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元プロ野球選手のバッティング論②

①では哲学的な感じで「バッティングって前に飛ばすスポーツだよ」「前に飛ばすにはミートポイントが多くないとダメですよ」と話しましたが、
今回は「ミートポイントを増やすにはどうしたらいいのか」というところを話していきたいと思います。

下記はPart①動画!

ミートポイントを奥行きに増やしていくには
やはりレベルスイングがポイントになってきます。

じゃあ逆に「やってはいけない」と言うか、気をつけたいスイングは何だと思いますか?

これは「最短距離で上から叩く」と言うことなんです。
あとプロでは「後ろの肩が出る」「グリップをボールにぶつけていく」と言うのも気をつけたいですね!

というのも
何回も言いますけど、このバッティング理論のゴールが「前に飛ばす」と言うことなので、ミートポイントを増やさないといけない中で、この「最短距離で上から叩く」と言うスイングは、ミートポイントが単純に減ってしまうので、必然的に前に飛ぶ確率が減りますよね!

なので、
この考え方からすると、できるだけ「後ろから大きくレベルに平行に振る」ことを心掛けてほしいです!

じゃあ
ミートポイントを増やすための練習はどうすればいいのか?

これは結構単純で
「逆方向にとてつもなく飛ばしてくぞ」という感じでバッティングしていけばいい!!

ポイントは
「とてつもなく飛ばす」です。
バットに角度をつけて逆方向に打つってことではありません。

逆方向にとてつもなく飛ばす!!です。
これだけで大丈夫です。

とてつもなく飛ばすので、
まず最短距離で打っていると飛ばない!
もっと後ろから大きく、助走をつけて振り出してくる
そうすることで逆方向にもチカラ強い打球が飛んでいきます。

でも細かく考えるてスイングするのって難しいと思う人もいると思うので
単純に「逆方向に飛ばす」でスイングしていくだけで
自然と後ろが大きく、助走をつけるスイングが身についてきます!

そして
この「逆方向にとてつもなく飛ばしてくぞ」のスイングにはメリットが3つあるんですよ!

まず1つ目は、
逆方向に飛ばしていくので後ろが大きくなります。
後ろから振っていくことで「ミートポイントが増えます」

次に2つ目
後ろから大きく、助走がついて振ってくるので
スイングスピードが上がります。
なので「強い打球が打てるようになります」

最後に3つ目
逆方向に打っていくことで、体の開きを抑えます。
体が開かないことで、「カベ」とも言いますが、
カベができるといろいろな変化に対応できます。
なので、3つ目は「変化球が対応できるようになる」です。

この3つがメリットになります。

なので、
この3つのメリットを理解できる方はしっかり頭を整理して「逆方向にとてつもなく飛ばしてくぞ」打法をやってもらいたいです。

理解が難しい
例えば小学生などの方々には、
単純に「逆方向にとてつもなく飛ばしてくぞ」で大丈夫だと思います。


もう一つ大事になってくるのが
「腹をくくって、徹底してやる」ってことです。

今回話したこのバッティング理論もそうですし、
今、各自が取り組んでいるスイングや練習ですが、

ちょっと期間だけ、スイング軌道を変えたところで何の効果もない!!

逆に現状から後退したり、と逆効果になってしまいます。
なので「これだ」と決めたら「一喜一憂せず、腹括ってやる」ってことが
野球の上達、野球だけじゃないんでしょうけど、大事になってくると思います。



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