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【近況】何にも書くことがないので
パソコンを広げて机に向かいはや2時間が経ったが、1文字も進んでいない。ただ初夏の気持ち良い風に吹かれてぐびぐびお茶飲んでただけである。
むっちゃんの日常の出来事の8割は頭の中で起こっている。思考をベースに何か書くこともできないではないが、やはり体験ベースのものと比べると「なんやこれは」といった仕上がりになってしまうことが多い。そう考えると、取材や体験をベースにしつつも、その余をすべて想像で構成し物語として成立させる小説家の剛腕たるや凄まじいものがある。
「何も書くことがないので閉店します」と頑固親父のように休んじまってもよかったのだが、今の俺が人に胸を張れることは休まずに続けることくらいであり、会心の作もパソコンを鯖折りしそうになるほどの駄作もたいして完成度に差はないのだから、いっそ「何も書くことがない」という題材で書いてしまうことにした。
そもそもなぜ書くことがないのかというと、これはむっちゃんの生活スタイルが原因である。寝食以外は勉強と筋トレ、散歩、塾の授業しかなく、毎日決まったことを延々と繰り返す。司法試験浪人としては健全、25歳としては大変退屈なこの生活にもずいぶん慣れてしまって、今ではけっこう気に入っている。ただ、書くことは本当にない。
正確には、面白いことがあったり思いついたとしても、記事を1本書けるほどのボリュームにならないのだ。なので、実は日記を読み返したりすると「こいつけっこう楽しそうやな」と思ったりする。つまり、人に語るに値しないほどの小さな幸せ不幸せがふわふわと漂っているのだ。
どうしたもんかなぁと2杯目のお茶を淹れていると、イマカノ(イマジナリー彼女)がバウムクーヘンの袋をバリっと開けながら言った。
「詰め合わせセットにしてみたら?」
雷がむっちゃんを脳天からつま先まで一閃。なんでそんな簡単なことに気づかなかったのか。書ける、書けるぞ。俺は笑顔でバウムクーヘンを差し出すイマカノにお礼を言って自室に駆け込んだ。なんてできた娘なんだ。もし実在したらば彼女をめぐって多くの血が流れただろう。
というわけで、来週からは何も書くことがなければ(思いつかなかったら)日常詰め合わせセットで乗り切ります。以下にサンプル置いときます。
また気が向いたら覗いてやってください。それでは。
アジカンの鳴る方へ
気分が落ち込んだ時やどうしようもなく腹が立つ時は、アジカンを聴覚に影響を来しかねない大音量で聴くと少し楽になる。事態が解決するわけではもちろんないのだが、「大丈夫、なんとかなる」と思える。今いる場所が辛くても、アジカンが鳴っている方へ歩いていけばきっと大丈夫だと思えるからかもしれない。音楽に救われたという表現は、そういう意味での道しるべになった音楽があるということなのではないか。
悪く思うなよ、ジョニー
オナニーをするのはいいとして、オナニーのために夜更かしするのはあまりにもジョニーに主導権を握られ過ぎである。いや、握ってるのはこっちの方なんですけどね。というわけで、日曜日までオナニー禁止令を発令する。最終目標は1週間に1回のペースに抑えることだ。悪く思うなよ、ジョニー。
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