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さんかくキモノ女子のさんかくさんサイン会に行った話

こんにちは。
もうずいぶん時間がたってしまいましたが、さんかくキモノ女子さんかくさんのサイン会に行ったお話を。

思えばnoteに着物について書くのは初めてかもしれません。

自分の人生に全く縁がなかったというよりも、意図的に遠ざけてきたまであります。

着物と言えば、帯だけで百万超えは普通。モノの良し悪しの判断もつかないド素人の客に、あの手この手で一式揃えさせ、気がつけば車よりも高くつく買い物になっていたなんて言うとちょっと大げさのように思われそうですが、呉服屋イコール生きて出られない恐ろしい場所というイメージが、バブル期に母が呉服屋さんで着物を誂えるのに付いていった経験によって刷り込まれている私です。

思えば人生で着物を着たのはたった三回。成人式はいとこに振袖を借り、大学の卒業式は妹の振袖に貸衣装の袴を合わせ、結婚式はやはり貸衣装の黒引き振袖。自分の着物を持っていないあたり、呉服屋さんへの強い警戒心が感じられますね。

さんかくさんは洋服の上に着物を着るスタイルで、古着やサイズ違いの着物なんかを超絶素敵なスタイリングで着こなしてしまう達人なのですが、その軽やかさをYouTubeでみていると、着物界隈に恐怖を感じる私でさえも着てみたくなってしまうほどです。

高2の娘もさんかくさんの動画を見て着物が欲しいと言うので、ある日2人して古着屋が沢山ある街へ出かけ、丸1日着物を見てまわりました。

新品で買うと目玉が飛び出る価格なのに、古着となると途端にお手頃価格になるのが着物。
娘にとって初めての古着は1000円の小紋でした。
その日は結局着物ニ枚と帯二枚、羽織一枚、帯締め一本を買って全部で6000円ぐらいだったと記憶しています。

その他に、セリアで着物用のハンガー代わりに細い突っ張り棒を買いました。
伸ばして真ん中にフックにかけるためのひもを付けたら、着物の袖を通して吊るすだけで簡易着物ハンガーになります。

帰宅後、私の結婚式の時に一式揃えた着物用の小物があったので、それを全部娘にあげると、戦利品を羽織ったりしてファッションショーとなりました。

翌朝、ずいぶん早い時間から何かごそごそしているなと思っていたら、早起きして自分で着付け(さんかくさん風の洋服の上に着るスタイル)とヘアセットをして着物で学校へ行ったのには驚きましたが。(私服の学校で服装は自由です。)

初日こそ二時間ぐらい苦戦していた娘も、数日で着付けに慣れて、学校帰りに友だちと一緒に古着屋巡りをして、着物仲間を増やしていました。

学校の友だち数人と着物で梅を見に行ったりして、風流に過ごしているのを見ると、着物の持つパワーを感じました。
親の私に知識がなくて何も教えてあげられなくても、娘の中にある民族意識的な何かが呼び覚まされるのかもしれません。

そんな風に着物ライフを楽しんでいた頃、さんかくさんの書籍が発売となり、市内のお店にサイン会に来られるという情報を知ったのでした。

娘はもちろん、私も娘に着せてもらって2人で着物で出かけました。

会場のブックオフには素敵に着物を着こなした男女がいっぱい。みんな個性的で良く似合っていて
目の保養になりました。

店内にさんかくさんの等身大パネルが置いてあったので、写真撮影をしたり、ブックオフの中の着物コーナーを見たりして、サイン会の順番を待ちます。

サイン会の時間は、さんかくさんと一緒に写真を撮ったり、ゆっくりお話をすることもできてとても楽しかったです。
さんかくさんも背が高いので、いつも短い古着の着物も素敵に着こなされているのは、私たち高身長親子にとって非常に参考になります。

美しいさんかくさんと間近で沢山お話出来て大満足なサイン会でした。

全国のブックオフをまわっているそうなので、お近くのお店に来られたら是非。

ではまた。












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木賀 ちお🐧
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