Haruko Koyama

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「補習校設立」で本当にいいのか?~決断のその前に➂~

ここまでくると、「実際、授業料の差ってどれくらいなのか」が気になりますよね。外務省の指定校のホームページなどから得られる情報をもとに、「キガリ補習授業校」のおおよその授業料(予想)と私塾にした場合の授業料比較をつくりました。 塾経営素人の予想です。また、指定校になった場合も、その援助率には幅があるので、その点も踏まえて参考にしてください。 授業料比較<補習授業校と私塾>物価の高い先進国の授業料はとても高く、除外しました。アジア・中南米・アフリカ地域の10校程度から算出した

    • 「補習校設立」で本当にいいのか?~決断のその前に②~

      シリーズ第➀弾をお読みいただきありがとうございます。 今回は、補習授業校として、外務大臣の指定を受ける(=諸々の援助の対象になる)ためには必要なことについてお話しします。 外務大臣の指定を受けるためには満たさなければいけない指定条件 以下、原文よりポイントのみまとめます。根拠となる規程のURLを記事の最後に添付しておきます。 1.日本の学習指導要領に準じ、国語を中心とした授業を1年に35日以上行うこと 2.邦人が、「邦人の福利の増進」を目的に組織した団体が設立すること

      • 「補習校設立」で本当にいいのか?~決断のその前に➀~

        そもそも「補習授業校」って?簡単に言うと、在外教育施設の中で、➀日本の公立学校の学習の一部を、②現地校に通う児童向けに、放課後や土曜日に行う学校です。条件を満たし、正式に日本政府に認められることで、資金援助や教材斡旋の支援が受けられます。 その条件については、こちらの記事(第②弾)に書きました。 反対に、私が当初考えたいたものは「私塾」です。日本政府による指定や認定もない代わりに、援助もありません。1つの企業が設立し、塾生から授業料や教材費を集めることで、講師の給与や家賃

      「補習校設立」で本当にいいのか?~決断のその前に➂~