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犯人を見破る!トリックとは

こんにちは、ぱんだごろごろです。
お風呂に入っているときに、ふと頭に浮かんだことがあるのですが、これって、推理小説で、犯人を見破るきっかけとして使えるのでは、と思い付き、書いています。
いきなりで申し訳ありません。何のことか、わかりませんよね。

犯人を罠に掛け、正体を見破るトリック


「蜻蛉日記」の作者は、通常は、息子の名前から、「藤原道綱の母」と呼ばれます。
ですが、父親の名前から、「藤原倫寧女」と表記されることもあります。
この場合、「ふじわらのともやすのむすめ」と読み、「女」というのは、「娘」を表します。

このことは、古典文学を専攻した人達にとっては常識ですが、そうでない方々にとっては、勘違いのもとになるかもしれない、と思い、ぱんだも、こう表記するときには、(むすめ)と書き加えるようにして来ました。

これです、これが、トリックに使えるかもしれないのです。
犯罪トリックと言うより、犯人を見破るために仕掛ける罠の方なのですが、一例として、

「あ、○○君、そこの△ページの□行目を読んでくれないかい、皆さんにわかってもらうには、彼の書いた論文の、そこの箇所を聞いてもらうのが、一番手っ取り早い」
「はい、先生。・・・<ふじわらのともやすのおんなは>・・・」
○○君、きみ、今何と言った?」
「え?・・・ふじわらのともやすのおんなは・・・」
「きみ、◇大学の大学院修士課程を修了している、と言っていたよね。今の読み方で、それはあり得ない。白状したまえ、きみは一体誰だ!?」

と、まあ、こんな風に使えないかなぁ、とお風呂の中で、妄想しておりました。
アガサ・クリスティや横溝正史が好きなところからもお分かり頂けるように、ぱんだは、子供の頃から、推理小説が大好きで、読みまくって来たのです。
と言っても、推理研究会などとは無縁で、自慢できることも何もない、ただの「読むのが好き」と言うだけです。

ミステリー小説と言うよりは、探偵小説と言った方がしっくりくるような時代からのファンのため、今でも、江戸川乱歩や横溝正史が好きなのですが、この両者、「石膏で塗り固められた死体」系がお好きですよね。

横溝正史には、私がひそかに「浅草ストリッパーもの」と名付けている、ちょっとお色気風味の(評論家風に言うと、大衆風俗を描いたもの)作品群もあります。
そのため、私は、自己紹介用に、「エロは好きですが、グロは苦手です」というキャッチフレーズを作っていました(正直に言うと、あまり使う機会がありませんでしたが)。

この場合、エロはエロティック、グロはグロテスクの省略形ですが、脚韻を踏みつつ、簡略化することで、リズム感とインパクトを強めていることに注目して頂けると幸いです。
決して、安易に言葉を省略している訳ではありません(ちょっと言い訳っぽくなってしまいました。ぱんだは、血がドバッと出るようなシーンや石膏の死体は苦手で、半裸体の美女が嫣然と踊るようなシーンが好きなのね、程度に解釈しておいて下さいませ)。

妄想探偵小説・・・名探偵清少納言


探偵小説と言えば、清少納言を探偵役にした小説を、誰か書いてくれないかな、と思い描いていたこともあります。
題名を忘れてしまったのですが、イギリスの文豪ディケンズと、「月長石」「白衣(びゃくえ)の女」で有名な推理作家、ウィルキー・コリンズ が探偵役になって、事件を解決するようなストーリーの小説を読んだことがあったのです。

皇后定子の遺児達のうち、長男敦康親王は、二十歳の若さで亡くなります。
次女の媄子内親王も、七歳で亡くなり、長生きしたと言えるのは、長女の脩子内親王だけでした。
彼女は、五十二歳で亡くなりますが、定子の遺した皇女として、一条天皇から大変に愛されたため、周囲もそれなりの待遇をしたようです。
高貴な皇女として、生涯独身でした。二十七歳の時に出家しています。

定子亡き後、宮仕えを辞め、実家に下がった清少納言は、「枕草子」に手を入れつつ、徒然に日々を送っていました。
その彼女が、頻々と起こる事件故に、都の人々の心が乱れ、荒れて行くのを憂えた、信心深い脩子内親王に頼まれ、怪しい事件の数々を解決して行く、というストーリーです。

「定子皇后の遺児、脩子内親王の命を受けて、魔都平安京で次々と起こる怪事件の謎を解き明かす、清少納言と女房ネットワーク探偵団!」

牛飼い童や陰陽師も大活躍!この都で、女房達が知らない事なんて、ないわ。
この手紙を届ける時に、ちょっと宿下がりしている○○さんの家にも寄ってちょうだい。
返事をもらったら、大急ぎで帰って来るのよ。ついでに、となりの家の築地塀の中も覗いて来て」

「宮様、謎はすべて解けましてございます。あとは、宮様の御意のままに」
「御苦労であった、少納言」

定子の弟で、脩子内親王の叔父に当たる、隆家からもご褒美を頂き、アフタヌーンティーを楽しむ、清少納言ともと同僚の女房仲間達。あら、紫式部もいるじゃない。今日、お休みだったんだ。方違え?おしゃべりするの、初めてよね。・・・

なぁんて、想像がふくらんでしまいました。

まとめます。


今回は、古き良き探偵小説の時代を思いつつ、お風呂の中で浮かんだトリックと、ぱんだの大好き清少納言と脩子内親王がタッグを組んだ、推理小説の妄想ストーリーを書かせて頂きました。
ああ、楽しかった!

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