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【20century woman】

ジャケ買いならぬジャケ見、ポスターの色彩や世界観に負けて観た作品だけど、実は“映え”“オシャレ”なんかより刺激的な訴求力のある作品だった。

シングルマザーと息子、それを取り巻く友人らの関係性なだけ。でもその一つずつが複雑で、各々を例えるなら破片を集めて美しくなった万華鏡のような人であり関係だった。

評価されない芸術(内側の美徳)、子どもを愛しすぎる不器用さ、同じく親を愛するから故に起こるすれ違い、過干渉からの親との義絶

20世紀という背景をうまく切り取って、生きてきたストーリーが違う者(=他社)との共存ってまあそう簡単じゃないよねってことが本質なのかな

ジェイミーはきっとこうやって女の強さ弱さと脆さも知って、母よりもどっしりとした青年になるんだろうなと願っている。

首から下は少年、のような服を身に纏ったとしても『可愛い!真似したい!』と思わせるのはエルファニングのおかげ。


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