自分勝手に振る舞え！

中学高校留学生たちには、自分で考えて自分で判断して自分で行動する態度を身につけてほしいと思っている。

ニュージーランドの人達は基本的に、自分で考えて判断して行動する。子どもの時から、学校でも家庭でも常に、あなたはどうしたいのか、あなたはどう考えるのか、と問われながら大きくなるからだ。

自分で考えて判断して行動するということは、周りの人が考えていることと違うことを考え、周りの人が選ぶことと違うことを選び、周りの人がやっていることと違うことをやるということだ。

つまり、空気をよまずに自分勝手に振る舞う。

日本では、多くの人が空気をよんで周りの人と同じことをしようとするだろう。

でもその一方で、人よりもお金持ちになるためにはどうすればいいのか、人よりも「いい学校」に入って、「いい企業」に就職し、「いい生活」をするにはどうすればいいのか、という情報がたくさん溢れている。みんな、人よりも少しでもお金持ちになりたいし、いい生活がしたいのだ。

人よりも少しでも お金持ちになったり、いい生活がしたいと思うのであれば、どう考えても、人と同じことをしていてはだめだろう。 人と違うことを考え、人と違う道を選び、人と違うことをする。そうすることで、人と違う結果が得られるのだ。

もしそんな結果を得たいのであれば、自分で考えて、自分で判断して、自分で行動するべきだ。空気を読まずに自分勝手に振る舞う。

その結果、人と違う状況が得られる。

でも、３０歳になってからいきなり、自分で考えて判断して行動しろと言われても、なかなかできない。どうしても周りを見て、空気をよんで、人と同じことをしてしまう。

自分で考えて自分で判断して自分で行動する態度を身につけるためには、十代のうちに、そういう環境に身を置き、徹底的に、あなたはどうしたいのか、あなたはどう考えるのか、と 問われ続けることが必要なのだ。

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