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大久野島に行ってきたお話。

noteで記事を書くのはかなり久々な気がします。

(ってか未だにるぽ行ってきたときの記事完成してないが)


今回は週末に大久野島へ行ってきたお話です。

大久野島は広島県竹原市に属し、瀬戸内海西部に浮かぶ小さな島。

芸予諸島を構成する島のひとつです。

かつては軍の要塞があり、太平洋戦争の際にはこの島で毒ガスが製造されていました。

現在はキャンプや海水浴を楽しむことが出来るほか、「うさぎの島」として一躍有名になっております。

「うさぎの島」として大久野島が有名になって以降、いつか行ってみたいなと思っており、遂に大久野島上陸を実現させました。

①大久野島への道のり

とりあえず西日本方面への旅行ということで毎度お世話になっている(?)日本航空で広島空港へ飛びました。

※JL259 羽田→広島  Boeing767-346ER  JA658J 

機内ではリンゴジュース片手にCOMIC FUZでうらら迷路帖をひたすら読んでました。そんな中…

突  然  の  大  本  営  発  表

※機内Wi-Fiに繋いでいたのでばっちり通知が来ました

いやマジで心臓に悪すぎますって。

困惑しているごちうさオタクを乗せたボーイング767は徐々に降下を始め、12:25に広島空港へ着陸。困惑しているごちうさオタクも無事降機します。


さてここからが問題でした。

広島空港から大久野島へ向かうには一度竹原へ向かうのが最短です。

空港~竹原間は乗合タクシーが出ているということで今回はそちらを使おうとしていました。しかし8/1から当面の間運休とのこと。

白市~三原経由となると大回りな上に乗継の待ち時間で余計に時間がかかるということもあり、島でフォロワーさんと合流する関係上現地に早く辿り着きたいのでタクシー課金しました。

因みに今回は利用する予定だった乗合タクシーを運行している安全タクシーを前日のうちに予約。参考までに竹原港までは4530円でした。

事前に予約しておくと少し安めにしてもらえるようです。複数人で利用するのならコスパはより高くなると思います。

運転手の方との会話の中で竹原港から大久野島へ向かうことと利用する船の時間まで若干余裕あることを話すと、運転手の方が竹原の街並保存区へ車を乗り入れさせて車内から見学させて頂けることになりました。

本当に感謝しかありません…次回は竹原もじっくり観光したいですね。

因みに竹原小早川氏について下調べしてから行くとより楽しめそうです。

空港から約30分程で竹原港へ到着。

ここからは船で竹原港へ向かいます。

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一目で尋常じゃないもふもふだと分かる船。

「うさぎの思い出」という愛称があります。

竹原~大久野島航路の概要に関しては以下の公式HPをご参考に。

現状では予約制ということになっているようで、事前に電話で予約するのが確実かと思われます。

料金は片道800円。

※因みに運賃支払いにPayPayが使えました。

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瀬戸内海ののどかな景色を眺めながら大久野島へ。

潮風を感じつつ心を跳ね遊ばせること25分。遂に大久野島へ…

船を降り桟橋を渡ると早速ウサギがいました。

②もふもふパラダイス!

ここからはフォロワーさん方が待つ休暇村へ徒歩で移動します。

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早速見つけたウサギさん。木陰でお休み中かな。

歩いて向かっているところウサギと戯れているフォロワーさん御一行を発見し無事合流。余計な荷物を預け、早速レンタサイクルで島を1周します。

代行してもらったウサギの餌を受け取り、途中でウサギに餌をやりながら自転車を進めていきます。

(ウサギの餌代行とかいうパワーワード)

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チノちゃんもウサギに興味津々。

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因みに餌をやってるといつの間にか自転車ごとウサギに囲まれます。

自転車を動かす際は十分注意しましょう。マジで。

タイヤの間とかに来られたのなら避けてもらうのを待つしかありません。

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グラウンドはウサギが掘った穴=Rabbit holeでボッコボコ。

ゲートボールのフラッグがありましたがこんなコンディションでゲートボールやったら試合が成立しなさそうです。


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木陰で休むウサギ。

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尋常じゃない数のもふもふ。

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餌をもって近づいたらあっという間に足元がこうなります。シャロちゃんが見たら卒倒するレベル。

大久野島のウサギは人間を見るや否やぴょんぴょこ寄ってきます。自分は近所の猫スポットで上手く触れ合えなかったという苦い経験を持ってますが、大久野島ではそんな心配は無用です。奴らから寄ってきます。奴らが来たら餌を差し出して食べさせ、その間に優しく撫でるだけで幸せになれます。

③大久野島に眠る戦時中の遺構

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サイクリングしていると突然廃墟のような建物が現れます。

こちらは長浦毒ガス貯蔵庫跡。島内最大の貯蔵庫だったようです。案内看板によると当時はコンクリートを迷彩色で塗装し、建物の前に小山を築くことで海上から見えないようにカモフラージュしていたとか。

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こちらは北部砲台跡。1902年に設置された芸予要塞の一部をなす設備でした。

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北部砲台跡にもウサギがいました。一匹ちっこい子がいますね。

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大久野島北部からの眺め。中央付近に見える鉄塔は電源開発の竹原火力発電所です。

因みに大久野島には離島への送電線の鉄塔が立っていますが、この送電鉄塔は国内で最大の高さだそうです(226m)。

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坂道をせっせこ漕いでいくとウサギが寝そべっていました。通してほしけりゃ餌寄越せって感じで平然と横たわっています。

大久野島のサイクリングコースは北に行くほど坂が急になります。そりゃ電動アシスト自転車が置いてあるわけだ。上り坂があるということは下り坂もあるわけで、下りとカーブが連続する区間は事故らないように要注意です。

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恐らくこの島最大の見どころといっても過言ではない発電場跡。立入禁止となっているため柵の外から見学することとなります。

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とはいってもウサギ達にとっては立入禁止など関係なし。柵の下を潜り抜けていきます。

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リプラビの世界観みたいな雰囲気ですね…。

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海を背景に走る2羽のウサギ。

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鳩が近くに来ても動じず。

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トンネルは丁度良い日陰になるせいかウサギが寝そべってます。

人参に群がるウサギ達の動画。ボリボリと食べます。

④夜のアクティビティ

もふもふ天国を満喫した後は夕飯と温泉を堪能し、20時から海ほたる観賞会に参加しました。

海ほたるとは体長3mm程の甲殻類で、青く発光する性質を持っています。海ほたるを採取した海水を地面にぶちまけると衝撃で発光した海ほたるが光り出します。

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こんな感じに光ります。

海ほたる観賞が終わったらお次は花火大会。

大久野島では花火エリアがあり、休暇村フロントにて申請することで花火をすることが出来ます。ただし21時までです。

海ほたる観賞会が終わったのは20時半ごろ。この時点で残り30分しかありませんが花火の開封に手間取り実質15分程度で120本ほどの花火を消化せざるを得ない状況になりました。風情の欠片もない。

さながら聖火リレーのごとく火をつけていきます。こういう火の付け方はあまりやらん方が良いらしいですね。バリバリやってたけど。

お部屋ではごちボドやトランプをしつつごちうさ談議に花を咲かせました。初めてごちボドをプレイしましたが戦略性が試されるゲームでつい熱くなってしまいましたね…

お    ま    た    せ

恒    例    行    事

ちょっと横になってたら寝落ちしたようです。

⑤朝からもふもふ

2日目は朝食の前に少し散策することに。

前日回れなかった灯台への道を歩きます。この道が地味に険しかったです。

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こちらは南部探照灯跡。

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こちらが大久野島灯台。

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灯台付近にもウサギがいました。

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海辺で朝日を浴びるウサギ。

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⑥名残惜しいけど帰ります

遂に島を離れる時間となってしまいました。

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帰りは大久野島から三原港まで向かう高速船「ラビットライン」に乗船します。

片道1600円と他の航路と比べ若干価格は張りますが新幹線や山陽本線が停車する三原へダイレクトで向かえることを考慮すればとても利用価値がある航路です。ただし土日祝日のみ運航なので要注意。

詳細は以下のリンクをご参照ください。

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大久野島を後にします。

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今治造船広島工場の脇を通過。

オタク4名を乗せた船は瀬戸内海を快走します。

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三原まであと少しのところで偶然呉線の列車とすれ違いました。まさか船上から撮り鉄することになるとは思いもしなかった。

(ってかこれカープ電車じゃん)

無事三原に到着したところでフォロワーの皆様方とは解散。私は山陽本線に乗り白市駅を目指します。

因みに三原駅のすぐ裏には城跡があります。山陽新幹線の駅を建設するにあたり城地を転用したようです。

本来であれば三原駅から広島空港への直行バスを利用したかったのですがダイヤが非常に良くなかったので仕方なく白市からの空港バスを利用することに。

因みに227系に乗るのは初めて。新快速でお馴染みの座席ですね…

白市駅からは空港連絡バスへ乗車。山陽本線と接続を取るようなダイヤになっているらしく、割と待たずに乗れました。

だそうです(他人事)

三原駅からの山陽本線の乗継はこの時刻表が分かり易いです。

因みに山陽本線・空港連絡バス共にSuica等の交通系ICカードが使えます。

空港で待ち時間を長めにとったのでここで昼食。広島空港にはお好み焼きの店が入っているので迷わずここにしました。

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空港内には広島を代表する自動車メーカー・マツダのMazda3が展示してありました。

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※JL258  広島→羽田 Boeing737-800  JA332J

帰りは737でした。

CAさんに飛行機オタクがバレてこんなのを貰いました。まあわざわざ非常口座席指定するのなんてこんなやつしかおらんやろうなぁ…。

無事羽田に着陸後、帰路につきました。


というわけでとびきりsummer timeを満喫してきた週末でした。

また来たいなというのが真っ先に出てくる感想です。ウサギまみれになってとても癒される島でした…。

今度はもっと時間取って周りたいというのと、竹原の街並保存地区や呉線など立ち寄れなかった観光地も一緒に訪れたいですね。


⑦参考までに:忠海経由でのアクセス

大久野島への正攻法(?)として多く紹介されているのは忠海港から大三島フェリーor休暇村客船で向かう方法。

呉線の忠海駅から忠海港までは徒歩7分とアクセスが良い上に何より船の運賃が310円と非常に安いです。安さを考慮する、もしくは大阪・東京方面から新幹線で来るなら忠海経由が一番安価でしょうか。詳しくは以下のリンクをご参考ください。

因みに10月から呉線で新たな観光列車が走るようで、こちらと組み合わせても良いかなと作戦を練っています。

上記のプレス資料によれば忠海11:39ということで丁度いい時間となりそうです。ただし広島発が9:32なので前泊が必須となりますが…





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