパの問題です。イラスト描き手様が他にいらっしゃれば上限値を上げられますが、私の亀のような作業速度では10が限界かな…

賞典について

投票ポイントによる賞典をつけない理由は、前回の記事で説明したとおり。この世には「金銭が絡む作品には使えません」という素材があり、その素材を使ったゲームが参加できなくなることを防ぎます。賞金つきの企画は他にありますからね。
というか、投票ポイント自体が「この企画の注目度を上げるためのスパイス」でしかないので。じゃあ何でポイントレースするかっていったら、競争要素がないと見向きもしない人がけっこうな割合を占めているからです。先人の皆様の企画がそれを証明している。
でもね。ただの一個人が開いた祭でメダルを貰ったとして、社会的名誉はゼロです。個人的にちょっと嬉しいかもしれないという程度の価値。町内ボーリング大会優勝の価値を一億倍薄めた程度の名誉です。うん、いらないね!

この企画のメインは参加賞です。企画名の初稿が「参加賞が本体だよ祭」だったことからも明らかです。なんなら「フリゲ一期一絵祭〜本体は参加賞〜」ってサブタイつけたいくらいですよ。金賞銀賞銅賞なんかより、参加賞の方がよっぽど価値がある。そういう祭です。
この「価値の重さ」を物理的に明確にするために、参加賞をつけているんです。金銀銅賞に賞典をつけないんです。いくら「数字に意味はない」といっても、「ランクインおめでとうございます!」と称賛されている人の隣で「やーい!1票しか入ってないでやんの!どんな気持ちー?www」と言われてしまったら、「数字の価値」を実感せざるを得ないんです。
形だけの投票ポイントレースに付き合っていただく対価として、コメントとイラストを書かせていただく。ギブアンドテイクな企画を目指します。

既存企画に「結局、上位に入れなかったら大した恩恵はないんでしょ?」「むしろ、『自演の1票しか入ってなくてどんな気持ち?』とか『お前の作品よりも◯◯様の作品の方が26倍価値がある証明!』とか煽られたんだけど」「受賞できなきゃ無意味でしょ?」という疑念をお持ちの方をターゲット層にした、今までとは違う切り口のお祭りです。

もう少し煮詰めてから

以上が、現在考えている企画概要になります。
まだ煮詰めるべき内容があるので、そこを決めてからですね。他人を巻き込む事案で見切り発車はよくない。まして、誰かが大切に大切に生み出した作品をお預かりするわけですからね。

重複投票を防ぐには、どのような投票方法を使うべきか?
逆足切りの基準点算出のルールは?
ガルデラ様の洗礼を10回受けた私の実力では、クリアできないゲームが出てこないか?
そもそも参加してくれる人いる? 投票してくれる人いる?
寄生先? もちろん見つかってないよ!

ポイントの算出については、エクセルシートを作ってみたんですけどね。もちろん、1DLと1レビューを同じ重みにはしません。希少価値の高い項目には倍率をかけています。倍率は、過去に私がゲームを公開していた時を基準にしています。DL数に対して感想数はこのくらいだった、というかんじで。
……改めて、「企画に参加できる作品を減点方式で審査するために、エクセルシート作る祭」ってカオスすぎるなぁ。どこから突っ込めばいいんだっていう。

一個の企画に考えることが多すぎて、先駆者様の偉大さを思い知りますね。
このタイミングで訂正したいんですけど、フリゲ一期一絵祭には、先駆者の皆様の企画を否定する意図は一切ありません。むしろ尊敬すらしている。ホントに。
誰をターゲットにするか、何を優先するか、それによって企画のルールは変わるんです。
一期一絵祭は「自分の創作に自信が持てなくなってしまった方」がターゲットであり、「参加者全員に『参加してよかった』と思っていただける企画にする」ことを優先している。プレイヤーによる投票レースはスパイスにするだけで、あくまで作者寄りの企画なんです。それも、メジャーな作品やフォロワーの多い作者は切り捨てる。逆足切りという最高に不平等な制度を引っ提げた企画なんですよ。こんなに不公平な企画は前代未聞ですよ、おかげで開催にたどり着けるか分からんレベルですよ。
平等と言えば聞こえはいいですが、真の平等って「メジャリーガーVS3歳児」の戦いも許容するってことですからね。辞書的意味の平等と、実情的意味の平等って違うんですよ。
今まで界隈の端っこでひっそりとしていた人が、一歩踏み出す後押しになるための企画。ターゲットが非常に狭いんです。
そして、この条件に合う企画が今までになかった。だから一期一絵祭を計画している、ってだけです。
「フリゲプレイヤー」が「数値レースを介して界隈を盛り上げる」ことが目的なら、ベストフリゲやフリゲ総選挙はまったくもって正しい企画なんですよ。
他の先駆者の方々の企画だってそうです。間違っている企画なんてないし、私にそれらを否定する意図はないし権利もない。100%自分の理想通りの企画がほしいなら、自分がその主催者になるしかないんです。


まあ、私は私、自分のペースで煮詰めていきましょう。そもそも無事に開催にこぎつけられるのか、この企画…


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