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【遊学】6月5日(全仏オープン)
出国前に購入した全仏オープンのチケットもラスト1枚。この日は昨日合流した友だちも1人一緒に観戦に行く。ともに高校時代を別々のテニス部のキャプテンとして過ごしたくらいにはテニスが大好きなので、一緒に観るのにも期待が膨らむ。
この日は本戦の4回戦を行っており、4回戦ともなるとトッププロの試合数も絞られてくるため、ジュニアの試合や車椅子テニス、レジェンドマッチなども入ってくる。僕らはセンターコートのチケットを持っていたが、最初に向かったのは10番コート。レジェンドマッチできていた錦織のコーチのマイケル・チャンが家族と練習をしていたからである。1時間弱練習を見て(そんなことをしているのは僕らだけだったが)、写真を撮ってもらって今度こそセンターコートへ。
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センターコートでは、ルードvsジャリーが行われており、観客は4回戦にしてはまばら。なんせ昨日だったらジョコビッチとアルカラスの試合が見れたと言うのだから、まあ、気持ちは分からんでもない。笑
それでも生でフィリップ・シャトリエでトップシードの試合が見れていると言う感動は筆舌に尽くし難い。
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この後は松岡選手など、ジュニアの日本勢の応援をしに行く。やっぱり自国の選手が頑張っているのを応援するのは別種の楽しみがある。ジュニアは男女ともに日本選手が多く出場しており、将来が楽しみ。
と、ここでどうにかしてナイターの西岡選手の試合が観れないか考え始める。と言うのも、西岡選手の試合はセンターコートではなく、スザンヌ・ランランというコートに組まれており、センターコートのチケットで唯一入れないコートになっている。しかし、せっかくならなんとしても観たいじゃないか。
そうだ!観戦を終えた人に事情を説明してチケットを譲ってもらおう!
全仏オープンはチケットを入場の際に提示するのだが、チケットに印字された名前までいちいち確認していない。座席とコート名を照合しているだけである。なので、観戦を終えた人から譲ってもらえれば平気で入れてしまう。問題は誰からもらうかである。こんなことは考えていても仕方がない。勇気の続く限り人々に声をかけまくるのだ。
幸にしてブラジル人のカップルがそういうことならと譲ってくれた。人の温かさに感激しつつ、テンションは最高潮に!コートの近くにいたビール売りのお兄さんからビールを買ってコートに入場。
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ここまでフルセットを2試合、4セットを1試合やってきて満身創痍の西岡選手であったが、それでも持ち前の粘り強さで第1セットはタイブレークにも連れ込む。お酒の入った僕らは応援にも熱が入り、酔いも手伝って大声で西岡選手を応援。残念ながら僅差で第1セットを落としてしまい、長丁場の疲れと怪我が祟りそのままストレートで負けてしまった。
しかし、全仏オープンBest16という日本テニス史上2人目の快挙を達成し、キャリアハイを27位と大きく更新した彼の今大会の躍動は素晴らしいものであった。感動をありがとう!
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