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”ながら飲み”をしない抹茶だからこそ

コーヒーや紅茶は、「新聞片手に~」とか「仕事のおともに~」とかそういった楽しみ方ができるけど、抹茶はそうはいきません。

ててもらったら(あるいは自分で点てたら)、すぐに飲む。飲み切る。」これが鉄則です。

実際わたしも「おうちで気軽に抹茶を楽しんでるよ~」と言いながらも、ここはあまりぶれることがないです。

理由はいろいろとあると思うのですが、日常生活に交えて考えてみました。

まず、抹茶一服いっぷく (一杯のこと)はだいたい60㏄~80㏄ほど。

マグカップに入ったコーヒーの、およそ半分です。

そんな、量の少ない飲み物を時間をかけてちまちまと飲むのはあまり現実的ではないですよね。

また抹茶を点てるときのお湯の温度は80℃程度が良いと言われています。

80℃は決してぬるいものではないのですが、それでもアツアツの飲み物に比べたら冷めるのも早いです。

なので「できあがったらすぐに飲む」のが「最後の一口まで一番おいしい状態」なんだと思います。


そんな、コーヒーや紅茶ほど時間をかけられない抹茶。

だからこそ意識したいことがあります。

それが「目の前の抹茶に集中して真剣に味わうこと」です。

最近よく耳にする言葉だと「マインドフルネス」ですね。

抹茶を飲む時間だけは、日々の悩みや雑多なことは忘れて、抹茶の味や香りに集中したいなと思うんです。

時間にするとほんの1、2分でしょうか。

あっという間だけども豊かな気持ちになれる、「抹茶を飲む時間」というのは不思議なものなんです。

新聞を読みながらではなく、新聞を読んだ後に。
仕事をしながらじゃなく、仕事の休憩時間に。

そんな楽しみ方で、抹茶を味わってみてくださいね!


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