「紙に印刷」はもうしない

ニュージーランドの小中高校では、ずいぶん前からGoogle Classroomなどを使ってオンラインで勉強をする機会が多い。

最近Google ドキュメントのページ区切りをなくす設定が追加された。これは、見た目や使い勝手がよくなるだけではなくて、なにか根本的な変化のような気がする。

MS Wordや古くは一太郎の時代では、まずは余白や文字数などのページの設定をしてから文章を入力するという考え方だった。これは、パソコンで作った文書は必ず紙に印刷していたからだろう。

あくまでも、紙に手書きで文章を書く代わりに、文書作成ソフトを使っていたのだ。

でも最近はもう、書いた文章を紙に印刷する機会はほとんどない。

ニュージーランドの学校でも、たとえば英語の課題をGoogle Docsで作成したら、そのままGoogle Classroomで先生に提出する。提出した課題は、先生がクラウド上で添削して返してくれる。この過程で、どこにも「紙に印刷」はない。

仕事でもリモートワークが増えて、紙に印刷した物理的な書類をやり取りすることもかなり減った。

だったら、文章を作成するときに、もうページ区切りは不要だ。

このページ区切り設定の消滅への第一歩は、紙に印刷する行為の完全消滅への第一歩でもあるように思う。

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