かえっていく……かえっていくよ……かえっていく……

この連続はすべて
        神に対するエコラリアなのです……
最後の卵として生まれたぼくは
        空洞なのか沈澱しているのかも……
対抗したいのではなく退行したいのだ
        泣いているのか朗読しているのかも
からだがねじれていくようだ
        わからないまま殴らないでといい、
表象の中のきみの不在
        ざらつきとしてすべてがみえる……
鉛筆画としての死のあり方
        それは薄い殻を隔てた先を覗きこむ
本に閉じられた脊椎の触感
        白い観覧車のなかの少年性であり……
銀色のすべりだい
        仰向けで手のひらを待ち受ける意味を 
他者の鼓動は永遠に隠されて
        予感させたのは柱としての沈黙だった
クロールをするようにぼくは、ピアノを弾いていた……



同義(詩)という罰をみつけ、ぼくも分解されるのだろう
 
ぼくは……

とうの……ほんとうの……ほんとうの……ほんとうの……

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