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正解の無い起業相談 【起業ライダーマモル】

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チャットボットでお答えしきれなかった奥深い質問に回答します。
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先輩起業家の小話Vol.76 無理せずそこそこ幸せな話

久しぶりになってしまったが、先輩起業家の小話を共有したい。 今回は都心でWEBサービス業を展開する先輩起業家の話だ。 ===== 「ノープランで仕事を辞めた自分が、無理せず月30万円くらい稼いでそこそこ幸せな話」 「もともとはWEB制作会社のエンジニアでした。 エンジニアとしてのスキルは中の下くらい。 中途入社してきた上司とそりが合わなくて、下請けフリーランスとして独立しました。 月25万円くらい稼げてます。仕事はウマの合うお客さんとだけ、したいときにして、したくな

「ウサギ年でも、ほふく前進」

ウサギにはピョンと跳ねる特徴がある。 目標に向けて跳ねる、と言われたりして、なんとなくポジティブだ。 でも、こと起業に関してはひと足飛びに「ピョンッと起業」ではなく、 なんとなく「起業」の方向へ、ほふく前進で、にじり寄っていくのだっていい。 だから、まずは 『起業についてときどき考える年にしよう』 『起業の勉強をかねて、資格を取得しよう』 『いつかの起業へ向けて、お金を貯めよう』 のように、いつかの起業を意識しつつ、 自分自身にとって取り組みやすいところから、 ちいさ

いつかの起業をあきらめない

2022年も残すところあとわずかだ。 今年も本当にいろいろな事があった。 むずかしい環境の中で起業に踏み切ったみんな。 その勇気と行動力に、心からの敬意を表したい。 マイノートの添削や個別相談でご一緒しながら、 その熱意に胸が熱くなることもしばしばあった。 ・・・一方、いつかの起業を思い描きつつ、 具体的な行動に移すことができなかったみんな。 オレはそれでもいいと思う。 いや、むしろ、その方が自然だ。 当たり前だが、起業は簡単なことではないからだ。 仕事やプライベー

正解の無い起業相談 #40『起業する勇気はないくせに、毎日会社を辞めたいと思っています』

ご相談には、「うじうじ悩んでばっかり。堂々巡りです」とあった。 はっきり言おう。 うじうじ悩んでいい。行ったりきたり、堂々巡りしていい。 それはきっと、キミが夢を抱いているからこその葛藤なんだ。 オレが言うのも変だが、こんなときに大切なのは起業の勉強ではない。 信頼できる人に会って、心のままに相談することだ。 1人2人ではない、友人、幼馴染、学生時代の恩師など、 できるだけたくさんの人に、とにかく直接相談しまくるんだ。 会社でがんばるのか、やめて起業するのか、あるい

『“ふるさと起業”のメリットとデメリット&補助金』

いきなりだが、働き方が多様化している。 それに合わせて働く場所も多様化している。 リモートワークや在宅勤務などはその代表例だが、なかには思い切ってビジネスの拠点を自分のふるさとや地方へ移し、それぞれの地域を基盤として事業を展開していく者も存在する。 人材派遣事業などを展開する株式会社パソナが、本社機能の一部を淡路島(兵庫県)へ移していることは有名だが、こうした動きは大企業に限った話ではない。 ユーザーのみんなからも、こんな声をよく聞く。 「いつか地元の●●県〇市で起業し

先輩起業家の小話Vol.75「3人の補助金活用のきっかけ」

現在、コロナ禍の影響もあり、個人事業主やフリーランス、中小事業者等を対象とした、さまざまな公的補助金が展開されている。 補助金の種類や要件など、こまかな話をしだすとキリがないのだが、ここではまず、実際にはじめて補助金を活用した3人の先輩起業家から、その「きっかけ」を伺ってみた。 1分くらいで読める量だから、是非目を通してみてほしい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【① 面倒と思っていたが・・・安心感に感動 】 都心で小売業を経営する

先輩起業家の小話Vol.75「思い出の失敗談~懇親会の無断キャンセル」

地方都心でお酒も楽しめるカフェを経営する先輩起業家の話だ。 ~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜ 開店したばかりの頃、貸切予約の無断キャンセルがありました。 ちいさな店なので、10名様の懇親会です。 うれしくて、1週間前からはりきって準備をしていましたが、 当日になって、ご予約の時間になっても、誰ひとり来店されませんでした。 私の過失で、幹事の方のお電話番号を聞き漏らしており、それっきりです。 閉店まで、何度も何度もお店の外に出て確

先輩起業家の小話Vol.74「起業したら、いつ休むの?」

都内で小売業を経営する先輩起業家の話だ。 ~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜ 起業して、自分で仕事をしていると、『いつ休むんですか?』と聞かれることがあります。 これ、意外と返答に困るというか、いまだに上手くお返事できません。 正直な気持ちとして、毎日が仕事で、毎日が日曜日みたいなものだからです。 『毎日が日曜日』というと、『ほんとかよ!』と思われてしまいそうですが、 人間関係とか、上司のモラハラとか、本質的な仕事以外のストレスが無い

副業は当たり前の時代になるのか

副業や兼業を希望する人は、年々増加傾向にある。 理由は本当にさまざまだ。 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン(令和4年7月改定)」によると、主に以下となっている。 ※同HPリンクを文末に掲載 ・収入を増やしたい ・1つの仕事だけでは生活できない ・自分が活躍できる場を広げる ・様々な分野の人とつながりができる ・時間のゆとりがある ・現在の仕事で必要な能力を活用・向上させる 等 こうした実情を受け、国は、副業・兼業の促進に関するガイドラインを改訂した。 「国

先輩起業家の小話Vol73       「起業なんてうまくいかない」

今回は、オレが出会った起業家の体験談の紹介だ。 久しぶりの投稿なのにややシリアスなタイトルだが、 起業はきれいごとばかりではない。はずかしい話、情けない話だってある。 「半端な気持ちならやめておいた方がいい」 A氏はそう言いながらも、「みんなの役に立てるなら」と協力してくれた。 すこしでも参考になれば本当に嬉しい。 ~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜ A氏は、都心でWebサービス業を展開している。 「過去に同種の起業で失敗してます

正直、就活のために起業を考えてます。

いいね。就活のために起業するのだって全然アリだ。起業のきっかけはなんだって構わない。 そんなキミに、オレの師匠がいつも言っている言葉をお伝えしたい。それは、”キミを選んだお客さんはキミをプロとして見ている”、ということだ。 どんな理由で起業するのであっても、お客さんと向き合ってビジネスをする以上はプロとして満足してもらえるような仕事をしよう。 在学中という限られた時間の中で、どうやって起業アイデアをビジネスレベルまで高め、お客さんに届けたか。 そのプロセスの中でどのよ

hogeってなんですか?

すまない。オレの回答リストには答えがなかった。 なので、澁谷 崇紀 中小機構中小企業アドバイザーに聞いてきたぞ。 メタ構文変数っていうのは氏名の記入例で時々見かける”山田 太郎”の様なものらしいぞ。 ちなみに、”hoge”は日本特有で、英国では”foo”、イタリアでは”pippo”など、メタ構文変数は国によって様々で、最近の若い世代のエンジニアには”hoge”を知らない人も多いみたいだ。 もっと勉強しておくから、また質問してくれよな。できたら今度は起業の質問をヨロシク

『会社にいれば安泰なのになんでわざわざ起業するの?』と言われました。

起業相談のよくある質問だ。 ”起業したい”と周囲に話をした経験のある人の中には、家族や知人からいきなりこんな質問をされて、答えに困った人もいるのではないだろうか。 会社員であれば将来安泰なのだろうか。本当にそうだろうか。 今日はお金の話にテーマを絞って『会社にいれば将来安泰なのになんでわざわざ起業するの?』という質問への答えについて考えてみた。 忙しい人のために先に答えを言うと、会社員として得られる収入・身分保障は少しずつ変化しておりこの先も安泰とは限らない。むしろ、

いくら借りられるかわからないと事業計画が決まりません

時おりいただくご意見だ。少なくない金額だし、気持ちは分からないでもない。 ただ、これを金融機関の融資担当者の立場から見ると『事業計画書がわからないと、いくら貸し出せるか決められません』ということになるだろう。 相手の立場にたって考えてみよう。 キミが融資担当者なら、事業計画書のない起業者にお金を貸すだろうか。融資担当者でなくてもいい、起業者の親友や家族であったとしても、大切なお金を貸す以上は、 ◆貸したお金を何に使うのか? ◆貸したお金を使ってちゃんと儲けられるのか?