真昼の暗黒、備忘録、否、既忘録

なにを信じ、なにを信じざるべきか。それが最大の、謂わば問題だ。

先日、↑のゲームをクリアまで遊んだんですよ。いやあ、夢中でした。面白かった。

そんで、謎のまま終わってしまった要素が幾つもあってですね。
さてさてこれは一体どう解釈したものかなと、クリアした後も悶々としてました。

ちょっと書き出してみたらスッキリするかなあって思うので、やってみましょう。

別に考察みたいな立派なものではないです。
一周しかしてないし。
鳥頭だし。

以下、ネタバレを一切遠慮しません。



まず、本作のクリア後まもなく、ネットで考察サイトを探して読みました。

たしか以上の二つです。それを踏まえた上での、自分の感想。

深沙(ミサ)の言うことをどれだけ信用するか、ですが。
全然、信用する気が起きない。
人は容易に、己の記憶を書き換えるものですよ。病んでいれば尚更。俺は詳しいんだ。

時間軸が現在(といっても未来だけど)の視点ですら怪しい気がするんですが、それを言っちゃあおしめえよって感じではあります。まあ第三者を交えてるところは信用してもいいんじゃないかなあ。いけ好かない田辺記者が頼りです。

でも、Ep9に関しては正直、かなり疑わしいのではないかって、これ書いてる最中に思えてきまして。
なんせ深沙にとって都合が良すぎる。妄想じゃねえの? あるいはエロ小説書いただけじゃねえの? 
困りましたね、本稿を書く動機のひとつが「暮方について明らかになっている事実が『ちんこにピアス付けたマゾ』くらいしかない」みたいな一文を入れたかったから、なんですけどね、どうしましょうね、それすら言えないかもしれない。

でも、言えたほうが面白いですよねえ。死姦趣味だって、あったほうが面白いですよねえ。うたげもじょうすけもこいつが殺したんだよ間違いないだってそのほうが話が面白い。

深沙は大したエンターテイナーですよ。特に、ミサという魅力的なキャラを生み出しましたしね。どのように魅力的かって、自分に似てるから感情移入しやすい。世間への接し方なんてほんとそっくりですよアハハハ、ハハハ、あー、傷口が疼く。

さておき、うーん、やっぱり暮方は真人間寄りではあると思います。少年院に入るようなことはしでかしたけど、確からしい事実はそれくらいで。それもいじめっ子への反撃が度を越したからとかじゃないかしらって。グランス千切りみたいなね。やーい、多摩市の治安、エンヴィ・ケイオス~!

ただ考察サイトにもあったように、どうして深沙を引き取ったか、ですよね。弱みを握られるような悪いことをしてないなら、引き取る理由がない。あ、「惚れた女の妹だから」という線はありでしょうか。妹じゃなくて娘かもわかりませんけど。

ところでふと思ったんですけど、ミサやうたげは、漢字の名前があるけれど、過去シーンでは敢えてひらがなやカタカナ表記ですよね。難しめの漢字ですからね。難しくない漢字の「計」はそのまんまだから、やっぱ難しい漢字ってのが条件になっているでしょうか。

で、疑問なんですが。「穣」は難しい漢字でしょうか。

自分は難しい漢字だと思います。

穣介、やっぱり、当時はまともに交流なかったんじゃないかなぁ。実在する(した)のは確かでしょうが、もし当時に仲が良かったなら、名前は「ジョースケ」みたいに書かれた気がするんですよね。事件の後、インタビューに答えるなどしてるうちに、「そういえばちょっと気になる男の子がいたな」って気持ちから、どんどんエピソードが肥大化していったんじゃないかしら。「穣」の字を難しく感じなくなってから生み出された存在。やっぱりかなり妄想だってこの物語!

なんかとっ散らかって収拾つかなくなりましたが、ひとまず満足したので、このへんでおひらぎです。

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