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遺産相続の手続きの始まり

こんにちは、ぱんだごろごろです。
ブログでは、悩みが解決できた、とか、知識が増えた、とか、読んで楽しい気分になれた、など、何か、読んだ人のためになることを書きましょう、というのが、私の師(一方的です)である有名ブロガー、ヒトデさんの教えです。

先日、遺産相続の手続きのために必要な、各種の書類を取って来ました
まだ若いあなたに、ぱんだのこの経験が役に立つかどうかは、少々疑問ではありますが、相続はいつやって来るかわからないものでもあります。
大富豪でもなく、隠し子がいるような艶福家のご家庭でもない、ごく普通の般家庭における相続とは、どんなものかをお見せしましょう。

ぱんだの両親が、昨年相次いでこの世を去ったことは、すでに別の記事で何度か書いてきました。
二人とも膀胱癌と肺癌による病死で、いずれも入院中の病院で亡くなりましたので、その後の手続きは、決まりきったものでした。

ちなみに、ぱんだの義父が亡くなった時は、病院で、大腸癌による病死でしたが、いったん自宅に亡きがらが帰ってきて、安置してから、斎場へ、という流れでしたので、ぱんだには、長男の嫁として、やらなければならないことが山のようにあり、それは忙しく過ごしました。
まだ若かったから、何とか言われた通り、仕来り通りにできたのだと思います。

今回は、コロナの影響で、病院からそのまま斎場の霊安室へ直行し、告別式の日まで、そこに安置して頂けたので、遺族の立場としては、とても安心でした。
亡くなった事を知らせる相手も、高齢のため、もともと少ない上に、家族葬にせざるを得ませんでしたので、弔問客のお相手などもしなくてよく、遺族だけで、平穏に過ごすことができました。

もちろん、兄と兄嫁は、お役所など、各種手続きがありますから、さぞ大変だっただろう、と思うのですが、私は、自分の勤め先への連絡や、今まで両親がお世話になった方々、母の親友だった方達への連絡をするくらいで済んだため、静かな服喪期間を送れました。

遺産相続の手続き①


三週間ほど前に、兄から電話があり「マンションの事だけど」と切り出しました。
「来たな」と、私は思いました。
父の後、母が亡くなってから、四ヶ月近くが経っています。

百箇日の法要も済み、形見分けもして、兄と兄嫁からは、両親のマンションにある、ぱんだ一家の写真やアルバムをどうしよう、と訊かれていたのです。
こちらに送って下さい、と頼みながら、マンションの部屋の片付けが本格的に進んでいるのだな、と思っていました。

兄は電話で、不動産屋さんが間に入ってくれ、マンションを売却をしてくれる、と言うので、それに任せようと思うが、異論はないか、と訊いてきました。
私は、ない、と答えました。
売却した代金の中から、必要経費を支払ったあとの金額が、私たち兄妹が、両親から引き継ぐ遺産となります。

一番デリケートな問題を、兄は言い出そうとしていました。
「その金をどうやって分けるかだけど、お前はどう思う?」
「遺族は子供二人だから、半々に分けるんじゃないの?」
まずは、一般論です
「そうはいかないだろう。両親の面倒を見てきたのはこっちだ」

「うん、そうね。お兄ちゃん達には、本当に感謝している
これは、素直な本音でした。
特に、父が手術で入院し、母が一人でマンションにいる間、食事の世話や、日常の買い物をしてくれたのは、近所に住んでいた兄嫁始め兄一家でしたし、病状が進んでからは、洗濯物や差し入れの物を持って、病院通いをしてくれました。
一方、私が母から言われていたのは、「パパもママも、財産はお兄ちゃんに注ぎ込んでしまった。お兄ちゃんには子供が大勢いて、教育費がかかるから仕方がなかったけれど、ぱんだちゃんに何もしてやれなかったのは済まなかったと思う。もし、パパとママが死んだ後に、少しでもお金が残っていたら、ぱんだちゃんはお兄ちゃんに遠慮せず、自分の分をもらうんだよ」ということでした。

母が言っていた、「私の分」というのは、どれくらいの割合なのでしょう。
母の希望通りにするには、どうすれば良いのか。
お兄ちゃんもお義姉さんもパパとママに良くしてくれて、有り難いと思っている。でも、私にも取り分はあると思う」
そう伝えると、兄は、また掛ける、と言って、いったん電話を切りました。

その間に、私は娘に電話して、経緯を説明し、「私の取り分ってどれくらいかな?」と訊きました。
娘は仕事がら、相続案件に詳しいのです。
兄には子供が4人、私には2人なので、「二割かな?」と言うと、「二割では少なすぎる、三割から三割五分って言うこと」と娘に言われました。

その後、兄からの再度の電話に、そのように答えると、兄は、「わかった。税理士と相談して、また連絡する」とのことでした。

遺産相続の手続き②


用意してもらいたいものが三つある」
と、兄から電話がありました。
①戸籍謄本
 ②本人の住民票
 ③印鑑登録証明書

 各一通ずつ。遺産分割の割合は、7対3

了解、取って来るわ」
後から調べてわかったのですが、私の場合の遺留分は二割五分になるので、確かに二割では少ないですね。
IT問題以外の遺産相続問題でも、「老いては子に従え」のぱんだでした。

そんな訳で、市役所へ行って、戸籍謄本を取って来ました。
実印は、今まで必要なかったので、持っていなかったのですが、夫に言われ、以前、夫が作ってくれた名前(ファーストネーム)の印鑑を、実印登録し、印鑑証明書も取って来ました。
住民票は、本人のもの、ということなので、自分のみの分を取りました。

まとめます。


両親の没後、遺産相続の問題が持ち上がりました。
デリケートな問題なだけに、主張すべき所は主張して、あとは感謝の気持ちを伝えたいですね。
続きは、税理士さん次第ですが、また進展がありましたら、ご報告します。

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