旋盤を始めた。まずは木工、数年したら金属もやってみる。
30年以上前、理工学部の材料工学科で学生をやっていた。私が入学する時に、金属工学科から材料工学科へ名前が変わったこともあり、金属工学科のカリキュラムも多く残っていたのだと思う。実験の単位もあり、衝撃試験や切削加工、鋳造など、様々なものづくりを体験したものだ。その中で、一番印象に残ったのは、旋盤だ。回転する鉄の塊に、ダイヤルを回し、刃物を押し付けて、火花を散らしながら、ものすごい音と共に削っていく。町工場のような大学の研究所で、なんの変哲もない小さな部品を何個も何個も作ったのを