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【遊学】4月25日(ケストヘイ)

◯ケストヘイへ

これは僕もハンガリーに来るまで全然知らなかったことなのだが、ハンガリーはヨーロッパ有数の温泉国である。そして温泉と聞くと、この血を流れる「じゃぱにーず・でぃー・えぬ・えー」が入れと僕を急かす。

少し調べを進めるとバラトン湖という中欧最大の湖の西にちょこんとある湖が面白いらしい。ヘーヴィーズ湖というその湖からは温泉が湧き出ており、冬でも凍ることがなく春〜秋にかけては気持ちのいい温度で入ることが出来るらしい。そんな面白そうなところがあるなら行かなくては!ということで、温泉湖へ行くために最寄りのケストヘイへ。

◯ヘーヴィーズ温泉湖

ケストヘイからバスで20分弱、ヘーヴィーズ温泉湖に着いた。ハンガリーの温泉では水着を着用とのことで、水着とタオル、ビーサンを持って入場。湖は底が深く2〜38mということなので、浮き輪をレンタルした。

湖は屋根付きで建物が上に建っている部分と、完全な屋外の部分で大きく二つに分かれている。建物内は40℃前後あり、馴染みのある温度に「これだよ!これ!」と思わず口をつく。屋外の部分は季節によって温度は様々で、僕が行ったこの日は30度台半ばで、慣れれば気持ちいなくらい。ただ外は温泉が湧き出ているところが時々あり、そこはとてもあったかくて楽しい。

ちなみに結構な勢いで温泉が沸いているそうで、湖の水は2日でまるまる入れ替わってしまうそう。

施設に一歩入った瞬間から匂いを感じるほど強烈な硫黄臭で、アクセサリーを外し忘れ出る頃にはシルバーだったものが妙に黒く変色していた(歯磨き粉をつけたタオルで擦って落ちました!)。

ヘーヴィーズ温泉湖
(場内で写真を撮り忘れたため、遠目から)

◯フェシュテティチ宮殿

温泉を楽しんだ後はケストヘイに戻り、フェシュテティチ宮殿へ。この噛みそうな名前の宮殿は、ハンガリーの地方貴族のお屋敷だったそうで、地方貴族なのにこんなでかい屋敷を持っていたなんて恐るべし。

フェシュテティチ宮殿

中ではフェシュテティチ家の生活模様が展示されており、当時の暮らしぶりが窺える。特に図書館は圧巻で、日本に関する本もあったりと宝探しみたいで楽しかった。

図書館
日本についての本

宮殿内部の入場券には付属のいくつかの博物館から任意の一つに行けるチケットが付いてくる。色々なタイプの馬車や、フェシュテティチ家が代々馬のブリーダーとしても大きな実績を残してきたこともあり、僕は馬車の展示へ行ってきた。最後の方は昔の車の展示になっており、当時は車は馬なしの馬車っていう感じなんだなぁ、と。まあ、漢字からしてそらそうか。

馬車の展示
アンティークな車

というわけで、ブダペスト観光よりも先に郊外に行ってしまったがとても楽しい一日だった。

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