未就学児の今だからこそ楽しもう!お手伝い
日々家事や育児、仕事に忙しい保護者。子どもがちょっと手伝ってくれるだけで少し楽になるのにな、と感じたことはありませんか?
未就学児でも「人の役に立ちたい」「感謝されてうれしい」という気持ちは持っています。
人間は社会性を大切にします。奉仕や感謝の気持ちは自己満足度を上げ、脳にも良い影響があるとも言われています。人から感謝されると脳は快感物質を出すそうですよ。
未就学児が家のお手伝いをすることは、子どもたちの成長に多くのメリットをもたらす素晴らしい機会になります。ここでは、そのメリットについて詳しく説明しましょう。
子どもなりの学びと責任感の育成
未就学児が家のお手伝いを通じて子どもながらに責任感を養うことができます。これにより、将来の挑戦する意欲や成功体験に向けての基盤を築くことができるでしょう。
保護者は、年齢に合ったお手伝いを選びましょう。
0~2歳
この月齢の子はまだお手伝いという意識は無いかもしれません。
おもちゃの片付けを手伝わせてみましょう。親がお手本を示し、子供がおもちゃを手に取って箱に入れるなど簡単な練習をさせてみてはいかがでしょうか。
また、身の回りのことに参加するのも良いでしょう。
おむつ交換やお着替えの際に、子供に協力してもらいましょう。たとえば、足を上げる、オムツを専用ゴミ箱に捨てるなどです。
2歳くらいになったら自分で着たい洋服を選んでもらいましょう。着替えも積極的になるかもしれません。
3~4歳児
タオルなど簡単な洗濯物を干してもらいましょう。乾いた洗濯物の分別もいいですね。これはお父さん、これはお母さん、これはお姉ちゃん・・・着ている人の違いを認識する力も養えます。
植物の水やりもいいですね。観葉植物や庭の家庭菜園の水やりを手伝わせると、植物や野菜に愛着がわくでしょう。
朝、園に持っているリュックに荷物を詰めるなども、園に行くわくわく感が増すかもしれません。
食事の前にテーブルを拭いたり、お箸を並べたりもおすすめです。
5~6歳児
簡単な食事の調理を手伝ってもらいましょう。フルーツを切るなど、調理の基本を教えてみましょう。また手でこねる料理の手伝いもいいですね。白玉を練る、餃子のたねを皮に包むなどいいかもしれません。
また、部屋全体の片付けや机の整理など、それまでより大きな責任を持つように子供にお願いしてみましょう。
また、お父さんの参加は必須。子供はお父さんの家事参加の様子を良く見ているものです。
家族が協力することで連帯感が生まれる
家のお手伝いは家族の協力のもとで行うので連帯感を促します。
お手伝いを通じて、家族は協力し合うので、お互いに感謝の気持ちを育むことができます。また役割分担について話したり、他の兄弟姉妹が終わっていなかったらサポートしたりすることで社会性も育めます。
でも楽しさは重視しましょう。
未就学児は、お手伝いというより、ゲーム感覚にするなど工夫を凝らすと、子供たちが楽しんで協力してくれます。
「自分は役に立っている」という自己満足感は大切
未就学児の家のお手伝いは心身の発達にも良い影響を及ぼします。
与えられた仕事を成し遂げることで、子供たちは自己評価と自信を高めます。成功体験を積むことはとても大切で、意欲や諦めない力などの非認知能力も高まるでしょう。
未就学児が家庭でのお手伝いを通じて様々なことを学び、成長する機会を提供することは、子供たちの未来に向けて貴重な経験となります。
保護者として、月齢に合った適切なサポートをしながら、楽しい経験を共有しましょう。
多くは手伝いというよりも「子供に手伝ってもらったことでさらに手間がかかる」となってしまうかもしれませんが、これも大切な体験ととらえましょう。家族の連帯感が深まり、子供たちの健全な成長につなげることができます。
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