育児に積極的なパパ”イクメン”

イクメンとは？

イクメンという言葉は1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。イクメンとは子育てをする男性のことです。育児休暇の申請をして子育てに積極的にかかわろうとする男性や、そうありたいと願う男性も含まれるそうです。日本は世界と比べても男性の育児休暇取得率が低いため、2010年に厚生労働省は「イクメンプロジェクト」というものを開始しました。この「イクメンプロジェクト」はどのようなものかというと仕事と子育てのどちらも充実させたいといったパパたちを応援するために、男性の育児休暇取得の促進をする「産後パパ育休（出産時育児休業）」が創設され2022年10月にスタート。それにあたって「研修や相談窓口の設置など育児休業を取得しやすい雇用環境の整備」や「これから子どもが産まれる従業員等への育児休業制度などについて個別周知・意向確認を行う」ことが企業に義務付けられました。

イクメンの特徴

ではイクメンとは具体的にどういった人を指すのでしょうか。まずは「育児に積極的」であること。育児に対して自分は手伝っているという感覚ではなく、妻に言われなくてもオムツを替えたり、子どもにご飯を食べさせたりするなど、積極的に自ら育児をするといった姿勢を持つ人のことを指します。そして、「一人でも面倒が見られる人」。妻に頼らなくてもひとりで子どもと遊んだり、食事やおむつ替え、お風呂などのお世話ができる人を指します。もちろんイヤイヤ子どもをみるのではなく、楽しんでお世話しているかも重要となります。また「妻に気遣える」こと。子どもだけでなく、妻にも目を向けて気を遣ってあげられるのがイクメンです。妻が少し疲れているなと思えば、子どもと一緒に公園へ行きその間に少し休んでもらったり、普段食事の用意は妻がしていればたまには変わってあげるなどの気遣いができると素晴らしいイクメンと呼べるでしょう。また「育児優先」できる人もイクメンの特徴です。仕事が楽しくてついつい仕事を優先する人もいるかもしれませんが、家庭を第一に考え、育児のために有給取得したりするのもイクメンの特徴です。

イクメンになるには

イクメンの特徴を理解したところで、イクメンになろう！と決意した方へおすすめしたいのが、厚生労働省の「イクメンプロジェクト」のホームページです。多彩なコンテンツの中でもイクメンライブラリーは必見！ダウンロードコーナーでは「父親の仕事と育児両立読本」など仕事と育児の両立のヒントになる情報、「イクメンの星の極意」では全国の9名のイクメンの育児体験談が掲載されています。先輩イクメンの子育てを参考にして、イクメンの星を目指してみてはいかがでしょうか？また、イクメンプロジェクト全国父子手帳コーナーでは、全国の父子手帳が紹介されているので、お住まいの地域に父子手帳があれば入手してみては。まずは、イクメン情報を集めて、実践していきましょう。

イクメンが活躍できる社会を

「イクメン」という言葉自体は最近よく耳にするようになってはきましたが、実際のところまだまだ仕事現場でイクメンに対して理解がないというのが現実です。もっと企業がイクメンにとって育児しやすい体制を整え、社員のワークライフバランスを考えることが必要となってきます。イクメンが活躍できる環境づくりをもっと促進していけるといいですね。