日記

2023.6.12(月)

ただの小売店の店主の日記。備忘録。

一日中、小雨。台風が近づいている予報

先週末、定休日直前の金曜日に、京セラ美術館ミュージアムショップのご担当者から一本のメールが来ていて、11日（日）で終了となる委託販売の清算のご連絡かと思ったら、引き続き夏まで一部商品を販売したいとの内容。
ありがたや～！と思いながら、ご協力をいただいている作家さまたちにもご連絡して調整しつつ休みに入ったので、商品準備作業がてんこもりになっている月曜日。

午前中、在庫切れになっていた美術館用商品に必要なリーフレットを春日まで取りに行く。雨だったので自転車が使えず、運動のために徒歩25分かけて到着し荷物をピックアップすると、そこから上野桜木までのルートは根津駅までバスを使うのが良い模様。15分後に来る「60番の上野公園行き」に乗りなさい、とGoogleMapが教えてくれたのだけれど、バス停についてすぐ、「69番の上野公園行き」がやってきた。60番と69番の違いって何？と思いつつもバスはもう目の前。一か八かの判断を迫られる。
そもそも、お店までは上野公園からなら15分くらいだし、上野公園から歩けばいいじゃん、ここで15分待つくらいなら、なんなら興味あるし、と思って飛び乗ったら・・・・・・・大失敗。
迂回したバスは上野広小路を通って最終目的地の「上野公園」に到着したのだが、「上野公園」は名ばかりで、ほぼ湯島よりの不忍池の目の前に降ろされる。ううう、徒歩20分コースだなぁ。書いておけばきっと同じ間違いはしないに違いないという期待をこめて。

12時開店時間ギリギリに到着。台風の予報があるからか、人通りはとても少ない。作業をするのにぴったりの環境！とはりきって準備に入るのだけど、商品種類の多さに途中でウンザリしだしたので自動販売機で飲み物を買って気分転換。でもこうやって商品に向き合う時間というのは、お客様に向き合う時間ともまた違って、気づかない何かを発見するような宝探し感がなくもない。

テーブル一杯に色とりどりのキータッセルを並べていると、私が予約していたコンサートのチケットを届けに来てくださったお客様。首には以前ご購入いただいたボイル地のジュイで作られたスカーフが。パステルブルーのジャケットに淡いグリーンのスカーフがとってもお洒落で眼福。
カンガルーの革で作られたポーチも見せていただくと、イエローの革にイエローの糸で刺繍がされていて、それがとっても素敵。手で刺すにはこの革はなかなかの固さで刺しにくいらしいのだけど、完成品の可愛さに私もうっとり。素材って人の手が加わると本当に暖かさが生まれますね。また作りたいとおっしゃっていただけたし、使った感想も聞けて有意義なひととき。

そんな話をしていると、本日発売の「ミセスのスタイルブック盛夏号」が置かれているのに気づいてくださって、当店から雑誌提供させていただいたスカートとジャケットのページをじっくりみながら、ロングスカートを作りたいのよね～と生地をお選びいただく。ジュイはコットン100%が多いけれども、20%ポリエステルの入ったベージュベース黒のMFTAのジュイが壁にかかっていて、当ててみるとピッタリ。ポリエステルが入っているので服にも向いているかもね！とトントンと決定。kihoコーナーのサロペットの生地も気に入っていただけた様子で、ワンピース用に。

インテリアファブリックのしっかり生地は裏地がなくても使えるし、ハリのあるコットンのザックリ感がお好きな方にはとってもオススメ。使うほどに馴染んでくる感覚はちょっとデニムににているかも。

小雨の続く午後でしたが、今日も一日楽しい時間でした。
家に帰って商品小物の梱包の続きをしようっと。