妖怪のデザインの元ネタ。
「メルルとようかいのおしゃれやさん」、おかげさまでぼちぼち感想が寄せられてきています。
この絵本の中には妖怪の名前が3個しか出てこないのですが、妖怪好きな子は名前の出てこないけれど描かれている妖怪の名前を当てる遊びをしてくれているようです! 「これは◯◯かな?」って。
それから、妖怪にあまり馴染みがない子は、私の絵本を読んで妖怪に興味を持ち、水木しげる先生の本を読むようになった子もいるみたい!
「メルルとようかいのおしゃれやさん」に描かれている妖怪の元ネタは、遠野物語(←だからカッパが赤い)と、「鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集」に掲載されている妖怪です。鳥山石燕のデザインは、水木しげる先生もかな〜り参考にされているように思います。
「鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集」は、妖怪イラストの古典の古典とも言える画集です! 詳しい妖怪の説明は載っていないけれど、これがあったから現在まで妖怪ブームは続いているのだな〜と、思います。
私が妖怪をモチーフに絵本を作ろうと思った理由に、妖怪は「忘れられたら消えて無くなってしまう存在」かつ「その姿に縛られている存在」であったからというものがあります。
昔から今に至るまで、たくさんの人が本や漫画やアニメや、いろいろな表現方法で妖怪を描いてきましたが、そのバトンをつなぐと同時に、古典妖怪の姿もアップデートできたらいいな〜と考えたのです。
作っている時は、本当にこれを読んで楽しんでもらえるのかな〜、私はいいと思ってるけど、、、と不安になることの方が多かったのですが、「この絵本で妖怪の名前を覚えて喋るようになった(2歳)」「表紙の絵でストーリーを作って話している(5歳)」などなど、思いもよらない楽しみ方をしている子もいるみたいで、私の方がびっくりしています!
母が知り合いから注文を取ってくれて、15冊サインを入れて送りました!
オカンパワーすごいっ(笑)
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