詩
かえっていく……かえっていくよ……かえっていく……
この連続はすべて
神に対するエコラリアなのです……
最後の卵として生まれたぼくは
空洞なのか沈澱しているのかも……
対抗したいのではなく退行したいのだ
泣いているのか朗読しているのかも
からだがねじれていくようだ
わからないまま殴らないでといい、
表象の中のきみの不在
ざらつきとしてすべてがみえる……
鉛筆画としての死のあり方
それは薄い殻を隔てた先を覗きこむ
本に閉じられた脊椎の触感
白い観覧車のなかの少年性であり……
銀色のすべりだい
仰向けで手のひらを待ち受ける意味を
他者の鼓動は永遠に隠されて
予感させたのは柱としての沈黙だった
クロールをするようにぼくは、ピアノを弾いていた……
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同義(詩)という罰をみつけ、ぼくも分解されるのだろう
ぼくは……
とうの……ほんとうの……ほんとうの……ほんとうの……
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