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私は本気を出せばできるんです。まだ本気を出していないだけなんです。

日本にいたころ、大学受験を目指して勉強している人と話をしていると、こんなことをいう人がたまにいた。

「今の成績がよくないのは、まだ本気を出して勉強していないからです。私は本気を出せばできるんです。」

確かに、その人はまだ本気を出して勉強していなかったのかもしれない。 本気を出して勉強すれば、どんどん成績が伸びていたのかもしれない。

でもそういうことを言う人は、いつまでたっても本気を出さない人が多かったし、だから結果的に成績も伸びない人も多かった。もちろん志望する大学には合格しなかった。

本気を出していないから結果が出ないという人は、ならばなぜ本気をそれまで出さなかったのか。本気を出せば自分はできることが分かっているのなら、そしてその時は結果を出すことが求められているのなら、出し惜しみせずに本気を出せばいいのだ。

本気を出せばできると言いながら本気を出さない人は、単になまけたりサボったりしている場合もあるだろけれど、実は、本気を出すことが怖いのかもしれない。

自分は本気を出せば結果が出ると信じてはいるのだけれど、もし本気を出して結果がでなければ、自分の力がないことを見せつけられる。それが怖くて前に進めない。

でも、大学受験などという、明らかにゴールが決まっていることに対しては、今日やるべきことをきちんとやるしか、ゴールに到達する方法はない。

そうであるならば、本気であろうがなかろうが、今日一日やるべきことをやるのが、その人が求められていることのすべてだ。

単になまけたりサボったりしている人たちも、結果が出ないのが怖くて本気を出さない人たちも、結局は、ゴールを決めておきながら、やるべきことをやってない人たちなのだ。

これは大学受験にかかわらず、仕事でも、留学でも、他のことでも、全く同じだろう。

ゴールが明らかで、今日一日やるべきことがわかっているのなら、それをやる。それをやらない理由を、 何か自分以外のことにすることが嫌で、でも自分の力がないことは認められず、だから、自分には力はあるのだけれど、まだそれを使っていない、と表現する。

そういう言い訳をする人は、おそらくいつまでたっても結果は出ないだろうし、たとえゴールをきっちりと設定しても、そのゴールに到達することはできないだろう。

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