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中村洋太さんのライターコンサルを受けたら目指す場所が定まった話

先日、中村洋太さんが行われている「ライターコンサル」の初回セッションを受けました。
結果、憑きものがとれたようなスッキリとした気分になっています。

このことをツイートすると複数のフォロワーさんから同じことで悩んでいた、詳しく聞きたいとDMをいただきました。

学びを整理するために書いたこのnoteが、同様の悩みを持っている方の参考になれば嬉しいです。

私がコンサルを受けた理由

なぜライターコンサルを受けたかというと、「SEO記事」を書くことに苦しみを感じるようになっていたからです。

私は、兼業Webライターとして仕事をするようになって1年半以上経ちます。0.5円から始めた文字単価も2円に上がり継続案件を何件かこなしている状態でした。

ある程度慣れてきて個別案件もいただけるようになったものの、私の内側にあったワクワク感は日に日に薄れ、影もカタチも見えなくなっていました。

「おもしろくないな…」

書いていてよく思うことでした。それでも自分を奮い立たせ、必死にリサーチして記事を書く日々…。しかし書き上げるたびにドッと疲れ、5歳ほど老けている気すらしました。

それに、SEO記事に慣れてくるとノウハウ記事の書き方しかわからなくなり、文章も機械的になってきている気がして、自分が目指したい場所って本当にここなのかなと不安が募ってきて…。文章力に自信がないため、余計にこのままでいいのか、心がソワソワしてきました。

今までは、ルールを気にせず自由にかけていた文章も、SEOの仕事をもらうようになり、「自分の思いを言葉にするってどんなだったっけ?」とわからなくなっていたんです。

コンサルを受けて憑きものがとれた

実際にコンサルを受けてみて、本当によかったと心の底から思います。
私は、ライターを目指すうえでワクワクしたい。収入だけではなく心が踊る経験や胸を張って誇れるスキルが欲しかったんだ、とあらためて気づかせていただきました。

今思うと、誰かに背中を押して欲しかったんだと思います。


私は、中村さんのnoteを以前からのぞきみて、密かに憧れていました。自転車で世界1万キロを旅したり、クラフトビール東海道五十三「注ぎ」600キロ徒歩の旅をご自身で企画され発信したりなど、文章だけではなく行動からも「おもしろさ」が前面に出ている方。私もこんな風に人を引きつける文章が書きたいと思いました。

文章を書くことが苦しくなっていたときに、中村さんの生徒さんでもある池田あゆ里さんのnoteを読み、関連記事としてでてくる中村さんのコンサルを受けた方々のnoteを読みあさりました。


中村さんや中村さんのコンサルを受けている生徒さん達の共通点は、文章がキラキラしその人にしか書けないことを書いていること。それに比べ私がワードプレスで作ったブログの記事は、SEOガチガチの誰でも書けそうな記事ばかり…

そして、全てを読み終わる頃には、「私もコンサルを受けたい!」とDMを送り、翌日にはコンサルの予約が決定していました。

初回セッションは1時間。中村さんはまるで本職がカウンセラーと言われても不思議ではないくらい安心感のある声と話し方で、私の現状や悩み、好きなことなどを聞いてくれました。

SEOをいったん忘れてみる

はじめに言われたのは、「一度、SEOを忘れてみましょう」でした。

私が1年半前にWebライターをはじめた頃は、SEOを会社の役職か何かのことだと思っていたくらい知識ゼロの状態。

そこから必死に勉強しSEOを学べば学ぶほど「自分語りをしてはいけない」「人に役立つ記事を書かなくてはいけない」ペルソナを決め…テーマを決め…キーワードに沿って…簡潔に…とSEOのルールにとらわれ、「書くこと=SEO」になっていました。というか、それしか知らなかった。

中村さんは、「かるめりさんはSEOを忘れて、自分が思っていること、おもしろいと思うことをとにかく書いてみましょう」

私「キーワードは…?いいんですか?」

中村さん「はい。いったん忘れましょう」

……はい。忘れました。単純な私は、いったんSEOを忘れることにしました。

noteをはじめる

中村さんに、自分の意見を書くプラットフォームとしてnoteをおすすめしていただきました。そして、「数を打ち、書くことに慣れる。そのなかで、徐々に自分だけの文体が出来上がってきますよ」ともおっしゃっていただきました。

noteは閲覧用では利用していたものの、自分では書いたことがなく、実際書こうとしてもキーワードを決めて書かなくてはいけないのでは…と書き出せずにいました。

この記事を皮切りに、noteを書くことにします。いや、書きまくることにします。(言い切って自分を奮い立たせる)

noteに書くのは、

・自分の意見やおもしろいと思ったこと
・過去の経験から感じたこと
・ものごとを行動に移した過程

「人の役に立つこと」はひとまず脇に置き、おもしろいと思うものや心から書きたいものをたくさん書き、どんな記事がよく読まれたか、反応が良かったか、などを数をうち分析する。はじめのうちは日本語が多少おかしくても気にしすぎない。これが私の挑戦する課題です。

遠回りに感じても実際は近道

私が自分の想いをブログやnoteに書き始められなかった理由のひとつに、「書いても簡単には収入に結びつきにくいから」がありました。クラウドソーシングで案件を受注し執筆するとすぐ収入に変わるので、そこに力を入れているほうが気持ちのうえでも楽だったからです。

自分で企画し記事にすることが、道のりが遠く時間のかかる作業のような気がして踏み込めなかった。

「遠回りに感じるかもしれませんが、実際は近道ですよ」

中村さんにそう言われ、自分がどうなっていきたいのか、何をおもしろいと感じるのかをあらためて考え直すことができたと思います。

「遠回りに感じても実際は近道」中村さんは爽やかに何気なくおっしゃっていましたが、私の脳内には鐘が鳴りこのフレーズをデスク正面の壁に張り、なんなら家訓にしたいくらい心に響きました。

・自分がおもしろいと思って書いたものは、人が見てもおもしろい
・過去の経験もネタになる

他にも、私が気になっていたポイントをズバっとアドバイスしてくださいました。中村さんは、超人並みの聴察力をお持ちなのかもしれません。個人のバックグラウンドをしっかり聞いてから、その人に合った道をアドバイスしてくれていると感じました。

誰にもマネできないニッチな存在になる

「ニッチな存在になると、誰もマネできない記事が書ける。」

中村さんが以前書かれた、東海道五十三「注ぎ」600キロ徒歩の旅の記事を始めて見たとき、どうしようもない高揚感に包まれたのを覚えています。

東海道を600キロ歩いて旅するだけではなく、プラスで各地のクラフトビールを五十三「注ぎ」飲むという見ているだけでアドレナリンが上がる内容。中村さんのこの記事を読み、「私が目指したい場所はここだ!」と思いました。

私はニッチさでいうと、スペインのカンタブリア州という「どこですか、そこ?」レベルの日本人が極端に少ない地域に住んでいるニッチさは持っています。

ただ、ニッチすぎて「キーワード検索しても出てこないような情報を誰が知りたいのだろう…」とSEOでこり固まった私の脳が邪魔をして、発信できないでいたのです。

私は、ニッチの無駄遣いをしていました。

他にも、中村さんは私の話を聞きTwitterのプロフィールなどもチェックしてくれ、「フックをたくさんつけておくといいですよ」ともアドバイスをくださいました。

「フック」というのは、自分の職業だったり趣味だったり、好きなことなどなど。差別化要素になるもの。

わたしの場合は、美容師、Webライター、スペイン在住、旅、子育て、海外4ヶ国で働いた。趣味は、ボクシングと演劇…など、テーマがバラバラなフックが何個かありました。
ただ、どれもズバ抜けているわけではなかったので発信する自信もなく…。

中村さんは爽快に「前面に出していきましょう」と言ってくださいました。

私「テーマとかありすぎていいんでしょうか?ペルソナを絞れなくなりますが…」

中村さん「全然いいです!」

……憑きものが完全に落ちました。フックを全力で出します。いっそのこと「この人何者?」を目指そうかと思います。

ニッチで気になる存在を目指す、これも私の目標です。

今後のゆく道

私はいったんSEOを忘れて、書くことに焦点を合わせてみようと思います。

遠回りに感じても実際は近道だと思うから。(中村さんの言葉をここぞとばかりにパクりました、すみません)

noteを通じて「私にしか書けない文章」を追求してみます。

あとは私の住むスペインのカンタブリア地方の良いところをたくさん紹介したい。

過去の私みたいな、海外が大好きだけど勇気がでない人や、気は小さいのに色んなことをしたい人が、何か行動を起こすきっかけになるような文章を書きたい。

自分が持っているネタを出し、整理していく。あ、あと、えっと。憧れているのは、あの、紙面でコラムを書くことです。(ああ言っちゃった…と震えながら書いています)

未来を考えワクワクする気持ちにさせてもらえた中村さんには本当に感謝しています。
言い過ぎると嘘っぽく聞こえてしまうので、これくらいにしときますが、三つ指立ててお礼を言いたいです。ありがとうございます。

この記事は、中村さんのコンサルを受け、心おもむくままに書いたものです。

日本語も間違っているかもしれないし、表現もトンチンカンかもしれない…。はずかしさを払拭して書いてみました。

これからもnoteを通して自分の言葉で発信していきます。諦めず「チリも積もれば山となる」を目指して。

胸を張って「私は、プロのライターです」と言える日がくるまで、継続してみます。

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