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【遊学】5月31日〜6月3日(パリ)

お金がなくてダラダラとした日々を送っております。薄い1日が多いですが、たまにヴェルサイユ宮殿などといった見応えのあるところにも行ったりしました。おそらく読み応えのない文章だけれど、これはあくまで備忘録、、、

◯5月31日

この日は3月25日にパントマイムショーをやっていたパリ在住のご夫妻に会いに行く。まずはお昼ご飯を食べがてら、パリ東駅から少し行ったところにメディアカフェなるところへ。ここはパリにある小さな日本文化会館のようなもので、パリの中では大層お手軽な価格で日本食にありつけたり、ちょっとした図書館やワークショップがあったりととても居心地の良い場所。これとは別に大きな日本文化会館がパリにはあるそう

貴重な日本的栄養素

お店で合流したあとは、パリ10区、特に東駅から南に伸びる大通り近辺を案内してもらった。なんでも昔この辺に住んでいたようで地名に纏わるお話だったり、住んでいた頃のお話だったりを聞けてとても面白かった。

特にこの辺には今も昔も立ちんぼの娼婦がいるよ、とのことで、特段見分け方を教わったわけではないのに「あっ、多分そうだ」と自然と分かるように。その内の一人にバチコーンとウィンクされたところで、あまり見分けようとすると興味があると思われちゃいそうだと気づきやめた。

◯6月1日(ヴェルサイユ宮殿)

3月に高校の同期とパリに来た際に唯一行けなかったのがヴェルサイユ宮殿である。ストライキが宮殿にまで影響してるとはついぞ知らず、開かない門の前で立ち尽くした屈辱は今でもしっかりと覚えている。あの日一緒に行った友だちは、今日本で授業を受けている。2人の雪辱を晴らしに、いざ。

ヴェルサイユ宮殿は前回見た時とは少し様子が違うようだった。3月末の時点では特に改修工事などはしていなかったが、今回来てみると右側に足組ができている。たった2ヶ月でそこまでできるのか、人間は。

3月末のヴェルサイユ宮殿
6月1日のヴェルサイユ宮殿

フランス絶対王政の象徴的建造物というだけあって、中はルイ14世の部屋をはじめ、貴族たちの部屋などがあり、貴重な絵画や物品が展示されている。
例によって世界史に疎過ぎるくせに数百円をケチってオーディオガイドを使わず、英語の展示案内を読もうとするのだが、なんと展示案内がない部屋がチラホラあるじゃないか!しかも展示案内があっても簡潔すぎて、むしろ難解!オーディオガイドはやっぱりつけた方がいいんです、絶対に。

個人的にはルーブルにあると思ってなかった、馬にまたがるナポレオンの肖像が見れたことが嬉しかった。教科書越しにずっと見てきた彼とようやくのご対面である。

ルイ14世の肖像
僕らに馴染み深いナポレオンの肖像

さて、世界史の教養がまったくないような僕でも気軽に楽しめるのが庭園である。しかし庭園の入場料が別途必要で、中々良い値だったのでそういう意味では気軽でないかもしれない。シェーンブルン宮殿の庭が無料だったのでこっちもそうだと思ってた僕にとっては中々の痛手。しかし、ここまで来たのならいっそのこと!

庭園はシェーンブルン宮殿のそれとは比べ物にならないくらいの広さで、歩き回るのに2時間近くかかった。中にはゴルフカートのようなものもあり、家族連れやグループの人たちはそれを使って移動してたりもしたが、あれはいくらなんだろう、、、?

お気に入りの一枚
庭園から見る宮殿

これで僕らのあの日の後悔も成仏してくれたろうか。

◯6月2日〜3日

4日から友だちと合流することになっており、人といるとどうしても出費がかさみがちな僕は帳尻を合わせるべく、この2日間は宿から半径500m以内という自粛期間を彷彿とさせる行動範囲を展開していた。
読み手の皆様におかれましては「せっかくのパリを無意義に過ごしやがった愚か者」と思われることだろう。断固拒否だ。好きなアニメや本を読んでダラダラする。洗濯機を回してお日様の下に干す。日本でやっていたような、こういった暮らしを実に2ヶ月ぶりにやったのだ。精神衛生上必要不可欠な2日間であり大変有意義だったとここに書き記す。

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