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八百万の神ってみんなが思うほど多くない

八百万の神
この言葉は出雲で生まれた

意味は800人ほどの沢山(よろす)の長(おさ)
日本の神が800万柱あるってことではない

出雲朝は2世紀から3世紀にかけて現在の山陰地方にあった国家で、それぞれの集落に長(かみ)がいた

年に一度、都である出雲に集落の長が集まる
出雲では神有月と言いその他では神無月と言った
だから、神無月でも出雲朝の他の地域は神がいなく成る事はない

日本における神は、世界の神とは違う
力のある者(豪族)をカミと言い、その呼び方は江戸時代(守)まで使用された

神(豪族)のいる所やエリアを社(やしろ)と呼んだ
その神が支配するエリアが沢山集まった所を社会と呼ぶ

ちなみに、会社とは、同じ志のある力ある者が集まって大きな力をなす事を言う(法的には一人株式会社もある現代だが、そもそもの意味を違えてしまっている)

神代の話は記録に残っていない部分も多く、人間とは違う者とするほうが都合が良かったのかもしれないが、日本はまさしく豪族が争い大きな力を作って列島を統一した大和朝廷の国である

全ては人間が成した国家であるが、時の権力者に都合の良い操作が加えられる

古事記や日本書紀も平安初期に朝廷に都合よくまとめられたもの
人智の及ばない神とする事により政権の安全を図ったもの
そう言う目線で日本の古代史を深掘りすると本当の日本がわかる

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