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小さな幸せを小人は教えてくれたのかもしれない

ここ1ヶ月以上世界を覆い尽くしているもの、それはコロナウイルスだ。

毎日のように大量に溢れる情報に、追い討ちをかけてくるものからいい話までよくも悪くも疲れを覚えた。

だからここではコロナのことを”小人”と私は呼ぶことにする。


タイトルにもあるように

小人は本当に幸せを教えてくれたのか?

と思う人がたくさんいたのじゃないかなと思う。

だから今回は大事だと気付かされたことの話をしていこう。


ギブアンドテイクって本当に成り立ってるの?

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”皆さんは日頃どこまで感謝の気持ちってありますか?”

多分私は日本にいた時はお礼を言うのは主に飲食店や友達や助けてもらった時に言っていたと思う。それは直接的なものだけであって、完全に目に見える範囲内での話。

じゃあいつも食べているお弁当を作った人は?大好きな店のコーヒー豆を作った人は?
そんなところに視野などなかった。

ニュージーランドでは、基本的にロックダウンの間はスーパーしか開いていないから、基本的には高い惣菜を買わない限り手作りをしなければならない。

特にうちはオーブンを使えないから、ケーキを焼くにもピザを食べることもなかった。でも、たまにふとね、

あそこのカフェのケーキが恋しいなぁ。
たまには体に良くないけどチーズたっぷりのピザが食べたいなぁ。

て思う時があるの。

自分が手に入れたくても、簡単に手に入れられないものに気づくと、それを作ってくれる人たちのありがたさを感じた。

その人たちがいなければ手に入れることもできなかったわけで、感謝の気持ちを忘れて、お金という形の等価交換のような意識しかしていなかったのだ。

どこまで作り手に気持ちがあるのかはわからない。でも少なくともそこには人と人の苦労が成り立っていることを忘れてはいけない。
私もコーヒーを作る時は、その人に喜んでもらいたいと思って作っていて、作ってくれてありがとうと言われるように、必ず情があるはず。

そしてサービスに置かなくてもIT関連にも通じていて、今こうやって文字をパソコンで打てていることも同様。小人の影響で最前線で動いてくれている医療関係の方々は言うまでもなく、国を考えてくれている政府の方々などの感謝も忘れずに。

だから、幸せはどこに転がっているのかなどと考える日もあったけど、小人はその日頃の小さな幸せが常にたくさんの人の努力と想いを乗せて、相乗効果に受け取っていることを忘れてはいけない。

人生思ってるよりも、ギブアンドテイクよりテイクを大幅に上回ってるのかもしれない意識を持とうって思わせてくれた。


当たり前が当たり前でなかった

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いつでも簡単に海外に行ける最強のパスポートがある日本
英語が話せないと海外の人に言われながらも、簡単に取れるワーキングホリデービザ

ずっとこれらは何も思わずに日本人だからと居座っていたのかもしれない。
自分の努力でもなく、先人のおかげだというのに。

今では日本ですら簡単に海外に行くことはできなくて、今までの当たり前を壊された瞬間だった。
今はパスポートですら意味をなさない。

ただ生まれた環境に優越感に浸るのではなくて、もっと過去に人が築き上げてくれたものに視野を向けて、それに見合った振る舞いをしているのかを考えなくてはならない。

基本的に誰もが普通にして入れば大丈夫だろうけど、後悔のないようにはしたいなと思った。


思い立ったら行動してみる

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私は偶然日本を飛び立ったのが去年だったから、ワーホリビザを使ってニュージーランドに滞在している。

これがもしもう1年遅かったらそれすらできていなかったかもしれない。
実行力の早さが強みとなったかなという印象。

振り返ってみると、自分の中で少しでもやらなかった時の後悔を考えた時に思い当たるのであれば、基本的に行動して実行している。
もちろん色んな意見をもらった上で自分の意見に置き換えてはいるけれど、それで公開は1度もなかったし、その行動力のおかげで今の自分がいる。

今回も小人が今年現れたからこそ、早く行っていてよかったと思ったし、過去でも同じような経験がたくさんある。
もちろんタイミングもあるかもしれないけれど、自分のモットーでもある”思い立ったら行動する”は大事だと思った。


これからは

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かといっても今回ばかりは私も次の予定がだだ崩れ。本当に笑えない話だよ。

今は家で自粛なので、今後のためにフリーランスとしての活動をしつつ自分のしたいことを体現するために勉強中。
これも未来への投資と心を豊かにするために。

世界的に不況は2年続くと言われているけれど、私の大好きな山もコーヒーも逃げることはない。
でも一緒にいられるために、これからのために今は力を蓄えよう。

小人が気づかせてくれたことは多分数えきれない。

だから1つ1つのありがたみを感じながら、落ち着いた時にはもう1度世界を見直す旅に出てみよう。
みんなの笑顔で頑張る姿、前を向いていこうという想いを拾っていく旅。
あんなこともあったねと笑えるように、そして今を生きている喜びを感じながら。

きっと遠いようで遠くない未来に希望を今日も添えるんだ。

ご支援いただいた分は海外移住への未来の投資とコーヒーの技術向上に使わせていただきます。