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管理し過ぎはNG。子どもの「遊び育つ権利」を守れ!

子供達だけで公園であそんだり、登下校をしたりすることを禁止とした「埼玉県虐待禁止条例改正案」。
あまりにも現実を無視した案に、反対意見がかなり出たため、すぐに撤回されました。
子供は親の管理下にいることも大切ですが、子供達だけの世界で過ごしたり遊んだりすることも大切です。
親の目がない「子供達だけの社会」でも学べることはたくさんあり、健全な心身の発達には欠かせません。

親や保護者の管理下で遊ぶことのメリットとは

親や保護者の監視下で遊ぶことは、子供たちの安全を確保するために重要です。
保育園や学校などでの遊びでは、大人が危険な状況から子供たちを守り、怪我や事故を防ぐことができます。親や保護者は子供たちに安全な遊び方を教え、環境を管理します。子供達も大人が見守ってくれている、という安心感があるでしょう。
また、時には社会的なルールや価値観を教えることに役立ちます。
例えば、遊び道具の共有や、周りの友達との協力の重要性、他人への思いやり、責任感などを学ぶことができます。このような経験は、子供たちが成長し、大人になって社会に出て周りと調和して生活する際に役立ちます。
時には親や保護者が、いつも遊んでいない友達や集団に働きかけることもあるでしょう。子供たちが新しい友達と交流し、新しい友人を作る機会になります。共に遊びながら、初めての人に接するコミュニケーションスキルも学べますし、友情や共感を育てることができます。
子供が何か良い行動をしたら、褒めてあげましょう。そのような経験を積みながら子供は自信をつけ、自己肯定感を高めていきます。

親や保護者の管理下で遊ぶことはデメリットもある

過度な監視は、子供たちに制約感を抱かせることがあります。大人の期待や規則に縛られることで、子供たちは自己表現や創造性を発揮させたくてもできない、そんなことを感じるかもしれません。
親や保護者から過度なプレッシャーがかかると、せっかくの子供たちの遊びが、楽しいものからストレスの源になってしまうでしょう。遊びを通じて楽しむことは、子供たちにとってとても重要ですが、親や保護者の過剰な口出しや制限は逆に楽しみを奪う可能性があります。
親や保護者の管理下での遊びでは、子供たちの自立心を育てたり、問題解決能力を発揮させたりできない可能性があります。大人がすべてを管理して決定しないようにしましょう。子供たちには自分達で考え、決定する機会を与えましょう。

子供たちだけで遊ぶことには「学び」が多い

子供たちだけで遊ぶことは、子供達の主体性を発揮させるのには絶好の機会です。子供は自分達で遊びを選び、自分たちでルールを作り、自分達で表現する機会になります。これにより、アイデンティティを確立させ、自己肯定感を高めることができます。
さらに子供達は自分から友達と関わる必要があり、対人コミュニケーション力が求められます。一緒に長い時間過ごすことでスキルは向上するでしょう。もし争いごとが起きた時に解決方法やコミュニケーションの重要性を学ぶことができます。それにより友情や連帯感も養えるでしょう。
子供達が考える自由な遊びは、いつも大人の想像を超えます。子供達は創造力と想像力が刺激され、どんどん新しいアイデアを生み出すことでしょう。
自分達で必要なルールを考えて発展させ、独自のストーリー展開になることもあるかもしれません。

子供たちだけで遊ぶ。ココには気を付けて

親や保護者がいない状況では、子供たちが危険にさらされる可能性があります。遊び場や環境の安全性については注意が必要です。
また、友達との意見の不一致や遊びのルールに関する対立が発生することも。「ケンカ別れしちゃった」だけではまだまし。相手に手を出したり、ケガをさせたりしたら、親や保護者が間に入りましょう。


親や保護者の管理下で遊ぶことと子供たちだけで遊ぶことは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
子供たちの成長と発展をサポートするために、バランスを取りながら遊びの機会を提供しましょう。

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