長島聡(きづきアーキテクト株式会社代表)

由紀ホールディングス社外取締役、FS協会理事、慶應大学SDM特任教授、NDMA代表理事、工学博士。 早稲田大学理工学部助手、ローランド・ベルガー日本代表、同グローバル共同代表を経て、2020年7月きづきアーキテクトを創業。 https://kidukiarchitect.jp/

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由紀ホールディングス社外取締役、FS協会理事、慶應大学SDM特任教授、NDMA代表理事、工学博士。 早稲田大学理工学部助手、ローランド・ベルガー日本代表、同グローバル共同代表を経て、2020年7月きづきアーキテクトを創業。 https://kidukiarchitect.jp/

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      日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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    マイクロモビリティで賑わいを作る。

    北米では298の都市でマイクロモビリティの利用が拡大しているという。2021年には、車両数は23万2000台となり、1億2800万回の年間利用があった。所得層、年齢、人種を問わず、誰もが利用している。徒歩からの転換、自家用車からの転換に加えて、寄り道や回遊といった新たな移動需要も生み出しているという。密を回避でき、健康的かつ環境に優しい移動手段として、ウィズコロナの新しいライフスタイルになっているのだ。 新たな街づくりへの活用も進んでいる。異なる交通手段を1つのサービスに統

      • 出島、出島組織って面白い。

        昔、教科書に載っていた出島。海に飛び出た扇型の小さな島の姿を、大人になっても鮮明に覚えていた。そして、ちょうど1年くらい前、その出島に初めて訪問する機会があった。異国との交流が唯一許された場所は一体どんなところなのだろうか。ワクワク、ドキドキしながら、現地に向かった。第一印象は「ムムムッ」だった。出島が海に浮かんでいない!出島の向こうにビルがある!頭の中は真っ白になり、しばらくその場で立ち止まってしまった。もちろん、その後、出島自体が残っていることや、復元されていることに感謝

        • スポーツが、観たくなる、やりたくなる、文化になる。

          瀬戸内海とそこに浮かぶ島々をバックに、選手が練習に励む様子を一望できる。こんなホテルが岡山県玉野市にある。ホテルとコースの間はわずかフェンス1枚。選手がものすごいスピードで目の前を走り抜けていく。荒い息づかいまでも聞こえてくる。スタートの音、ラスト一周の鐘の音、臨場感が半端ない。9階建てのホテルの各階は、それぞれのレーサーがつける9つの色に彩られている。部屋は、選手のロッカールームがイメージされ、ユニフォーム風のナイトウェアなど、競輪モチーフが至る所にある。レース期間中は選手

          • アート観光、産業観光を超える「STEAM観光」を生み出してみたい。

            瀬戸内国際芸術祭、越後妻有大地の芸術祭。2022年は日本を代表する2つの芸術祭が行われている。共に、開催期間は4月から11月と長く、コロナ禍で縮こまっていた人々に、極上のアート体験を提供している。幸いにも、瀬戸芸は既に一部体験することができたが、残念ながら大地の芸術祭には出向けていない。なんとか時間を作って、一泊の旅に出かけようと思う。アートに合わせた上質な食と宿泊の体験。今からとても待ち遠しい。 こうした大規模なもの以外にも、アートや文化を軸とした観光が日本全国で行われて

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            創造のスピード、創造生産性を大事にする。効率一辺倒の幸せはない。

            日経コメモの意見募集で、「#倍速で楽しみたいこと」というお題に目が止まった。自分だったら何を倍速にして楽しみたいか。そう考えた瞬間、新たな価値を創造するスピードを倍にして、その成果を仲間と分かち合って楽しみたいと即座に思った。倍速どころか、爆速にしたい。そうすれば新たな価値が量産され、それらを買い合うことで、お金の回るスピードが倍速、爆速になるはずだ。「新価値の量産」、つまりは「創造生産性の向上」こそ、倍速で楽しみたいことなのだと、強く感じた。 一方で、お題の中にあった「コ

            想いや対話が「買いたい!」を創造する。

            日々、色々なモノやサービスを買っている。でも、ファストフードの食事、電車の切符、ティッシュやお茶など、無意識な買い物が多いのに気づく。スマホを見せると阿吽の呼吸でバーコード決済が始まり、瞬時に決済が終わる。 小さな頃、キャベツと言われたのに白菜を買って帰った失敗があった。「大きく安いキャベツを見つけた!」と誇らしげに家に帰ったのを覚えている。当然、キャベツではないので、色々な意味で家は笑顔に包まれた(笑)。ショーウィンドーのケーキを買って、両手で箱を水平に持ち続けて、潰さず

            新幹線が創意工夫の舞台に。

            少し以前から、新幹線でもリモート会議ができるようになった。速度の速いwifiが時間無制限で使え、声を出してもよい専用車両ができたのだ。これなら移動中でも会議が問題なく成立する。これまでは電話が掛かってきたらデッキに行って話すのが常識だったので、この車両に初めて出会ったとき、とても驚いた。専用車両は7号車だ。リモート会議を気兼ねなくできるだけでなく、乗り降りの利便性も高いので、いまは特段会議の予定が無くてもこの専用車両を愛用している。 東海道新幹線以外はあまり乗ることがないの

            離島の住民の足を確保する。

            MaaS。Mobility as a Service。地域住民や旅行者の一人一人に、最適な移動サービスを実現しようというコンセプトだ。バス、電車、タクシー、自転車、カーシェア、飛行機、船などの移動手段をシームレスに組み合わせてスムーズな移動を実現する。既存の公共交通機関に加え、多くのスタートアップ、商社、自動車メーカーなどが、サービスの事業化に挑戦している。それらの取り組みを少し見たあと、離島での住民の足について考えてみる。 まずは、オンデマンドバス「のるーと」だ。利用者が

            「やりたい!」を大事にする。

            いつの間にか、日本の職場は元気が無くなっている。アメリカの調査会社・ギャラップ社が2017年に行った「働く人の仕事に対する熱意」、つまりエンゲージメントに関わる調査では、139か国中、日本はなんと132位だ。エンゲージメントが高い従業員は、平均で全体の6%、それ以外の従業員は70%がやる気がなく、24%が周囲に不満をまき散らしているという。最近の調査でも同様の結果が出ている。はたまた困ったものだ。 キーワードは「おもしろおかしく」。何十年も前から、社員が楽しく働けるようにす

            藍染の魅力、ジャパンブルーに引き込まれる。

            広い空、無数に流れる川、海に囲まれた国土。青は、日本を象徴する色だと思う。明治初頭に来日した英国人科学者のアトキンソンは、街が藍色に彩られている様子を「ジャパンブルー」と表現したという。 当時使われていたのは植物染料の「藍」を用いた藍染だ。江戸時代ごろから藍染は、庶民的な染物で、青く染められた木綿の着物などが広く普及していた。ただ、他の染料植物とは異なり、煮ても色素は取り出せない。そこで、藍を瓶に入れて発酵させるなどして藍液をつくる。そこに糸や生地を浸して、染めていく。空気

            伝統芸能は、現代の創意工夫を呼び覚ます

            伝統芸能はどこか敷居が高い。5年くらい前まではそう感じていた。「街中のポスターで知る」ぐらいの経験はあったが、日常の中で伝統芸能という存在を意識することはほぼなかった。せっかく目に触れたポスターも、演目や出演者、日時などが淡々と書かれている。既にファンの人に情報を伝えるという意味では機能するが、初心者への興味喚起にはなかなか繋がらない。 日々の情報収集は、ネットやSNSが中心だ。耳に入ってくる情報は興味があって何度も調べたものに関連する情報ばかりなので、どうしても最新のビジ

            伝統と革新の交わり。伝統芸能を育む

            昨年、徳島で阿波文化の一つである人形浄瑠璃に出会った。今年は、京都の街中で文楽のポスターがふと目に止まった。起業して2年経つが、経営コンサルタントとして駆けずり回っていた時には考えられなかった日常が当たり前になってきた。文化を無意識に感じている自分がいるのに気づいた。とても嬉しい変化だ。 一方で、職業病もある。人形浄瑠璃のような伝統芸能に触れると、直ぐに気になることがある。人形のカラクリだ。製造業に多くのクライアントがいたからだ。内部の構造はどうなっていて、どう操っているの

            コラボを待ち望む伝統文化

            これまで、「伝統」や「匠」と呼ばれる技術と私との接点は、ものづくりの産業だけに限られていた。でも最近では、伝統文化にも触れてみたいと思うことが多くなってきた。年を重ねて少し心の余裕を持てたからか、京都にオフィスを構えたからかは分からないが、少しずつ色々なジャンルの伝統文化に触れ始めている。アート、工芸、寺社仏閣、教会、人形浄瑠璃、刀剣や甲冑、藍染、亀など、この1年間で様々な伝統文化の担い手と話をさせてもらえる貴重な機会を得てきた。 そうした機会の中で感じたことは、「文化をも

            進化する秘密基地を作りたい。

            以前から漠然と考えていたことがある。ガレージハウスを作って暮らしてみることだ。もちろん、ただ車を停めて置く場所ではない。いわゆる秘密基地で、車を眺めながら新しい企画を立て、素早く体験していくための場所だ。 道具は色々揃えていく。食器や物入れ、ちょっとした表札や案内板、そして棚や柵は全て自作できるようにする。まずは木工ができる旋盤だ。ノコギリ、鉋、ノミ、さしがね、脚立などは必須だろう。樹脂のフィラメントが使える3Dプリンタも揃えていく。3次元で欲しいものの図面さえ描けば、欲し

            心を繋ぐ触感の力。

            「ぷにるんず」というおもちゃをしっているだろうか。「ぷしぎなあな」に指を入れると、ぷにぷにのキャラクターを押しているかなりリアルな触感が味わえる。一斉を風靡した育成ゲーム「たまごっち」の触感進化版といって良いと思う。日本おもちゃ大賞2021、おもちゃ大賞ネクスト・トイ部門で優秀賞、そしてクリスマスおもちゃ2021ではバラエティ部門で1位を獲得した。いまや簡単には手に入らないレアものになっている。タカラトミーの業績は、売上高、利益ともに絶好調だ。 おもちゃのみならず、車、医療

            多様に広がるお酒の世界。

            すっかり弱くなった。まん防が解除され、外で飲む機会が再び増えてきたのはよいが、そこには数杯で酔ってしまう自分がいた。しかも次の朝にお酒が残る。なんとも変わったものだ。決して、お酒が強いとは思っていなかったが、5-6杯なら全く問題なかった。いまではノンアルにしようかなと思う時すらある。様変わりだ。 最近は、お酒を飲まない人、飲みたくない人を、「シラファー」と呼ぶらしい。とはいっても、シラファーが飲みニケーションを否定しているわけではない。潤滑油としてのお酒は適度であれば歓迎だ