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実家の飯があまりにも不味すぎて料理がうまくなった話
反面教師っているよね
ありえん料理が出され続けた幼少期
皆さんのご家庭の料理はおいしいですか?
僕は実家に長期滞在すると栄養失調になるくらいご飯が不味い家庭に生まれました。
具体的にどんなメニューが出されていたのかというと
・泥水のような謎の液体が掛かった肉
・無味無臭のミックスベジタブルのみが入ったパスタ
・ほぼ生のポークソテー
・出汁入れ忘れ味噌汁
などが本当に毎日出されていました。
もちろん栄養失調になるので身長165くらいあった中学生の時点でも体重は30キロ台。幸い給食という制度があったので完全に栄養失調でダウンするなんてことはなかったです。ありがとう社会福祉
高校の時に世間にばれる
高校に入り昼食がお弁当になりました。これはいけません。完全に実家の飯オンリーで過ごさなくてはなりません。
ここで実家のお弁当伝説を羅列しようと思います。
・2段弁当の上段が全部白米(とんでもなくべちゃべちゃでカビ始めている)、下段が全部サラダ。おかずは1つ(ニチレイのミニハンバーグ)
・お弁当の中身の賞味期限が全部切れてた
・お弁当箱洗い忘れてプリキュアのお弁当箱に詰められた
・水にさらしてない生玉ねぎが詰められてて泣きながら食べた
・お弁当交換会をした友達が食中毒になった
・あまりの惨状に虐待を受けてると勘違いした友達のお母さんがお弁当を作ってくれた。
・「さすがに唐揚げが食べたいよ…」とつぶやいてしまい、母親がヒスを起こし、唐揚げしか入っていないお弁当を出され続ける。
このように枚挙に暇がありません。
さすがにひどいと苦情を入れるとすぐヒスを起こすタイプの母親だったため、何も言わずに我慢して食べていました。
ただ、正直高校生になるまでは「家庭の味ってこんなものなのかな…」って思っていました。お弁当は手抜きだけど実際そんなもんか…程度でした。
実家がメシマズと気づくまで
実家がメシマズと気づいたのは高校2年生のころで、先述の友人が食中毒になったお弁当交換会での出来事です。
私の元に入ってきたのは友人のお母さんお手製の卵焼きです。
一口食べて衝撃を受けました。
家庭でもこんなに美味しいものが作れるのかと。
そして冷めてもおいしいものが作れるのかと。
今まで食べてきた母親の料理のようなものは何だったのかと。
ちなみに父親は実家のご飯をなるべく食べないように対策しており、
嘘で「外食で済ませてきました」と報告して逃げ回っていました。
あきらめて自分で作る
この出来事があってから「自分でおいしい料理を作って、自分で飢えを凌ごう」と考えるようになりました。目の前に出される料理は料理ではなく毒です。
高校生のころからバイト代でちょくちょく料理をはじめ、
今では「お前の料理はマジでうまい」と友人からも評判のシェフになってしまいました。
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こんな感じで料理が死ぬほどうまくなりました。
もし家族ができたら、自分のようにメシマズで死にそうになる思いはさせたくないので、毎日料理頑張りたいなって思ってます。料理上手なパパ絶対かっこいいだろ
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