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スタートアップ企業⇄大企業の循環が日本を変える③

40名近くのメンバーが発信する♯週1noteの第3週目。私は大企業からスタートアップ企業で働いた経験(今は大企業で働いている)から、スタートアップ⇄大企業の循環が日本を変えると思っており、毎週その切り口から発信中だ(テーマはその都度考えている)。


1回目は大企業の頭脳明晰な人たちがサラリーマン生活を続けていく中で、哀愁漂うオーラを身に纏っていくことへの危機感を、2回目は日本の根幹を担う大企業の内側から変えていく必要性について書いた。


本日は、個の時代だと大企業批判をする風潮について触れたい。



諸々のイベントやセミナーに行った際に、必ずと言っていい程言われる事がある。


「これから大企業は大変だもんねぇ・・・」


がんじがらめの規則そう、非生産的なことのオンパレードっぽい、安定を求めて入ったはずなのに将来が不安定そう、そもそも自分の好きなことは出来なさそう...

確かに当たっている事も多いかもしれない。働いている当人たちも真正面から見たくは無いが、薄々思ってる事も大いにある。



ただ大企業の悪い部分を殊更に煽る人やメディアを見ていると、違和感を感じずにはいられない。



事業を起こしてもし何かに失敗した時、急激に景気が悪くなった時、寄らば大樹の陰の発想になる可能性だって大いにある。またスケールさせたい時、大口のお客さまになるのも大企業だ。


目の前のあなたを救うのはいつか批判した大企業かもしれない。



様々なステークホルダーの立場に立って常に想像を巡らせ、関係者を調整し、あらゆる情報を整理して最適な判断を行う。

泥水を飲む様な仕事も有るが、プロ意識を持って日々業務に向き合っている。世に言う“バランス感覚”が高い人間が集まり、本気で仕事に取り組む。

朝早くから遅くまでシャカリキ働き、大きな物事の意思決定していく。

目の前のことに徹底的にコミットする。


昭和の時代から変わらずに、こんな名もなきシャカリキ頑張っているサラリーマンが日本の屋台骨を支えているのだ。


まずは中枢で支えてくれている人に対しても敬意が必要だと思う。

あなたが批判する大企業は日本の屋台骨を支えている。


大企業が傾くということは、日本が傾いていく事とも言えるが、本当にそれで良いのだろうか。

(日本の一人負け状態については、安宅和人さんのスライドが分かりやすく纏めてくれている。)


大きな組織を変えるのは、スタートアップ企業に行くよりも難しいことかもしれないが、社会的インパクトは大きい。


蚊帳の外から批判している位なら、大企業に飛び込んで変えて欲しい。


日本を勝たせたいというポジティブな気持ちに昇華させて、行動で示す位の方が、人生も面白くなると思う。


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