見出し画像

十代の人達が絶対に身に付けるべき ちからは、これだけ

今日と同じ明日が来るとは限らないことは、もう世界中の人が身にしみて感じているだろう。

今、来年の7月の予定を確実に立てられる人は少ないだろう。東京でオリンピックが開催されるかどうかもまだわからないのに、個人の夏休みのプランを立てるのは難しい。

1年後の世界がどうなっているのかまったく予想できない時代だ。

ましてや、この職業につけば引退するまでずっと高い収入が得られるとか、このスキルを身に付けておけばつぶしがきくとか、この会社に入れば安泰だとか、そんなことは誰も断言できない。

生涯高収入が得られると言われるその職業につくために今日学ぶことを決め、それを毎日続けて、その職業に就いたとしても、その時にはもう高い収入が得られなくなっているかもしれない。

つぶしがきくと言われるそのスキルを身に付けるために今日やること決め、そのスキルを身に付けることができたとしても、次の日にはそんなスキルは役に立たなくなるかもしれない。

安泰だと言われるその会社に入るために今日の行動を決め、その会社に入れたとしても、退職することになるかもしれない。

もうすでにそんな時代になっている。

そんな時代を生きていく小学中学高校そして大学生達は、今、どんなことを学び、何を身に付けなければならないのだろうか?

おそらく答えは簡単だ。

「予想もしなかったことが起こっても、生きていけるだけのちからを身に付ける」

これしかないだろう。

高収入だとか、つぶしがきくだとか、安泰だとか、そんな不確実な予想にしがみつくのではなく、予想もしなかったことが起こっても、生きていけるだけの収入を得て、自分の時間を持ち、やりたいこともできて、心身の健康をできるだけ保ち、家族や友人と楽しい時間を過ごして、そして幸せを感じられる。そんなちからをつけるほうがいいに決まっている。

そんなちからをつけるためには、今日と同じ明日がくるとは限らないことを前提に、まずは今日一日を生きてみる。そこから見えてくるものや自分の行動、考えをしっかりととらえて、自分は何がしたいのか、自分には何が必要か、自分は何を考え、どこに向かって行くのか、などをゆっくりと考える。

そして、どんなことが起こっても生きていけるには、どんなちからをつければいいのか、そのためには、今なにをすべきかを考え、実行する。

そう考えると、今の小中高校大学生達は、どこでどんな人達とどんな教育を受けるのか、どのような環境で生活をするのかが、とても重要だ。今から受けようとしている教育で、今から生きようとしている環境で、はたして、予想もしなかったことが起こっても生きていけるだけのちからを身に付けることができるのか?

それが今、問われるべき問いなのだと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?