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4月、日本は存在感を示せるか

みなさんこんにちは。気学Style 西島です。

昨年社団法人を立ち上げました手前、今年の決算は2段構えの様相を呈しております。ひとまず法人を立ち上げるまでの期間の確定申告はひと段落してほっといたしている状況です。

ゲームで言えばラスボス前の中ボスが片付いたと言うところでしょうか。
この後もう少し頑張りどころですね。

しかしながら最近はこのコロナのせいもあってか様々なものがオンラインでできる様になってきました。
例えば今回はe-Taxで申告を行いました。以前は少し敷居が高く煩雑な印象もあったのですが今回はだいぶとっつきやすくなっていました。

これまでのいわば「古い通例のやり方」がより手軽に扱える様になってきたと言う一面をとらまえてみるのであれば、コロナという現象は一つの進化をもたらしたとも言えます。

コロナの「病」という性質上、早くなんとかしたい部分はございますものの、新しい時代へ向けての起爆剤となっている面にはみるべき部分もありそうです。

何はともあれ、この忙しい最中に出歩いて役所仕事をしなくても良くなりつつある流れには、なんといいますか本当に感謝です。

日米中、そして台湾をみる(相性編)

今日のニュースによりますと菅総理がアメリカ入りしたそうですね。

香港をものにした(?)中国がいよいよ台湾の方面に圧力をかけてきており
その一方で台湾はアメリカとの交流強化を図っております。
台湾問題に留まらず、各国が中国を牽制する動きもよりはっきりしてきております。
こうした背景の中、アメリカを訪れた菅総理ですがそのタイミングが4月というのがとても興味深く感じられます。

お話を進める前情報として、台湾も含め登場人物の星(本命星)を簡単にまとめておきたいと思います。

・菅総理大臣:七赤金星
・バイデン大統領:四緑木星
・習近平国家首席:二黒土星
・蔡英文中華民国総統:八白土星

こうしてみてみますと相性的な見地ではこの4人の関係がなんとも悩ましく感じられます。

この4名の相性について、相性の図に配置しますとこうなります。

相性3-03

もちろん相性で全てが決まるというわけではございません。
ただ、相性がよければ話も通じやすくわかりあいやすい側面はもちろんございます。また逆に相性が今ひとつであれば心を通わせるにあたって一段工夫も必要になるでしょう。

そうした観点から見てまいりますと、

菅総理と蔡英文・習近平はそれぞれ金・土の星ですので相性の図の中において隣同士仲良く手を繋いでいる格好です。
これに対してバイデン大統領はそのいずれとも直接手を繋いでいません。

また、バイデンの四緑木星の五行である「木」は習近平の星の五行、「土」を克する関係にもあります。

こうしたことを考えてみますと、日台中は表面はどうあれなんとなくお互い言いたいことは理解できる関係性にある一方で、アメリカだけが他3か国の発言の真意を掴みかねるという状況です。
その一方で相克の関係性から習近平を克する位置にいるバイデンですから、バイデンの発言は習近平にとってはきつめに響くことでしょう。
その分、習近平は過剰に反発しそうであるとも想像できます。

先代のトランプ大統領は九紫火星でした。
九紫火星は読んでの如く「火」の星です。相性の図でご覧いただくと火と土が隣り合って繋がっておりますから、表面上の姿勢はともかく米中は以前ならお互いになんとなく腹づもりは読める間柄であったわけです。

中国にとって、アメリカの指導者を見た場合

・きついことは言うが腹づもりはなんとなくわかる相手:トランプ
・きついことを言うし腹づもりも見えにくい相手:バイデン

と言う形になりますので、トランプ政権の時以上に中国は強硬な反発姿勢を取りやすい状況になっていることは予想に難くありません。

このような「感覚的な部分でアメリカだけが蚊帳の外にいる」状況はどう会談に響いてくるでしょうか。

また、日米首相が中国に対抗しようと会談するわけですからそこは相性云々以前になんとか心を通わせていただきたいところです。

その上で、会談にあって事を進める主役がアメリカになるとしても、中国台湾の心情がわかりやすい日本がアメリカを上手にアシスト・リードする必要がりそうだと言うことも見えてきます。

日米中、そして台湾をみる(盤面編1)

さて、相性の観点はこれぐらいにして次は4月の盤面を見てみたいと思います。

画像3

改めて各人の星をメモしておきます。
上の盤面にてどこに誰がいるか確認してみてくださいませ。

・菅総理大臣:7:七赤金星
・バイデン大統領:4:四緑木星
・習近平国家首席:2:二黒土星
・蔡英文中華民国総統:8:八白土星

まずは単純に4月の盤面の様子を見てみましょう。

4月の状況はとても興味深いところがございます。

この4者の星、4月においてはそれぞれ向かい合いっていることに気づかれますでしょうか。

星的にみますと、

習近平とバイデン、菅総理と蔡英文それぞれの星がお互い対面していることに気づきます。

一般的な話としまして、そのタイミングの盤面において自分のすべきお役目は自分の星のいる向かい側の星がテーマになっているといたします。

例えば、2021年の盤面をご覧ください。
7、すなわち七赤金星をみてみましょう。

七赤金星の向かいには五黄土星がいます。
つまり、2021年の七赤金星のお役目は
「五黄土星のような腐った厄介な問題の解決にあること」
…というわけです。

菅総理が七赤金星でありますから、菅総理にとってはコロナや政治問題などがそうと言えるかもしれません。

こうした考え方を下敷きにして各国首相の星の並びで考えてまいりますと、この4月の盤面において

日本のお役目の位置には台湾が
台湾のお役目の位置には日本が
アメリカのお役目の位置には中国が
中国のお役目の位置にはアメリカが

やってきているという形にもみてとることができます。

つまり、この4月において

日本は台湾のことを考え、意を汲んで(対中国)問題に対処する必要がある。
台湾も日本との関係を考え(対中国)問題に対処する必要がある。
アメリカと中国はいろんな意味でお互いから目が離せない。

という状況になっていると考えることもできるでしょう。

この星同士が向かい合っている状況は必ずしも「睨み合っている」状況であるわけではありません。

むしろ向かい側の相手のことをまず思いやって上手に対応することができれば素晴らしい結果が出るということを示しています。

ですので、この4カ国の動向によっては米中、ひいては世界にとって対立・緊張とは違う新しい局面が出てくる可能性もございますから、この4カ国の首相の皆さんが賢明な舵取りをしてくださることに期待するばかりです。

日米中、そして台湾をみる(盤面編2)

もう少しだけ盤面を見てみましょう。
今度は盤面の基本、後天定位も併せてみてみます。

00.後天定位-02

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後天定位(上)と4月の盤面(右下)を見比べてみましょう。

まず習近平は後天定位でいうところの「四」=四緑木星の上にいます。
同様にバイデンは「六」=六白金星の上という形。
お二人ともかなりパワーのある星の上に来ていますから調子はだいぶ良さそうです。
ただし、バイデンの星四緑木星には月盤において半分破壊殺(色付きの部分)がついていますから、4月前半は少し思い通りになりづらい部分がありそうです。

いずれにいたしましても、このお二人は結構調子が良いとは言えるでしょう。

その間に挟まれている当事者の台湾、蔡英文総統ですが、その星八白土星が4月の盤面において盤面下、後天定位では「一」の場所、すなわち一白水星の上にやってきております。

何度もこのコラムに出てまいります様に一白水星の上に星がやってくる時はいわゆる冬の時期。冬の時期には冬の時期としてすべきことがあるとは言え、米中の調子の良い2人と比べますと「活動力」において勢いの差は歴然というところです。

台湾がトーンダウンしているところに中国が畳み掛けてきそうな予感も致します。日本では中国に関するニュースはよほどのものでなければ報道の表に上がってきづらいところもございますから少し注意して台湾の様子を見ておきたいところです。

そして最後に我らが菅総理です。

総理の七赤金星は4月の盤面において蔡英文相当の星の向かい、つまり一番上にやってきています。

この場所は後天定位でいうところの九紫火星のポジションです。
そしてそこは

輝く太陽に照らされて全て物事がよく見える場所であり、
太陽というスポットライトに照らされて皆の衆目を浴びる場所であり、
頭の回転が冴え渡る場所

…であります。

日本は存在感を示せるか

このコラムのタイトルにも書きましたが、ここまでお読みいただけるとなんとなくその意味も見えてこられたのではないかと思います。

習近平・蔡英文の意向・ニュアンスを察することができる日本の菅総理。
4月においては各国の状況もよく見えていいて頭も働くことでしょう。

そんな人がアメリカに出向いてバイデンと対中問題を軸に会談するのです。

…世界は、アメリカはもちろん日本にも注目しているはずです。

確かに表立って動く役回りはアメリカになるのかもしれませんが、しかしそのアメリカを陰で支え、アシストしてリードすることができるのは実は日本=菅総理になりうるのです。

逆に言えば、菅総理がこのコンディションである時にこうした重要な階段が持ちかけられるということは、
「やはり日本という国は『持って』いるな」
ということを感じさせられもいたします。

4月、ことアメリカとの会談を行うにあたって改めて日本はとても重要な役回りにいることがおわかりいただけますでしょうか。
「影の立役者」として日本は、菅総理は、存在感を示すことができるでしょうか。


七赤金星は易では羊に例えられます。
羊は外側こそ文字通り羊毛でふかふかですが、その奥にはがっちりとした肉体がございます。
これは七赤金星という星が
「表向きは柔和でも実は内側はしっかりしている」
という例えなのですが、そんな七赤金星を持つ菅総理の会談、期待して見守って行きたいと思います。

そして、後々
「日本があの時いたからこそより良い世界になったのだ」
と言われることを願うばかりです。


次回の投稿は4月22日です。



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