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つい自分の理想を押し付けてしまう?親の性・・・しかしデメリットも

プロスポーツ選手の親がよくこのように言っているのを聞いたことがありませんか?
「自分はプロスポーツ選手になりたかったが挫折した。だから我が子をプロスポーツ選手にさせたい」
分からなくはないですが「いや、ちょっと待って」と感じる方もいるのではないでしょうか。
自分では意識していなくても自分の理想を押し付けようとてしまう・・・親ならだれでも経験があるかもしれません。
しかし、子供とはいえ、全く別の人格を持った一人の人間です。時にはデメリットとなることがあるのです。
子供の「好き」や才能、良いところをたくさん伸ばしてあげたいですね。

どうして親は子供に自分の理想を押し付けてしまうの?

子供の好き嫌いや才能を考えずに、親の理想を押し付けてしまう・・・こうなる要因はいくつか考えられます。

親が自分の過去に達成できなかったことがあった

親は自身の過去に自分が達成できなかった夢を子供に実現させたいと、考えることがあります。自分がダメだったから子供に達成してほしい、と望んでしまうのです。子供に自分を投影してしまうのでしょう。
でも、子供は本当にそれを好きでやりたくてやっているのか?一歩引いて考えてみる必要がありそうです。

子供の評価が自分評価になっている

周りの期待に応えようとする中で、親は他の子供や親族と比較されたりすることがあるでしょう。
子供の評価が自分への評価と重なってしまっているのでしょう。
親自身の評価を高めるために、子供に自分の理想を押し付けてしまう・・・親は親なりに別の目標を立てるなど、少し切り離して考えてみてはいかがでしょうか。

まだ将来のある子供、だからコントロールしたくなる

自分の人生はもう折り返し地点、でも子供の人生は先が長い。
となると、自分がコントロールできるのでは?と考えがちです。
そして、子供達の行動や選択をコントロールしようとしてしまうのです。
それが、親の理想の押し付けにつながってしまいます。

子供には悪い影響もある

親から自分の理想を押し付けられた子供は、悪影響を受けることがあります。
まず、自分の意志や目標、好きなことが分からなくなってしまうことがあります。
親の理想や期待に合わせるため、子供は自分自身の本来の目標や、本来の自己を見失うことがあります。自分を抑え込んでいることもあるのです。
また、親の期待に応えよう、応えよう、とするプレッシャーから、ストレスや不安を感じることがあるでしょう。
子供はとてもけなげ。「親が喜んでくれるとうれしい」という気持ちはありますが、それは親のためであって果たして子ども自身のためなのか、よく考えてみることです。
さらに、子供が一生懸命やっていても、親の考える理想に近づかないことも多いでしょう。
そのような場合、子供の自己肯定感が低下してしまう可能性があります。
それにより自信を失してしまう、本当に好きなことにも興味がわかなくなってしまうかもしれません。

自分の理想を子供に押し付けないために、親ができること

①子供の「好き」や「才能」を尊重する

子供の好きなことや才能は、親と一緒とは限らないのです、まずそのことをよく理解し、子ども自身の気持ちを尊重することが大切です。
子供が自ら望む方向性を示し始めたら快く導いてサポートしてあげましょう。
そして少しでも前に進んだた褒めてあげましょう。

②よくコミュニケーションを取り子供の気持ちに共感する

親子のコミュニケーションは基本中の基本。子供の立場に立って共感してあげましょう。
大人が考え付かないような気持を持っているかもしれません。
その子供なりの考え方や感情を理解することが大切です。

③大人の物差しで測らない

子供が自分の興味や目標を追求する際に、絶対に親の物差しで測らないことが重要です。どんなサポートが必要なのか、目標達成のためにどんな手助けが必要なのか、子供とよく相談しましょう。
大人が手を出し過ぎてはいけません。「おせっかい」は不要。
親が子どもに夢を託して、それが実現するケースは、ごくまれなのです。

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