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【就活生・企業の採用担当者必見】入社の決め手、これです。

共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」の活動のひとつである「#きがえよう就活」プロジェクト。コミュニティメンバーである学生やビジネスパーソンと一緒に、就職活動の服装における課題解決を目指しています。

今回は、Zアカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長を務める伊藤羊一氏をファシリテーターに、また「#きがえよう就活」プロジェクトの賛同企業であるジェイアール東日本企画と富士通の新卒採用担当者と同2社の内定者をお招きし、入社を決めた動機を深堀りするディスカッションを実施しました。

Zアカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長:伊藤羊一氏
㈱ジェイアール東日本企画/東出夏海氏・同内定者:道下さん、若杉さん
富士通㈱/末松佳子氏・同内定者:多田さん、小本さん
(肩書はウェビナー実施当時のもの)

「学生と企業のカルチャーフィット」ぶっちゃけ何で入社決めた?

①生活者への直接的な訴求力の大きさ(ジェイアール東日本企画内定者:道下さん)

道下:広告業界では、広告といえども手法は様々。生活者に直接インパクト/影響を与えられる(駅の中でプロモーションできるなど)という点で決めた。
伊藤:ジェイアール東日本企画さんが生活者に密着しているという点は、どういう点でわかるのか。
道下:インターンシップや説明会など企業と接点を持つタイミングや、自分で企業の情報を調べていく中で、その会社のポジショニング、強み、注力している点などを理解した。
伊藤:ここだ!と思った瞬間は?インターンの経験は大きい?
道下:インターン時に現場で働く社員の話を包括的に聞く中で、ジェイアール東日本企画はJRの駅にプラットフォームがあったり、生活者のリアルな動きを研究しているという点などで生活者との関わりを重視していることを実感した。
伊藤:インターンに参加したりする中で、自分なりに「JRだからこういうことができる」という意義づけが就活生自らできるのが大事なんだと思った。
東出:広告会社が様々ある中で、なぜ当社なのかを理解している方は最終的に内定を獲得している。インターンシップや説明会は大きいと感じる。
伊藤:懇切丁寧に他社との違いを企業側が説明していくことがソリューションではなく、そこを就活生自身が気づいて質問していくことが会社を理解していくために大切。

②得られる経験の多様性(富士通内定者:多田さん)

多田:富士通は社員12万人(国内外)。海外メンバーとの活動も多いと就活中に聞き、自分自身が学生時代に海外の教授の下で研究していたということもあり、魅力を感じた。
伊藤:そういう会社は他にもありそうだが、どこにビビっときたか?
多田:1つ目に、海外での仕事もしたいと思っていたこと。2つ目は、ポスティング制度(富士通グループ内の空きポジションに自ら手を挙げてチャレンジできる制度)。自分自身富士通のインターンに参加したが、そこでお世話になった方に後日連絡したところ、ポスティング制度を利用して他部署に異動しており、そのことからも多様な経験を積めそうだと実感した。
伊藤:全社会人に言いたいのは、「最終的に自分のキャリアは自分で決める」ということ。自分の人生を自分で力強く生きていくためには、会社を「ハコ」としてどう自分で活かしていくか。会社と自分がフラットな関係にあることが大事。富士通のポスティング制度は会社として推しか?
末松:富士通は2020年くらいから会社と社員の関係がフラットになっている。会社は機会を提供する、社員は機会を選択する。ドレスコードフリーもその一例、ポスティング制度はキャリアの機会。働く時間・場所も含め、社員自身が決める。
伊藤:制度は就活生の目につく。会社がなぜそれをやろうとしているのか、会社のポリシーを理解してもらうことが大事。

③社風、社員の雰囲気など(ジェイアール東日本企画内定者:若杉さん)

若杉:自分がしたいことができる会社に入社したいと考え、中高生時代の経験から、メンバーや環境が良いところに入社したいと思った。インターンや座談会に参加する中で、いちばん学生目線で話してくれたのがジェイアール東日本企画。自分の能力を最大限発揮できそうだと思った。
伊藤:学生目線とはどういうことか。
若杉:学生視点で話してくれたこと、また、社会に出る前の不安を取り除いてくれたという点。
東出:企業側も選ばれているということを実感。社風で最終的に選んでもらえたことがうれしい。個人と会社がマッチしたということ。具体的に実施していることは、コロナ禍だったこともあり、コミュニケーションの場を設ける意味でインターン後にオンラインでの飲み会を実施していた。
伊藤:広告業界ではコミュニケーションが大事なので「そういう社風、文化です」と理解してもらい、そこに合う人がフィットしていく。就活中の限られた機会で感じたその会社の雰囲気や、その会社の人などから得た自分の”感覚”は間違っていない。「なんかフィーリングが合う」という感覚を大事に就活をしてほしい。

④社員同士のチームワーク(富士通内定者:小本さん)

小本:いろいろな会社のインターンに参加したが、富士通のインターンシップに参加した際に、チームワークの良さを感じた。インターンに参加したことでその会社の安心感・信頼感をえられた。
伊藤:どんなところを見ると「あ、いいじゃん!」と思うか。
小本:オンラインでのインターンだったが、開始時刻より早くZoomに入室した際に、社員同士のフラットな雰囲気を目の当たりにした。昼食の時間など他の機会でも同じような雰囲気だったため、社風を確信した。
末松:他の学生にも、社員同士のふとした時の会話、例えばイベント前後の社員同士のやりとりなどが印象に残っているとの話を聞いていた。そういった素の部分が見られている。企業側はリアルにみてもらうしかない。

ウェビナー視聴者から登壇者への質問(抜粋)

Q1
広告業界に興味があるがインターンシップへの参加がなければ内定をいただくことが難しいと思いますが、インターンシップに参加していない場合自身を差別化するためにどのような点に注力すればよいか。
A1
東出:インターンシップに参加していなくても内定は出る。インターンシップに参加してもらうことで多くの社員に会えるが、参加していなくても内定している方もいる。説明会や座談会に参加してもらうことで仕事内容や社風を知ってもらえる。
伊藤:インターンシップへ参加することで、会社の雰囲気をより知ることができる。

Q2
内定者に質問です。就活する際に転職の可能性は意識していますか。2社目以降も含めた長期的なプランをどのくらい考えているか。
A2
参加した内定者4名中、2名は転職の可能性も考慮している。

ウェビナーまとめ

4名の内定者にお話を伺うなかでみえたことは、
就活生は活動中に感じたフィーリングを大切にしているということ。
人事は会社の具体的な制度などを説明するが、就活生は社員の何気ない会話などから社風を読み取り、自分に合う企業かを判断している。

ファシリテーターの伊藤さんは最後に、『会社としては、会社の考えをありのままに、素で話すことは大事。また普段の会話も含め、会社の存在そのもので就活生からは就職先として決められている。就活生の皆さんも自分の感覚をもとに「それで決めていいのか…?」と思うかもしれないが、感覚がフィットするかどうか、あなたのフィーリングに自信を持って。』と話した。

視聴アンケート結果としては、「参考になった80%」「やや参考になった20%」という回答者全員が満足度が高い回答となった。

シン・シゴト服ラボ調べ

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