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医師の経済的自立問題

1.はじめに


こんにちは。ポンです

キャリアの話を書いている上で、外せない問題があります。
それが経済の話。

”待遇はいいから、やりたいことをやってきています”
という先生も多いが、
”MPHの資格を取るコースは300万円です”
と聞くと、
”高いからやめます”といい、
大学院に入ったのに、
”研究ではなく、バイトにいそしむ”

『待遇気にしないなら、バイトに行かず、もっと実験をしろ。
待遇は気にしないんじゃないのかよ』
教授の愚痴が聞こえてきそうだ。

医師はみんな、すくなからず経済的に縛られて暮らしてる。

ようするに
投資活動や資産運営をやらなくて済む言い訳を、
必死に作っているだけなのだ。
”私は医療に全力だ” と。
”私は金銭に興味はない” と。
”私は贅沢な暮らしを求めていない” と。

”やりたいことをやるためにも、経済的に自立しなければいけない”

ポン🍊

これはゆるぎなき事実だ。

書き始めると長く、ほかのNoteが金銭の話になりすぎるので避けておりました。

少し耳の痛い話もあるでしょうが、それこそが突かれた真理かもしれません。ご了承ください。

多少の信用性もいるでしょうから、ささやかながら私の運用金額も有料エリアに提示しておきます。


2.問題意識

「あなたは医者になろうと思った」

少なくとも、ここにズレはなく、賛成いただけるだろう。

「あなたはバイトをしたいと思って医師になった」
「あなたは当直をしたいと思って医師になった」

この2文になると、強烈に反対の意見を示すだろう。

あなたは
「人のためになりたい」
「社会的地位の高い仕事に」
「親の期待にこたえたい」
「年収期待値の高い仕事に」
理由はさまざまであれ、医師になろうと思った。

そして医師になったあとにやろうと思ったのは、
”非常勤のバイト” でもなく、”当直”でもないのだ。

そのうえで、
”60を過ぎた医師が爺医扱いをされつつ、非常勤で仕事を続けている”
という人生の行動は
当初の計画が破綻したことの現れである。

私が研修医のころにこのようは発言をする人はいなかった。
いれば、先輩医師への冒涜ととられただろうし、
そもそもブログを書くくらいしか発信の手段もなかった。

現代は、いとも簡単に、
誰もが様々な金融情報にアクセスできるようになった。
あなたはチャンスに恵まれている。

3.最初の目標

60歳時点で経済的に自立していることである。
これは最低限の目標だ。

定年も伸びるだろう。
高齢者の定義もどんどん伸びていく。

60歳となったあなたは、
ましてや生活費を稼ぐために、
若いころと同じようには動かない身体に鞭を打って働きたいわけでもない。

子供が自立し、夫婦二人暮らしで、資産が減るでもなく過ごしていくにはいくらの資産がいるだろうか。

医師の暮らしは比較的裕福な暮らしである。
ここで仮に年1000万円としよう。

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