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自由へのエニアグラム

 こんにちは、黄蝶アミです(^^♪                     先回に続きエニアグラムについてです。

 オスカー・イチャーゾが設立したアリカ研究所で学んでいたマーク・カフェル博士のインタビュー動画で、エニアグラムのことを絶賛していたのを見て以来、知的好奇心が抑えられなくなり色々調べた結果(アバウトに)、今現在の理解度でお話します。(まだまだ理解度低いですが...)

日本に広まっているエニアグラムの系譜は

 日本におけるエニアグラムのベースになっているのは、ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソンさん、鈴木秀子さんなどですよね。      書籍に書かれている内容もとても分かりやすく論理的且つ実践的で素晴らしいと思いました。自己成長、人間関係において、とても役に立つものだと思います。

 しかし、インタビュー動画の中でマーク・カフェル博士は言っています。

 「アリカでイチャーゾと共に研究し、エニアグラムを世に広めた精神科医のクラウディオ・ナランホは、哲学的な相違により、途中でアリカを出て行ってしまったため、エニアグラムの研究の完成を見届けていないんだ」と。

 そして、「今広まっているエニアグラムの本はナランホから継承されているもので、それは最後まで連れて行ってはくれないんだ」と。

 ・・・そんな意味深なこと言われたら、それはもう気になって仕方がなくなります。                                 “最後まで連れていってくれるエニアグラム“とは、いったいどういうものなのでしょうか?

↓2011年に収録されたマーク・カフェル博士のインタビュー動画です。


「自由へのエニアグラム」            イーライ・ジャクソンベア著

 ある日、本屋さんで「自由へのエニアグラム」という本を見つけました。パラパラ~っと立ち読みした時、こ、これは、最後まで連れて行ってくれそうなヤツだ!って直感的に思いました。

 なぜなら、今まで見たエニアグラムの本と違っていたからです。     分かりやすくタイプを知るためのチェックシートはなく、「囚われ」「罠」「恐れ」など、人の心の痛いところを突いてくるキーワードばかり出てきます。それぞれの内容をしっかり読み込んで、自分のタイプを探っていくというスタイル。ポップな部分は少しもありません。              更に第3部のタイトルは、~目覚めーエッセンス、超越、そして静寂~...超スピリチュアルです。

 私は年齢や経験を重ねてきて、そして長い体調不良の期間を経て、ポジティブよりもネガティブな部分に注目した方が良いと思うようになりました。その方が自分自身への誤認を避けられるし、囚われを外していくことに取り組んだ方が、ダイナミックに自己探求、自己変容が進み結果として人間関係にもすごく役立つと思うようになったからです。

 そういった点からもこの本が発する強いエネルギーを感じました。        作者がエニアグラムの道を追求するに至った経緯を少しだけご紹介します。       

 作者のイーライ・ジャクソンベア氏は、24歳の時に死と直面し、覚醒体験が起こったそうです。世界が消え、死を越えた不滅の意識、空、静寂として自己を体験しました。                         当時はベトナム戦争の最中で、どうしたらこの世の苦しみに終止符を打てるのか、その方法を知ることが最大の望みでしたがその覚醒体験の後、自分と同じ体験をしてもらうことが出来れば、誰もが自由になれる、と確信したそうです。

 しかし自分が体験したことを他人に体験してもらう方法が分からず、そこからスピリチュアルな探求の旅を始めます。        

 1980年代にクラウディオ・ナランホからエニアグラムを学びましたが、それは、パーソナリティを紐解くためのシステムとしてのものだったため、とても制限的に感じたそうです。

 その後長い年月をかけて独自の視点でエニアグラムの源泉を探し続け、遂にレバノンのドゥールーズ派とピタゴラスの繋がりを発見し、エニアグラムと結びつけました。ドゥールーズ派に伝わる聖なる教えは古代ギリシア時代にピタゴラスが教団を立ち上げてから現在に至るまで秘密裡に継承されてきたものです。

 彼は今も尚、人々の魂を自由へ導くために“解放へのエニアグラム”として、執筆やリトリートを世界中でおこなっています。

・・・最初から最後までスピリチュアルですよね。ピタゴラスのお話など、私には難しくてよく分からない部分も多いのですが、古代からあるこういった教えが歴史の洗礼を経て現在も秘密裡に伝わっている、というところがとても神秘的且つ説得力があり、興味をそそられます。

なぜアリカのエニアグラムが世間に広まっていないのか?

 エニアグラム図を現代西洋世界に紹介したのは、19世紀後期生まれの神秘思想家G・Iグルジェフ。彼は中央アジアのミステリースクールで学んだと言っています。

 グルジェフに次いで西洋にエニアグラムを広めたのが、チリのアリカで活動していたオスカー・イチャーゾです。アリカ研究所は元々スピリチュアリティを学ぶために設立されたものだそうです。そこにイチャーゾ独自の解釈に基づくエニアグラムもありました。

 ではなぜ、人間の魂を “最後まで連れて行ってくれる”というアリカのエニアグラムがあまり世に広まっていないのでしょうか。     

 そのヒントは、ピタゴラス学派の教えが今でも受け継がれているドゥールーズ派の大学教授が、あるインタビューに答えた内容にありそうです。

「受け入れの態勢のできていない人に真実を明かすことは、同時に3つの罪を犯すことになります。つまり、それを聞いた人は真実を信じなくなり、相手に関して誤った考えを持ち、真実は無意味だと言うようになるのです。」~「自由へのエニアグラム」第一部 聖なるエニアグラムのルーツ より~

 秘密を受け取る準備が出来るまでには、何度も生まれ変わって学びと浄化の人生を繰り返す必要があるとも信じられてきたそうです。

 ・・・深淵すぎます。

でも、深みにハマっていきそうな予感もします。

 勿論、広まっているナランホから繋がるエニアグラムも高いレベルで研究、検証され、多くの人、企業が取り入れて効果を出している素晴らしいものです。                                沢山の書籍も出ていて、色々な角度から学ぶことができ、深い気づきを得ることもできるので、自分の世界を狭める必要は全くないと思っています。                 何よりも、知ることは楽しいですよね(^^)

それでは今日はこのあたりで。

最後までお読み頂きありがとうございます♡


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