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【遊学】5月18日(ニュルンベルク)

◯ドイツ再び、ニュルンベルク

テッサロニキ空港から2時間、ニュルンベルクへ到着。荷物がなければ3000円もしないでギリシャ-ドイツを移動できることに純粋に感動。ヨーロッパに住んでいれば、週末に小旅行に行ける気軽さである。

荷物を置いてニュルンベルク市内へ。まず向かったのは聖ローレンツ教会。モンテネグロからギリシャまででいくつか教会は見てきたが、どれもドイツなどでよく見たカトリックの豪華な教会とは違っており、久しぶりにゴシックの教会が見たかったのです。
ゆっくりと中を見ていたら10時からのミサが始まり、出るタイミングを逃したために最初の15分だけ参加(本来は1時間半かかるそう)。全てドイツ語だったので何も分からなかった、、、

聖ローレンツ教会
ミサが始まる前の教会内部

聖ローレンツ教会を出た後はパン屋に行って朝ごはんを買った。なぜか木曜日なのにどこのスーパーもやっておらず、渋々ベーカリーに行った次第。ペーグニッツ川の中洲で鴨を眺めながら朝ごはんをいただいた。さすがベーカリー、いつもより贅沢な朝ごはんだった気がする。

ニュルンベルクには、他にもいくつか観光名所と言われるところがあるのだが、どこもそんなピンと来なかったというのが正直なところ。長旅の疲れと眠気で十分に楽しめなかっただけかもしれないが、、、

ニュルンベルク城

◯帝国党大会会場文化センター

そんなこんなで今の所パッとしないニュルンベルクであるが、ニュルンベルク城を見てまわっているときに高校時代の恩師から帝国党大会会場文化センターなるものを紹介いただいた。なんでもナチスの隆盛から現在に至るまでの歴史が学べるそうで、折角の機会なので行ってみることに。

そもそもニュルンベルクはナチスのプロパガンダの拠点の一つであり、今回訪れるところは第二次世界大戦に勝利した際に盛大に党大会を開催するために建設していたもので、未完成のまま現在は資料館として利用されているに至る。

事前情報では英語の音声ガイドがある代わりに、説明書きが全てドイツ語と聞いていたが、実際にはドイツ語と英語両方の説明書きにドイツ語だけの音声ガイドだった。時間が経って仕様が変わったのかも。
なお、音声ガイドはスマホでQRコードを読み取る形http://spice-lover.net/germany-day2/式で英語でも聞けると、係の人には言われたがやり方は教えてもらえず結局使えなかった。

中々重厚な情報量がさらに英語だったために大分辛かったが、行く価値は大いにあったと思う。他の行った人のブログなどを後から読んだ感じだと、僕の行っていない施設もあった様子だったのでそれは残念。本来ならばヒトラーの演説の様子や肉声、ユダヤ人の虐殺などの資料などもあるそうだが僕は見落としてしまったよう。多分、同じ敷地内の別の施設にあるんだと思うが、どうなんだろう
(こちらも参考にしてみてください)

未完成のコングレスハレ
5万人が収容でき、ここで党大会を開催の予定だった

戦争経験者のいない世界が目前に迫っている中で、改めて記憶の保存とその向き合い方について考えさせられる。そのような場は多くの国であるが、どこに焦点を当てているかが違っていて非常に興味深い。ドイツでは自国の過ちを認めようとする感じであったり、その加害性が前面に出ている印象だった。

◯再びケルンへ

明日には大規模なストライキのために公共交通機関が麻痺するとのことで、友人宅に伺うためにその日中にケルンへと向かった。電車の車窓から夕陽が落ちるのを眺めながら、もう21時過ぎなのかとびっくり。こんなに日没が遅いものか、、、

いつまで経っても日没の遅さに慣れない

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