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【わたしはダニエルブレイク】

心臓の病で40年勤め上げた大工の職を停められたものの支援手当受給にも就労許可者にも当てはまらない。
そんな生き辛さを感じるダニエルと同じく、一人で二人の子どもを支えながら貧困に立ち向かうケイティーにスポットを当てた物語。

もう開始15分程度から終始、胸が痛くて痛くてどうしようもなかった。

【君は遠い土地と二人の子を連れて頑張っているじゃないか。こんなこと大したことないんだ、大丈夫】
フードバンクでダニエルがケイティーを救ったように、思いやる気持ちと助け合う心でシステムに支配された頭の固い世の中はそろそろ変わって、幸せな国になれないものか。

また、フードバンクという設備自体初めて知った。日本では少なく、そもそも認知すらあまりないと思う。貧困問題と食品ロスなんてあまりにも遠いと思っていたけれど軽視してはいけないと感じた。

元は実話で2016年第69回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。人権のあるべき姿と社会問題軽視の核を突いたような訴求性の高い映画でした。

#映画レビュー #映画 #わたしはダニエルブレイク

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