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自分の強さに繋がっていくもの

久々に大人の怒っている声を聞いた。
それは想定内の出来事であったし、わたしには直接関係はないけれど、
ものすごく苦しくなって、いたたまれなくなった。

わたしはわたしを守るために、席を外して、寝室へ移動した。
いつものお布団にくるまった。
イヤホンをして音楽を聴く。
でも心臓がギューッとなる。バクバクがなかなか治らない。

そしてツイートをした、こんな感じで↓

心の内をすぐに外に出せるようになった。


とりあえず泣きたくなるので泣いたけど、やっぱりもっと深くまでいこうと紙とペンを持ってきて、頭に浮かぶままを書いた↓

ベッドの上で走り書き。
みんなにもトライしてほしい、ホンマに。

自分以外の人の気持ちはコントロールできないし、わからないから怖い。
あーわたし、こんなこと考えてたんやな。
意外な言葉が飛び出してくるから、毎度新しい発見がある。
見捨てられる恐怖は、子どもの頃ならではやなと思った。
そりゃ怖いわな。


前回の記事↓にも書いている、自分と向き合う行為。 

小さい頃、母を怒らせてしまったことを何度も何度も後悔していたようだ。
どんなことでスイッチが入るのかわからない激高する母の顔を見るたびに、言わなければよかった、しなければよかったと。
その後はしばらく無視されるので、それも恐怖だった。
ここに居られなくなるのではとも思っていた。

怖いという気持ちと、なぜ自分は母を怒らせてしまうのかという自分を責める気持ちがあった。
でも今回は、紙に書いたのはこれだけ。今までは、もっともっとたくさん走り書きをしていたけど、だいぶ癒えているみたいで少なかった。

その後すぐに、瞑想でこの時の小さなわたしに会いに行った。懐かしいパジャマを着ていた。おかっぱ頭の小さいわたし。

その子はフリーズしていた。泣いてもいないし動かない。怖かったなもう大丈夫やでって、膝に乗せて抱っこして背中をいっぱいさすったら、しがみついて泣き出した。
体を少し離して顔を見たら口をいっぱい広げて泣いてた。わたしも一緒に泣いた。小さな背中。小さな胸を痛めてる。泣ける。
そうやんな。あの時はわからんかったけど、傷ついてたんやな。

そこでまた新しい映像が出てきた。
夫婦喧嘩を止めに入ったら、父に突き飛ばされたり、チョップをされたことがある。痛いし怖い。本当に恐ろしかった。
あっそれか。それもあったから怖いんや。

ふたりが言い争う大きな声が聞こえる。
時々、手を挙げられる母を見ているから怖くて、またお母さんが叩かれると思うと、怖いけど止めなくてはと思っていたのか、心臓がバクバクさせながら、階段を慌てて下りてふたりに駆け寄ったことを覚えている。怖かったよな。
なのに立ち向かう、4,5歳のわたし。

『お父さんやめて!!』
そんなわたしに父は苛立ち、自分を抑えられない。
泣け泣け。怖かったな。悲しかったな。
気が済むまで、泣いていいよ。


この感触。
娘の小さな頃を思い出した。
同じような小さな背中。
そう言えばわたしは、娘を叱った後、必ず抱っこをしていた。わたしの膝の上にまたがると、緊張が緩んだ彼女はしがみついて思いっきり泣く。わたしは何度も涙を拭って頭を撫でる。
しばらく泣くと、その後はケロッとしてニコッとしてギュッとしてくる。
わたしはいっぱいチューをして、
『かわいいなぁ〜なんでそんなにかわいいの?』と言う。
なんかそのやり取りも思い出した。


娘にしていたように、すればいい。
あなたが安心できる場所になると伝えればいい。
本当にそう思った。
おかっぱ頭の小さいわたしは、泣き止んだ後、安心したように、もたれかかってきた。まだすごく小さい。幼稚園やもんな。
あぁかわいい。大好きよ。これからはずっと一緒にいるからね。大丈夫よ。
少し照れくさそうに、ニチャッと笑った。


インナーチャイルドは、傷ついたのに癒されることなく知らん顔されてきた自分だから、いつでも自分の内側にいる。
会いに行こうと思えばいつでも会える。

外側で起こったことによって、心が揺さぶられて苦しいのには必ず理由がある。
そのひとつひとつを解いていくことは、ひとつひとつ安心を増やすことでもある。
そしてそのひとつひとつが強さに繋がっている気がしている。
それは絶対に倒れない強さではなくて、
自分を信じる強さ。
自分を信頼できている喜びにも繋がっている。


この先また、大人の怒っている声を聞いても、わたしはもう大丈夫だと思う。
イヤやなーとは思っても、仕方ないかって思える気がする。
ネガティブな感情の出所を知らないと怖いけど、知っているものなら心強いのではないかとも思う。


今まで何度もインナーチャイルドを癒してきたけれど、
やっぱり、父に謝ってほしいのでも、母を責めたいのでもない。
ふたりを改心させたいなんて、微塵も思っていなくて、
ただ辛かった自分を心の底から抱きしめて、いっぱい泣かせてあげて、最後は笑顔にしたい。
ひとりじゃないと、わかってもらいたいのだ。
それだけで満足する。というかそれだけが救う手なのだと感じている。

一見嫌だと思える出来事も全て、自分の内側の気づきをくれる。
たくさん泣いて腫れた目もなんだか清々しい。
今日もありがとう🌏

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