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【遊学】4月5日(ローマ)

◯無念のコロッセオ

ローマ2日目のこの日、1番最初に向かったのがコロッセオ。西暦80年頃からおよそ2000年弱の歴史を誇る円形闘技場である。当時は剣闘士の闘いが見れるローマ市民の娯楽施設であったが、今では剣闘士もいなしすっからかんの遺跡として、ローマと言わず世界中の人々に娯楽を提供している。

現地は想像よりもずっと混雑しており、例によって下調べをしない僕らの嫌な予感は的中する。チケットはオンライン予約制となっており(少し前まで現地で当日券が買えたが)、向こう数ヶ月分の予約が埋まっている状態だった。
途方に暮れていると、恐らく僕らのような愚か者を食い物にしているのであろう、現地ガイドがやってきては

「僕らは公式のガイドだ!€40で英語のガイド付きの1時間半のツアーをやってるけどどうだい?」

この値段は一律でどの狼も同じ値段を言ってきて交渉の余地がない。事前知識もない僕らには約6000円も払って見たところで財布が痛いだけで何も面白くないだろうと断念。
それにしても2000年以上も利益を生み出し続ける恐ろしい石である。

外観を楽しむことしかできなかったコロッセオ

◯真実の口

コロッセオでの惨敗の後、僕らは気持ちを新たに真実の口へと向かった。こちらは並びこそするものの真実の口に手を突っ込むのも、記念撮影するのも無料である。観光名所かくあるべしと意気揚々と列に並んだ。

正直真実の口は手を入れて楽しいくらいしか語ることがないのは残念であるが、無料だし並んでも数十分なので気軽に行けて良いと思います。手を食いちぎられる恐れのある人はどうぞご遠慮ください。

真実の口

◯バチカン美術館

ローマにはカトリックの総本山とも言えるバチカン市国がちょこんとある。世界最小の独立国家であり、その面積はなんと東京ディズニーランドよりも小さい。

そんなバチカンにある美術館だが、さすがカトリックの総本山とだけあって、とてつもない所蔵量である。しかもアテネの学堂など、教科書に載っている絵画のオンパレードで見ていて飽きない。
写真撮影禁止だったが、システィーナ礼拝堂にはミケランジェロの最後の審判や壮大な天井がなどルネサンス期を代表する作品に囲まれており圧巻だった。
システィーナ礼拝堂に着くまでにアテネの学堂や他の天井がなども見ていたが、それでも全く感動が褪せない、むしろより感動したくらいである。みんな礼拝堂の絵画に釘付けで人が全然動かず、最終的には閉館時間だと強制的に追い出された。

アテネの学堂

美術館を楽しんだ後はサン・ピエトロ寺院に行こうとしたが、閉館時間を過ぎていたため断念また明日行こうと誓い、この日は帰った

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