現実は自分の中にしかないのだから

スマホで動画をライブで見ているその映像自体は、「現実」ではないだろう。

スマホというディバイスの中でプログラムが動いて、スクリーンに映像を映しているだけだ。そこにあるのは、スマホという物質と、その信号を見ている自分だ。

何年か前に、ニュージーランドの小学校で、こんな課題が出された。

今、自分はもしかすると、脳に電極をつながれてどこかの水槽に浮かんでいるだけなのかもしれない。今見ている、今現実だと思い込んでいるものは、全て電気信号で刺激された脳が映し出しているだけなのかもしれない。それを否定する方法はあるのか?

小学生には少々荷が重い課題かもしれないけれど、じゃあ、今見ている、感じているこの世界はなんなのか? 現実とはいったい何のことをいうのか?自分がそこにあると確信していることは実は蜃気楼のように溶けてなくなってしまうものではないのか?

そんなことを考えるきっかけになるかもしれない。

実際には、脳に電極をつながれてどこかの水槽に浮かんでいることはないとしても、今、目で見て、耳で聞いて、肌で感じているこの「現実」も、自分が感じていることを脳が信号で処理をしているだけだとすると、電極と身体からの信号と、何の違いがあるのだろうか。

水槽の中で感じている「現実」も、今目の前にある「現実」も、現実ではないという意味では同じだろう。

そうであるならば、自分の力で今目の前にある「現実」を変えてみることもできるだろう。

だってそれは、自分の身体に与えられた刺激を脳が処理して映し出しているだけなのだから。言い換えると、「現実」は自分の中にしかないのだから。自分の脳が作り出した自分の中にある「現実」は、自分で作り変えることもできる。

そう考えてみると、自分の脳の使い方次第で、つまり自分の考え方次第で、なんでもできるとも言える。少なくとも、そんな態度で生きていけば、今までと何かが違う人生になるのではないか。

一度そんな「現実」を考えてみてもいいかもしれない。

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