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アンダーアーマー契約選手 福岡ソフトバンクホークス今宮健太選手との出会い!①

2015年1月に株式会社ドーム(アンダーアーマー)本社勤務に異動になった。(それまではベースボールハウス川崎久地の店長をしていた)

配属されたのは、「スボーツマーケティング部」という部署
主にアンダーアーマーの契約選手、チームへのマーケティングや営業というのが仕事となる。

 そこでの担当は、プロ野球担当
主にジャイアンツを除く11球団を任せられ(ジャイアンツはベタ付きの担当がいるため)個人契約選手の野球道具やチームへの営業などをやることになった!


アンダーアーマーベースボールは、2013年頃からグラブ市場に参入
ベースボール市場における
アンダーアーマーのブランド構築、向上が急務とされていた。


当時のアンダーアーマー契約選手といえば、
ソフトバンクホークス:松田宣浩選手、柳田悠岐選手
オリックスバファローズ:糸井嘉男選手、金子弌大選手
と球界を代表する選手はいたが、
守備に特化した二遊間の選手、ブランド(グラブ)の象徴となる選手がいなかった!

アンダーアーマーがベースボール市場でトップになるためには
グラブ市場で確実に結果を出さないといけない!
それには二遊間の選手、それもゴールデングラブを獲得するような選手獲得が、課題であった!

なので
配属後に一番最初にやった事は『選手獲得』だった!

2月の春季キャンプから精力的に動いた
12球団の二遊間をチェック
レギュラーから若手有望選手まで全部チェックした!

しかし、
そう言った選手はすでにしっかりメーカーと契約しており、アンダーアーマーが入るスキがなかった、、、

そりゃそーだよな!
どのメーカーも考えることは一緒
グラブ市場を制することで、ベースボール市場で勝てる


ミズノ社、ZETT社、SSK社と老舗のメーカーが強く
ほとんどの二遊間選手がこの3社だった!

グラブ市場参入から2年
自分たちは駆け出し中の駆け出しで、
この3社と戦うには、あまりにもチカラの差があり過ぎた!

でも、燃えていた!
シェア率では到底、足元にも及ばないかもしれないが、
的確にグラブの象徴となる選手を獲得し「いつの日かベースボール市場でトップになる」とギラついていたと思う!


そこから2ヶ月が経ち
プロ野球も2015年シーズンが開幕
この時はまだ、目ぼしい選手も定められてなかった、、、


そんな時
4月末の福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの試合
いつものように自分が担当している選手たちの試合をチェックしていた時

「あれっ」と目に止まった選手がいた

今宮健太選手だった!

何かというと
試合でアンダーアーマーのバットを使っていた!

今宮健太選手は当時他社を使用しており、「最初は見間違えたのかな?」と何度も見返したのを覚えている。

でも何打席見てもアンダーアーマーのバットを使用している。

この時のことは今でも鮮明に覚えている
ありきたりな表現かもしれないが「ビビビッ」っときた
「アンダーアーマーには今宮健太選手しかいない」
と強く思った

翌日は、いても経ってもいれず
千葉マリンスタジアムへ向かった!

今宮健太選手とは、現役時代が被っていて、面識があるものの直接話したことはなかった。

本来、今宮選手はシャイというか、人見知りがすごくて、
あまり人を寄せ付けない雰囲気がある。
なので、面識がない人がいくと、かなり壁を感じるかも!!

でも当時の自分は関係なかった
なにせ、ギラギラしてたから
「面識あるし、後輩やし」という感じでグイグイ近づいて行った。
今宮選手もそんな雰囲気に圧倒されたのか、すぐ打ち解けることができた!
(健太はそう思ってないかもね)

この日は、
ホークスがビジターということもあり時間が少なく
選手とコミュニケーションを図れる時間も限られていた

今宮選手への初めてのコンタクトは5分もなかったと思う!
自己紹介も早々に、時間もないので単刀直入に
「アンダーアーマーが最高のグラブを作ってきたら使ってくれるか?」
と思いをぶつけた

そうすると今宮選手の返答は
「あります!俺は一番いいと思ったグラブを使う」

この言葉は本当に嬉しかった!
この時は、全然グラブを作れてないのに!!!

そしてこの言葉で腹がくくれたというか、進むべき道が見えた印象だった!

長くなりそうなので
今回はこの辺にしときます!

今度、続きの②を書きますね!少々お待ちください!

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