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価値観をゆさぶられる経験をしろ

長年中学高校留学生を見ていて思うのは、十代のときにどんな人と出会うかで、人生が大きく変わるということだ。

大人でもそうだけれど、十代のときは特に、友達はもちろんのこと、一緒に過ごす周りにいる人や、ほんの一瞬出会った人からも、大きな影響を受ける。

友達の毎日の行動が、週に数回だけ会うコーチの指導が、ある日どこかで出会った人の一言が、胸に残り、その後の考え方や行動を変える。

目標を持ち、いつも夢を語り、そこに向かって日々努力している友達と毎日一緒にいると、自分も夢を持ってそこに向かっていくようになるだろう。チームメンバーのことをリスペクトし、優しくわかりやすいい言葉で、でも強く指導してくれるコーチに教えてもらっていると、自分も人をリスペクトし、優しくわかりやすい言葉で語る人になるだろう。うまくいかないとき誰かが適切なアドバイスをしてくれたら、そこから抜けだしてがんばって行動するようになるだろう。

そう考えると、やはり十代のときには、いろんな人と出会うことで、それまで持っていた価値観を大きくゆさぶられる経験をすることが必要だ。

それまであたりまえだと思っていたことがあたりまえではないと気づく。それまであまり考えてこなかったことを考えるようになる。それまでの自分の言動や行動を見返して反省して変えてみる。

そんなふうに影響を与えてくれる人と十代のときに出会うことは、とても大切で、人生を決定的に変える。

そのためにはやはり、今いる場所を一度出て、違う人と出会うことが必要なのだろう。


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