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シリーズ・留学を考える

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ここでもう一度、留学って一体何なのか、ということを、シリーズで書いてみようと思います。 留学って、多くの人が抱いているイメージ通りのものなのか? 留学を考えるだけで、何かが変わ…
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#ニュージーランドラグビー留学

シリーズ・留学を考える [29] - シリーズ最終回 そして留学とは?

留学を考えるシリーズ最終回。では結局留学っていったいなんなのかについて書いてみたい。 留学は経験だ。これは間違いない。日本とは違う経験をするために留学にいく。だから、留学をして日本と同じことをしていては、意味がない。 日本と違う経験をする3つの条件は、場所と人と時間を変えることだ。それまで暮していた場所と違うところで暮らし、それまで一緒に過ごしていた人と違う人と過ごし、それまでの時間の使い方と違う時間の使い方をする。 そうすることで、日本とは違う経験をして、日本とは違う

シリーズ・留学を考える [28] - こんな留学生がいた : 小学生からの長期留学

ここ数年、留学のお問合せの年齢が低くなってきている。 それにともなって、中学高校留学を始める年齢が、以前は日本の中学3年生の3学期から3年間が多かったけれど、中学2年生から4年間、中学1年生から5年間などの人が増えてきた。 留学を中学生から始めると、やはり英語力の伸びが違う。もちろん個人差はあるけれど、15歳と14歳では、英語力の、特に聞く力の伸びが異なると、長い間たくさんの留学生を見ていて感じる。 14歳で留学を始めた人は15歳で始めた人よりも、英語が聞けるようになる

シリーズ・留学を考える [24] - こんな留学生がいた : 日本の学校にはなじめなかったけれど

中学高校留学生の中には、日本の学校にはなじめなかった人もいる。 日本の中学校や高校に通いながら、なにか違和感を感じていた人。その違和感に耐えられなくなって学校に行かなかった人。学校が楽しくなくて行くのをやめた人。 いろんな理由があるけれど、共通しているのは、日本の学校の制度や教育、先生や生徒たちになじめなかったことだ。 もちろん、なじめなかったことはまったく悪いことではない。誰だってどの集団にもなじめないこともあるだろう。学校だけではなく、会社や地域、そして家族に違和感

シリーズ・留学を考える [23] - こんな留学生がいた : プロになったラグビー中学高校留学生たち

弊社の留学生にはラグビー留学生も多いけれど、現在その中の2人が日本でプロのラグビー選手として活躍している。 一人は石森大雄君、もう一人は濱野隼大君だ。 石森大雄君は、2006年からロトルアボーイズハイスクールで3年間のラグビー高校留学を始めた。当時は日本の高校生で3年間ニュージーランドでラグビー高校留学をする人はほとんどいなかったから、彼はパイオニアだ。 到着日にステイ先に会いに行ったことを昨日のことのように覚えている。15歳にしてはとてもしっかりしている人だなあと感じ

シリーズ・留学を考える [21] - NZ大学留学

ニュージーランドの大学留学やポリテク専門学校留学が、語学留学や中学高校留学と違うのは、世界で通用する高度な資格がとれることだろう。 特に大学でBachelor コースやMaster コースを修了すれば、学士や修士の資格がとれる。その資格は世界中どこでも通用するから、大学を卒業すると一気に活動の範囲が「世界」に広がる。たとえば、ロンドンやニューヨークで求人が出ていたらすぐに応募することができるし、世界中どの国の人材エージェントにも登録することもできる。もちろん、大学を卒業する

シリーズ・留学を考える [20] - NZラグビー中学高校留学

ニュージーランドがラグビー王国であることは、世界中の多くの人が知っている。 人口わずか500万人の小さな国が、なぜ長年にわたってラグビー王国と呼ばれることができるのか? 弊社のラグビー中学高校留学生が学ぶニュージーランドのラグビーのシステムを見ていると、その理由がわかる。 ニュージーランドには、いわゆるラグビーの強豪といわれる高校が何校かあって、部員が100名から300名程度いるところも多い。どの高校も年齢別やレベル別にたくさんのチームが作られる。その年によって部員数が

シリーズ・留学を考える [19] - 留学を考え始めたときからすでに留学は始まっている

留学は、留学先の国に降り立ったときから始まる、と思っている人もいるけれど、実はそうではない。 実際に留学にきた人には、必ず留学を考え始めた瞬間がある。テレビの情報、友達の言葉、読んだ本、ネットの情報など、あとから思い出せないこともあるけれど、この瞬間から留学を意識し始めた、という「とき」が誰にも必ずある。 最初はあこがれから始まる人も多いだろう。なんとなく留学に行きたいと思う。そしてしばらくそのまま時間が経って、ふとまだ自分は留学に興味があることに気づく。 じゃあとりあ

シリーズ・留学を考える [18] - 留学には破壊と再構築が必要

筋トレをすると筋肉細胞が破壊されて、それが元に戻るときに筋肉が太く大きく再構築されるらしい。 留学も同じだ。留学で、その人の生活が、その人の人生が、その人自身が太く大きくなるためには、破壊と再構築が必要だと思う。 留学は経験だ。場所と人と時間の全てが一気に変わる。 留学という経験をできるだけ活かすためには、場所と人と時間を「変える」だけではなく、「破壊」するくらいの経験をするのがいい。それまでの場所も人も時間も、それぞれ一旦壊す。 生活の変化や、ましてやそれまでの生活

シリーズ・留学を考える [17] - ゴールセッティングはとても大切

弊社の中学高校留学生には、学年の初めに毎年その年のゴールセッティングをやってもらっている。 その年の一年のゴール に加えて、5年後10年後20年後の大きな夢や目標も考えてもらう。遠くの夢や目標は、叶うか叶わないか、到達できるかどうかは 関係なく、今思っている大きな夢や目標を、何でもいいので考えて書いてもらう。 そしてそこから、今年のゴール、学期ごとのゴールを設定し、ゴール到達に向けて一週間ごとにそして今日何をしなければならないのかも具体的に考える。考えて書いてきてもらった

シリーズ・留学を考える [16] - 親御さんの役割

留学生活は留学生のものだけれど、日本で見守る親御さんが留学生活に与える影響は、想像以上に大きい。 ネットでいつでも誰とでも連絡が取れる時代だから、親御さんも自分が連絡を取りたいときに9,000キロ離れて留学している子どもに連絡ができる。 だから、ネット以前の時代と比べると、今は親御さんやご家族が、留学生に頻繁に直接連絡を取り、影響を与える。特に18歳以下の中学高校留学生に対しては、親御さんの一言が留学生活を大きく変えるきっかけになることもあるし、親御さんのその時の気持ちが

シリーズ・留学を考える [15] - 失敗する留学

失敗するのは怖いし、失敗するかもしれないと思うととても不安だ。 でも、人生一度もなんの失敗もしたことがないという人は、おそらくいないだろう。生きていると誰もが必ず失敗をする。 失敗は前提なのだ。 だから、失敗を避けることを最優先して、そこに多くの時間とエネルギーを注ぐのではなく、失敗したときに、そして失敗したあとに、どう考え、どう行動するのかに照準を合わせるべきだろう。 もちろん失敗しないに越したことはない。でも、失敗は必ずあるのだ。失敗のない人生を目指してしまうと、

シリーズ・留学を考える [14] - どんな状況になっても自分で生きていける力を身に着ける

昨日の「シリーズ・留学を考える [13] - 自分で考える態度を身に着ける」でも書いたけれど、時代や社会は急激に急速に変化しているし、今日と同じ明日が来るとはもう限らない。 そんなときには、自分で考えて判断して行動することに加えて、もう一つ身に着けておくべき力がある。 それは、どんな状況になっても自分で生きていける力だ。 自分の今いる場所、周りにいる人たち、そして時代は、好むと好まざるとにかかわらず、どんどん変化していく。そのうえ、明日は何が起こるかわからない。今までの

シリーズ・留学を考える [13] - 自分で考える態度を身に着ける

留学生たちには、留学生活を通して、自分で考える態度を身に着けてほしいと思っている。 インターネットが普及したころから、時代はそして社会は急速に急激に変わってきている。使う道具が変わり、コミュニケーションができる範囲が変わり、普段の生活が変わって、それぞれの人の行動も変わっている。数年前には考えられなかった世の中になっていることに誰もが気づく。 だから、一年前に誰かが言っていたことをそのまま実行しても、うまく行かないことも出てくる。その時はその人はそう言っていたし、自分もそ

シリーズ・留学を考える [12] - 現地でサポートする人からの影響

「シリーズ・留学を考える [3] - 出会う人を変える意味」でも書いたけれど、留学先の学校の生徒やホストファミリーなど日本では出会わなかった人との出会いで、留学生は日本とは違う成長のしかたをする。 そして、現地で留学生をサポートする私たちとの出会いも、留学生にとってはまた新しい出会いだ。弊社を通してニュージーランドに留学をしていなければ、留学生活で私たちとは出会わなかった。 だからこそ、私たちはたとえほんの少しでも、留学生たちが成長するようなサポートをしたいといつも考えて