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<第15回>鎌倉インテルFCジュニアスパーサッカースクール(2020.10.27)

【鎌倉インテルとは・・・】

日本に「インテル」を作ろう、を合言葉に、鎌倉からJリーグを目指すサッカークラブです。鎌倉インテルでは、古都鎌倉から日本サッカーの常識を覆す、まったく新しい国際型サッカークラブとなり、日本や日本人を国際化させることを目指しています。
クラブが掲げるビジョンは、「ますます国際化していくグローバル社会において、スポーツを通じて、さまざまな障壁にチャレンジし、 世界で活躍できる人材を創出するとともに、ワールドクラスの価値を創造できるプラットフォームとなる事を目指す」です。

KIFCエンブレム2020

【本スクールのコンセプト】

『サッカーの本質の追求』
本スクールは、スクール生がサッカーという競技を本質的に理解し、上手くなることを目的としています。
サッカーにはボールを持たずにプレーする時間があります。Off The Ball と呼ばれるものです。どうしてもボール保持時(On The Ball)のトレーニングばかりに目が向けられがちですが、サッカーのゲームではボールに触っていない時間がほとんどです。そのため本スクールでは、Off The Ballのプレーもトレーニングします。
そして、サッカーにおける最終的な目標は「ゴールを奪う」「ゴールを奪われないように守る」ことです。スクール生には、1シーズンの練習を通じてこれらの目標を達成するために必要な技術と考え方を養っていただきます。

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「共に学び、共に歩む」

10月27日(火)第15回練習

今回のテーマは、

「4人の攻撃 - ダイヤモンド」

前回の「3人の攻撃—トライアングル」に続く、攻撃時のポジショニングにおける、基本的な考え方が

「ダイヤモンド」

です。

守備側にボールを奪われないようにするために、ボール保持者に必ず2つ以上のパスコースを作り続けるのが、

「トライアングル」

「ダイヤモンド」の場合は、左右前方(後方)の3方向にパスコースを作ることがベースとなります。

Jリーグや欧州の試合を観ていると、ボール保持者に対して、自然と左右前方にパスコースを作っています。オフ・ザ・ボールのポジショニングに規則性をもたらすことで、試合中に迷子になることを防ぐことができます。

「トライアングル」「ダイヤモンド」

この2つのオフ・ザ・ボールのポジショニングの規則性を、スクール生に提示し、練習に取り組みました。

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1.ウォーミングアップ

20.10.27第15回WU

ウォーミングアップは、5vs3を実施しました。

攻撃側は、数的優位を活かして、守備側にボールを奪われないようにパスをつなぐことが目的です。

この時、グリッドの縦方向にパスをつなぐと、試合と同じように方向性を生み出すことができます。

その際、中央に位置する選手を経由すること、中央のパスコースが空いたら逃さずパスを通すこともポイントです。

守備者は方向性を意識しながらポジションをとり、ボールを奪うことが目的です。

守備側が中央をしっかり締めると、外側にスペースが生まれます。攻撃側がそのスペースを使って前進を図ることにより、守備側が外側に引っ張られて、中央のスペースを空けてしまうことが発生します。その空けたスペースやパスコースを巧みに利用して、攻撃側の目的を達成することができれば成功と言えます。

こうした攻撃側と守備側の駆け引きはサッカーにおける原理原則であり、U12年代で、習得しておくものです。

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2.練習1

20.10.27第15回練習1

練習1は、4 vs 2+1 vs 1+GKを実施しました。(GKはコーチ)

攻撃側は、GKからの配球で攻撃を開始し、Z1からZ2を経由してゴールを目指します。

守備側は、Z1でパスコースを限定して、Z2での守備の負担を軽減し、ボールを奪って反撃するか、GKへのパスを目的とします。

攻撃側は、Z1「ダイヤモンド」を形成するとともに、Z2が頂点のポジションをとることで、ウォーミングアップ時の体形を生み出すことができます。Z1からZ2へスムーズな前進ができれば、数的優位を活かして、シュートに持ち込むことができます。

スクール生たちは、ウォーミングアップ以上に攻撃の目的を達成していました。

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3.練習2

20.10.27第15回練習2

練習2は、前回の練習と同様、3 vs 2+2 vs 2+GKを実施しました。(GKはコーチ)

コーチからの配球で開始。攻撃側はZ1からZ2を経由して、Z3に前進してゴールを奪うことが目的です。

守備側は移動範囲が決められている中で、スライド等を駆使してボールを奪って、コーチにパスすることが目的となります。

今回はZ2のスペースを広げて、Z3から下りてきやすい条件を整えました。このことにより、Z1からパスを引き出すタイミングを図りやすくなると同時に、ボールを保持した際にプレッシャーがかかりにくい状態になります。

攻撃側の目的を達成しやすい状況になったこともあり、スクール生たちはゴールに迫る回数が増えました。オプションとして、Z2での最初のタッチ数を1タッチに制限して、Z1からのサポートを促しました。

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4.試合

20.10.27第15回試合

最後の試合は、6vs6 を実施しました。(GKはコーチ)

ウォーミングアップからの継続もあり、フィールドプレーヤーは5人。

「攻撃時に『ダイヤモンド』を形成し、効果的なアタックを繰り出して、ゴールを奪うことができるか」がテーマでした。

2週にわたり攻撃のテーマだったこともあり、どの試合もシュート場面が頻出していました。その中で、ダイヤモンドを意識したポジション取りから崩すシーンもありました。

6年生中心の試合は3-1。この日はナルキが爆発。持ち味の強烈な左足シュートを突き刺すと、終了間際には力強いドリブルからダメ押しゴールをゲットするなど、積極性が光りました。前回の終了間際にオウンゴールした悔しさを忘れずに臨んだ結果だと感じました。

5年生以下の試合では、レオとユウトがそれぞれ2得点の活躍。2-2の引き分けでした。

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そして、今週はハロウィン・ウィークという事で、一足早く鎌倉インテルから、いつも頑張っているスクール生全員にTREAT(ごほうび)のお菓子を配りました。また、練習を手伝ってくれた現役選手の藤田選手青木選手が、仮装をして盛り上げてくれました!

藤田選手青木選手、ありがとう!!

スクール生も喜んでくれました!!

<第16回に続く . . .>

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文章:神川明彦 編集:田中俊哉

【お問い合わせ先】

鎌倉インテルFCジュニアスーパーサッカースクールに関するお問い合わせは、以下からお問い合わせください。


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